バックアップ ウィザードの設定

Cloud Backup for Microsoft 365  に初めてログインする際に、オンボーディング ウィザードが表示され、バックアップ サービスを有効にする前に準備の確認を実行することができます。

AvePoint Cloud Backup Express の利用を開始するには、先に AvePoint Cloud Backup Express Microsoft 365 テナントをアクティブ化してください。Microsoft テナントが別のバックアップ コントローラーによって保護されている場合、そのバックアップ コントローラーによる保護は停止され、猶予期間になります。猶予期間中に、バックアップ設定を構成することができます。最初のバックアップは猶予期間の終了後に自動開始されます。

*以下のことに注意してください。

    組織に Multi-Geo が有効になっている場合、AOS で複数の地域に割り当てられたユーザーは地域を選択する必要があります。ユーザーに割り当てられている地域が 1 件のみの場合、該当する地域の Cloud Backup インスタンスに自動的にリダイレクトされます。

    北ヨーロッパ (アイルランド)ドイツ中西部 (フランクフルト)オーストラリア南東部 (ビクトリア州) データ センターで AvePoint Online Services にサインアップし、バックアップ データの保護に AvePoint Azure ストレージ を使用するサブスクリプションを購入した場合、Cloud Backup for Microsoft 365 AvePoint Online Services へのサインアップに使用したデータ センター内のデータを保存します。

Cloud Backup for Microsoft 365 でバックアップ データの異なるストレージ地域を選択する場合は、以下の説明を参照してください。

i.    希望のデータ センターで AvePoint Online Services にサインアップします。

ii.   AvePoint Online Services アカウントをアクティブ化しますが、Cloud Backup for Microsoft 365 にログインしないでください。

iii.  その他の支援が必要な場合、AvePoint サポートまでお問い合わせください。

Cloud Backup for Microsoft 365 インターフェイスに初めてサインインする場合、以下のストレージ地域が利用できます。

*注意:この機能は、マーケットプレイスから Cloud Backup for Microsoft 365 を購入したお客様、または Multi-Geo が有効になっているお客様に対してサポートされていません。

AOS にサインアップしたデータ センター

Cloud Backup for Microsoft 365 に利用可能なストレージ地域

北ヨーロッパ (アイルランド)

北ヨーロッパ (アイルランド)

カタール中部 (ドーハ)

ドイツ中西部 (フランクフルト)

ドイツ中西部 (フランクフルト)

アラブ首長国連邦 (ドバイ)

オーストラリア南東部 (ビクトリア)

オーストラリア南東部 (ビクトリア)

ニュージーランド北島 (オークランド)

 

BYOS サブスクリプションの場合、ストレージの場所 ページで、バックアップ データを自分のストレージに保存するカスタム ストレージ場所を構成する必要があります。保存されると、ストレージ場所の情報は変更できないことに注意してください。サービス プロバイダーからバックアップ サービスを購入し、かつサービス プロバイダーが既に BYOS ストレージの場所を構成した場合、このページでストレージ情報は読み取り専用になります。

バッグアップ サービスの利用を開始する方法については、以下の説明を参照してください。

1.   バックアップ モジュール ページで、有効化するサービスを 1 件以上を選択する必要があります。既定では、選択されているサービスが存在しません。AvePoint Cloud Backup サブスクリプションと AvePoint Cloud Backup Express サブスクリプションの両方を持っている場合、各サブスクリプションのサービスを個別に選択することができます。[後で設定] クリックして以下のステップをスキップし、サービスを有効化せずに Cloud Backup for Microsoft 365 のホームページに移動できます。

2.   有効にするバックアップ モジュールを選択した後、[次へ] をクリックします。

*注意:AvePoint Could Backup を使用して Teams チャット サービスを選択して [] をクリックすると、ポップアップ ウィンドウが表示され、Teams チャットを保護する API を選択する必要があります。Teams チャット API は、後で 設定 > バックアップ で変更することができます。

3.   バックアップ構成 ステップで、選択したバックアップ サービスのスキャン プロファイルが存在するかどうか、アプリに十分な権限が付与されているかどうかを確認することができます。

    AvePoint Online Services インターフェイスの アプリ管理 ページに移動し、アプリ プロファイルを構成します。各バッグアップ サービス用のアプリについては、アプリ プロファイル認証 を参照してください。

    AvePoint Online Services インターフェイスの 自動検出 に移動し、Cloud Backup for Microsoft 365 で保護するオブジェクトのスキャン プロファイルを構成します。詳細については、Microsoft 365 の自動検出 を参照してください。

4.   AvePoint Cloud Backup を使用してパブリック フォルダーを保護する場合、設定 > バックアップ ページで偽装アカウントを構成する必要があります。パブリック フォルダー バックアップは、偽装アカウントに関連付けられている権限を使用して操作を実行することに注意してください。偽装アカウントとパブリック フォルダーの推奨比率は 1:500 です。偽装技術の詳細については、Exchange の偽装と EWS を参照してください。

構成された偽装アカウントは、以下の条件を満たす必要があります。

    偽装アカウントは Exchange Online 製品のライセンスを持っている必要があります。

    このユーザーは、パブリック フォルダーの 所有者 権限も持っている必要があります。

5.   AvePoint Cloud Backup を使用して Teams チャットを保護する場合、バックアップ構成 ページで Teams チャット メッセージのバックアップ期間をカスタマイズする必要があります。保存されると、バックアップ期間は変更できないことに注意してください。

6.   バックアップ範囲 ページで、選択したすべてのサービスに対して既存のすべてのコンテナーおよび今後登録されるオブジェクトが自動的に含まれる 既存のコンテナーおよび今後追加されるコンテナー内のすべてのオブジェクト オプションを選択できます。各サービスのバックアップ範囲をカスタマイズする場合、各サービス タイプのカスタム バックアップ範囲 を選択します。各サービスに 既存のコンテナーおよび今後追加されるコンテナー内のすべてのオブジェクト オプションを選択して、既存のすべてのオブジェクトおよび今後追加されるコンテナーをバックアップ範囲に含めるか、カスタム バックアップ範囲 を選択してバックアップするコンテナーを含めることができます。

コンテナーに含まれているオブジェクトを表示するには、コンテナーの隣にある 展開 () ボタンをクリックします。

オブジェクトを検索するには、検索ボックスにオブジェクト名を入力して、キーボードの Enter キーを押します。

7.   バックアップするオブジェクトの選択が完了した後、[バックアップの開始] をクリックして構成を保存し、バックアップ ジョブを開始します。

*注意: 対応するオブジェクト タイプのバックアップ サービスが無効になっている場合、[バックアップの開始] をクリックしても、そのオブジェクト タイプのバックアップ ジョブは開始されません。