Fly は、移行元データの移行方法を定義するために、Microsoft Teams 移行用の複数のカスタム機能を提供します。機能を使用するには、以下の情報を参照してください。
•ConversationTimeZone – 移行された会話および Planner タスク コメントに、どの移行先タイム ゾーンを使用するかを定義します。
*注意: 構成したタイム ゾーンのシステム言語は、Fly エージェント サーバーのシステム言語と同じである必要があります。
o 既定では、クラシック方法を使用した移行の場合、移行先で移行された会話および Planner タスク コメントの投稿時間は UTC タイム ゾーンを使用します。
ConversationTimeZone=timezone 文字列を追加し、timezone を目的のタイム ゾーンに置き換えることで、移行先のタイムゾーンをカスタマイズすることができます。
o 詳細方法を使用した移行では、移行先チャネルが標準チャネルである場合、移行先に投稿されたメッセージの移行先タイムゾーンは、移行先チームにアクセスするマシンと同じになり、この文字列はそれらのメッセージに適用されません。
HTML ファイルおよび Planner タスク コメントとして移行されたメッセージ、または移行先チャネルがプライベート チャネルである場合は、ロジックはクラシック方法を使用した移行と同じです。
•EnsureGroupWaitTimes – 移行における移行先チームを取得するための再試行回数を定義します。既定では、移行先チームを最初に取得できない場合、10 回再試行します。
既定の 10 回の取得回数が要求を満たさない場合、EnsureGroupWaitTimes=" " 文字列を追加し、カスタムの整数を文字列値として構成します。
また、Fly は毎回、既定間隔に従って、移行先のチームを取得します。1 回目の間隔は 10 秒、2 回目の間隔は 20 秒、その後の各間隔は 10 秒ずつ増加します。取得間隔をカスタマイズするには、RetryIntervalTime=" " 文字列を追加し、カスタムの整数を文字列値として構成します。たとえば、文字列の値として 20 に設定する場合、1 回目の間隔は 20 秒になり、2 回目の間隔は 40 秒になり、その後の各間隔は 20 秒ずつ増加します。
•MessageLengthLimitation – チャネル会話メッセージの文字数制限を定義します。既定では、メッセージの長さが 28,000 文字を超過すると、メッセージは HTML ファイルとして移行されます。
MessageLengthLimitation=" " 文字列を追加し、目的の正の整数を文字列値として構成することで、許可する文字数をカスタマイズすることができます。
•MergeReplysInMessage – 移行におけるチャネル会話メッセージおよびその返信メッセージを 1 つのメッセージにマージするかどうかを定義します。既定では、FLY は移行元会話メッセージおよびその返信メッセージを個別のメッセージとして移行します。
スロットリングを軽減するために、MergeReplysInMessage=true 文字列を追加し、移行におけるそれらのメッセージを 1 つのメッセージにマージすることを選択できます。(詳細方法を使用してプライベート / 標準チャネルを標準チャネルに移行する場合、マージ機能は使用できません。Fly は移行元会話メッセージとその返信メッセージを個別のメッセージとして移行します)。
この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。
•MergeTaskComments – 移行におけるタスクの移行元コメントをすべて移行先の 1 件のコメントにマージするかどうかを定義します。既定では、タスクのコメントを 1 件のコメントにマージしません。
コメントをマージする場合、MergeTaskComments=true 文字列を追加します。この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。
•MigrateNoneTemplate – 移行元チームがクラス /PLC/ スタッフチームである場合、移行先チームを通常のチームとして作成するかどうかを定義します。既定では、移行元と同じチーム タイプを使用して移行先チームを作成します。
移行先チームを通常のチームとして作成する場合、MigrateNoneTemplate=true 文字列を追加します。この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。
•UpdateTeamMentionToTargetName – 移行先で移行された会話にメンションされたチームの後ろに移行元のチーム名を表示するかどうかを定義します。既定では、メンションされたチームの移行元メール アドレスを移行先メール アドレスに置き換えることのみを実行し、送信先でメンションされたチームの後ろに移行元チームを表示しません。
メンションされたチームの後ろに移行元チームも表示する場合、UpdateTeamMentionToTargetName=true 文字列を追加します。この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。
SharePoint データの移行方法を定義するには、SharePoint サイトへの移行 のカスタム機能を参照してください。
Exchange データの移行方法を定義するには、Exchange 移行 のカスタム機能を参照してください。