Teams チャット

Teams チャット サービスは、Teams 1:1 のチャットおよびグループ チャットを保護することができます。

既定の Microsoft Graph API の場合、外部ユーザーが開始したチャットのバックアップはサポートされていないが、外部ユーザーを含む内部ユーザーが開始したチャットは保護することができます。Teams Export API モデル B の場合、テキストのみを保護することができます。

中国の 21Vianet が運営する Microsoft 365 を利用しているユーザーの場合、Microsoft Graph API を使用した Teams チャット バックアップ サービスが Cloud Backup for Microsoft 365 で利用可能になりました。API の制限により、ホストされたコンテンツのバックアップに対応していません。

Teams チャットのバックアップを有効にするには、以下の説明を参照してください。

1.   AvePoint Online Services インターフェイスで カスタム アプリ プロファイル を構成し、必要な権限を追加します。Teams チャット サービスは、カスタム アプリ プロファイル 認証の使用のみに対応しています。カスタム アプリの作成に関する詳細については、カスタム Azure アプリの作成 を参照してください。カスタム アプリに必要な権限の詳細については、Microsoft 365 アプリ プロファイルの必須権限 を参照してください。

2.   アプリ プロファイル準備の完了後、AvePoint Online Services インターフェイスの 自動検出 に移動し、Cloud Backup for Microsoft 365 で保護する Microsoft 365 ユーザー のスキャン プロファイルを構成します。詳細については、Microsoft 365 の自動検出 を参照してください。

3.   自動検出スキャン ジョブの完了後に、Cloud Backup for Microsoft 365 インターフェイスに移動し、バックアップ サービスを有効にすることができます。

以下のことに注意してください。

    Teams チャットを保護するには、既定の Microsoft Graph API または Microsoft Graph Teams Export API へのアクセス権を持っている必要があります。2023 5 18 日より、オンライン フォーム および保護された API 承認プロセスが必要ではなくなったことに注意ください。ユーザーなしでアクセスするための要件 (https://learn.microsoft.com/en-us/graph/auth-v2-service) が満たされている限り、保護された API を呼び出すことができます。API の使用に支払い必要があるため、Microsoft Graph で従量制課金 API とサービスを有効にする に記載されている説明を参照して、課金目的でアプリケーションのアクティブ Azure サブスクリプションを設定する必要があります。

    Cloud Backup for Microsoft 365 Microsoft Teams チャット サービスは、既定の Microsoft Graph API または Microsoft Graph Teams Export API モデル B を使用して、バックアップ用に Microsoft Teams チャットから Teams チャット メッセージの取得に対応しています。model=B の要件 では、1 件のメッセージにつき $0.00075 をアプリ作成者に課金され、保護するチャット メッセージが大規模存在する場合、多額の費用がかかる可能性があることに注意してください。この Microsoft 記事、バックアップされる可能性のある Teams チャット メッセージ数を見積もることができます。

    Microsoft 365 管理センターのメッセージ数は、レポートのエクスポート時に定義した特定の期間のものであり、合計量全体ではありません。さらに、Microsoft Export API はユーザー レベルでのエクスポートのみに対応しているため、複数ユーザーが存在するグループ チャットがある場合、これらのすべてのユーザーが範囲に含まれている場合、同じメッセージが複数回エクスポートされます。つまり、Cloud Backup によってバックアップされるメッセージ数は、Microsoft 管理センターのレポートのメッセージ数より多くなる可能性があります。確認のため、ジョブ終了後にジョブ レポートでバックアップ チャット メッセージ数を確認し、Microsoft からの請求書と比較することができます。必要に応じて、エクスポートのユーザー範囲を制限することもできます。例えば、Microsoft 365 管理センターのレポートで、過去 180 日間の Teams チャット メッセージ数が 1000 件であることを示しています。1 年を通して約 2000 件のメッセージ数になります。Microsoft 365 エクスポート API には重複排除論理がないため、これらのすべてのユーザーが範囲に含まれている場合、同じメッセージが複数回エクスポートされます。つまり、すべてが 1:1 のチャットである場合、エクスポート API によって課金されたメッセージ数は約 4000 件メッセージに倍増します。チャットのほとんどが複数のユーザーによるグループ チャットである場合、費用はさらに高くなります。

    ユーザーがグループから削除されている場合、グループ チャット メッセージを保護することはできません。

    サポートされているデータ タイプの詳細については、Teams チャット データ タイプ を参照してください。テナント内に大量のチャット メッセージが存在する場合、多額の費用がかかる可能性があることに注意してください。

詳細については、以下の内容を参照してください。

    初めて Cloud Backup for Microsoft 365 にサインインする場合、バックアップ ウィザードの設定 を参照してください。

    バックアップ サービスを有効化して管理するには、以下の説明を参照してください。

バックアップの監視・管理

バックアップ範囲の変更

バックアップ頻度の変更

AvePoint Cloud Backup 用設定の構成

通知の構成

バックアップの無効化