オブジェクトを移行する移行の実行

移行プロジェクト内の Microsoft Teams チャット マッピングが移行に向けて準備が整っている場合、オブジェクトを移行するマッピングの移行を実行することができます。

マッピングの移行を実行するには、以下の説明を参照してください。

1.   左画面で [プロジェクト] をクリックして プロジェクト ページにアクセスして、実行するプロジェクトのプロジェクト名をクリックします。

2.   プロジェクト マッピング ページで、移行を実行するマッピングを選択します (複数選択可能)

3.   マッピングの移行を初めて実行する場合、[移行] をクリックして、完全移行 を選択して移行元チャット ユーザーのすべてのチャット オブジェクトを移行します。

完全移行 パネルで、移行に対して購入したユーザー シート / チャット ユーザーが十分であるかどうかを表示することができます。利用可能なユーザー シート / チャット ユーザーが十分である場合、パネルに サブスクリプション十分 が表示されます。利用可能なユーザー シート / チャット ユーザーが不十分である場合、パネルに サブスクリプション不足 の警告が表示されます。

特定の日時で移行を実行するには、パネルで移行スケジュールを構成することもできます。

4.   [実行] をクリックして移行を実行します。移行スケジュールを構成した場合、移行は構成した日時に基づいて実行されます。移行スケジュールを構成しない場合、移行はただちに実行されます。

以前にマッピングの完全移行を実行したことがある場合、増分移行の実行を選択して、前回の移行以降に新しく作成・変更された移行元チャット オブジェクト、および以前の移行のエラー チャット オブジェクト・警告付きチャット オブジェクトを移行先に移行することもできます。

*注意: 増分移行ジョブは、SharePoint Online の変更ログに基づいて、新規作成・変更された移行元データを移行します。データの変更ログの保持期間は 60 日です。保持期間以内に増分移行ジョブを実行することを推奨します。

マッピングの移行の開始後、移行を停止する場合、マッピングを選択して [停止] をクリックし、選択したマッピングの移行は停止されます。停止されたマッピングの別の移行を実行する場合、移行は最初から開始されます。

マッピングの ステージ [日時] に実行 リンクをクリックすることでマッピングの移行スケジュールを変更することができます。または、マッピング スケジュールが構成されたマッピングを選択することでマッピングの移行スケジュールを一括変更するには、[移行] をクリックして スケジュールの変更 を選択します。右パネルで、新しいスケジュールに基づいてマッピングを実行する新しいスケジュールを選択するか、スケジュールなし を選択してマッピングの移行を停止します。[保存] をクリックして更新を保存します。 

Teams チャット移行の追加注意事項

    OneDrive 内のユーザーのデータに対して、Fly Microsoft Teams チャット ファイル フォルダー内のファイルのみを移行します。全移行プロセス中に、Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーのデータ構造を変更しないことを推奨します。例: Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーの移動・削除・名前の変更、Microsoft Teams チャット ファイル フォルダー内のファイルの削除・名前の変更、Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーからファイルの移動。完全移行ジョブを実行したオブジェクトに対して、追加の完全移行ジョブを実行する前にデータの構造を変更したい場合、またはオブジェクトの増分移行ジョブを実行する場合、以下のことに注意してください。

移行元で Microsoft Teams チャット ファイル フォルダー内のファイルを移動・削除・名前変更した場合、移行先チャットのこれらのファイルへのリンクは次回の移行ジョブ後に使用できなくなります。

移行元で Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーの名前を変更した場合、移行元で新しいファイルをアップロードした後、Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーは再作成されます。次回の移行ジョブでは、再作成された Microsoft Teams チャット ファイル フォルダー内の新しいファイルのみを移行できます。移行先チャットの以前移行されたファイルへのリンクは利用できません。

移行元で Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーを移動または削除した場合、移行先チャットのこれらのファイルへのリンクは次回の移行ジョブ後に使用できなくなります。

    同じ移行元チャットに存在するチャット ユーザーの移行マッピングを同時に実行する場合、移行先でのチャットの重複を避けるために、Fly は最初に取得したチャットとチャット ユーザーを移行します。例えば、ユーザー A とユーザー B の両方がチャット A に存在し、移行中にユーザー A が最初にチャットを取得した場合、Fly はチャット A とユーザー A を移行し、ユーザー B のチャット A を除外します。このケースでの後の移行では、ユーザー B のマッピングのみを実行し、ユーザー A のマッピングを実行しない場合、Fly は前回移行されたチャット メッセージからユーザー B のチャット A を移行します。

    移行後、移行中に新しく作成された移行先チャットを以下のように管理したい場合は、アシスト ツールを実行してアシストすることができます。

ユーザー マッピングが正しくないために移行先チャット メンバーが正しくない場合、またはチャット メッセージが移行元と同じでない場合は、プレースホルダーを保持して特定の移行先チャットからその他のチャット メンバーを削除します。

すべてのチャットが正しく移行されている場合、すべての移行先チャットから同意ユーザーとプレースホルダー アカウントを削除します。

ユーザー マッピングが正しくないためにユーザーが正しくない場合、すべての移行先チャットから特定のユーザーを削除します。

詳細については、チャット移行アシスト ツール を参照してください。

    ユーザー マッピングを構成する際に、移行元チャット メンバーを予期しない移行先ユーザーにマッピングしてしまい、それらの移行先ユーザーが移行先のチャットおよびチャット メッセージを表示できないようにする場合は、チャットをユーザーに非表示にするツール の手順を参照してそれらのユーザーに対してチャットを非表示にすることができます。

    すべての移行の完了後、移行先チャット ユーザーが移行されたすべてのメッセージを既読としてマークする場合、クイック マーク用のツールを実行することができます。詳細については、移行済みメッセージを既読にマークするツール を参照してください。