パブリック フォルダー

パブリック フォルダー用のサービスは、パブリック フォルダーのコンテンツおよび権限を元の場所にリストアすることのみに対応しています。パブリック フォルダーのデータを保護するには、偽装アカウントを使用する必要があります。

Cloud Backup for Microsoft 365 は、アプリ プロファイル認証を使用してパブリック フォルダー メタデータをバックアップすることに対応しています。パブリック フォルダー メタデータを保護するには、パブリック フォルダー メタデータのバッ クアップが有効になっており、かつ Microsoft Entra ID Exchange 管理者 ロールがアプリに割り当てられていることを確認してください。

パブリック フォルダー バックアップは、偽装アカウントに関連付けられている権限を使用して操作を実行します。偽装アカウントを構成するには、バックアップ設定の構成 を参照してください。偽装アカウントとパブリック フォルダーの推奨比率は 1:500 です。偽装技術の詳細については、Exchange の偽装と EWS を参照してください。偽装アカウントの構成については、以下の条件を満たす必要があります。

    偽装アカウントは Exchange Online 製品のライセンスを持っている必要があります。

    このユーザーは、パブリック フォルダーの 所有者 権限も持っている必要があります。

AvePoint Online Services インターフェイスでパブリック フォルダー用の偽装アカウントを構成している場合、2023 6 月のリリース以降、偽装アカウントは Cloud Backup for Microsoft 365 に同期されます。Cloud Backup for Microsoft 365 インターフェイスの 設定 > バックアップ ページで、偽装アカウントを確認して構成することできます。 

パブリック フォルダーの自動検出を実行する場合、テナントに以下のアプリのうち 1 件以上が構成されていることを確認してください。

    Cloud Backup for Microsoft 365 (Exchange 権限) サービス アプリ

    最低 Exchange Online 権限を持つ Microsoft 365 既定のアプリ

    必要な権限を持つカスタム アプリ プロファイル

アプリ プロファイルの作成に関する詳細については、アプリ プロファイルの作成 を参照してください。アプリ権限については、Microsoft 365 アプリ プロファイルの必須権限 を参照してください。

パブリック フォルダー サービスの場合、以下の点に注意してください。

    Exchange Online メールボックスおよびパブリック フォルダーの固有 ID として、メールボックス アドレスの代わりにオブジェクト ID を使用します。この変更は、Cloud Backup for Microsoft 365 サービスおよびスタンドアロン ツールの両方で行われました。これにより、同じアドレスで再作成されたメールボックスは同じものと認識されなくなります。そのため、リストア、エクスポート、または削除のためのすべてのバックアップ データを確実に検索するように、より広範囲な検索が必要になる場合があります。名前が変更されたメールボックスは、以前のバックアップ データが関連付けられた新しい名前でのみ検索でき、変更前の名前がその行に表示されます。

    Multi-Geo が有効になっているサブスクリプションの場合、パブリック フォルダーは AOS の中央場所でのみ保護可能です。

アプリ プロファイル準備の完了後、AvePoint Online Services インターフェイスの 自動検出 に移動し、Cloud Backup for Microsoft 365 で保護する パブリック フォルダー のスキャン プロファイルを構成します。詳細については、Microsoft 365 の自動検出 を参照してください。

自動検出スキャン ジョブの完了後に、Cloud Backup for Microsoft 365 インターフェイスに移動し、バックアップ サービスを有効にすることができます。

    初めて Cloud Backup for Microsoft 365 にサインインする場合、バックアップ ウィザードの設定 を参照してください。

    バックアップ サービスを有効化して管理するには、以下の説明を参照してください。

バックアップの監視・管理

バックアップ範囲の変更

バックアップ頻度の変更

AvePoint Cloud Backup 用設定の構成

通知の構成

バックアップの無効化