Fly は、SharePoint データの移行方法を定義するために、SharePoint Online/OneDrive for Business、Microsoft Teams、Microsoft 365 Groups 移行用の複数のカスタム機能を提供します。機能を使用するには、以下の情報を参照してください。
•DisableAnyoneWithLink – ''リンクを持つすべてのユーザー'' を移行するかどうかを定義します。既定では、移行元 ''リンクを持つすべてのユーザー'' を移行しません。
リンクを移行する場合、DisableAnyoneWithLink=false 文字列を追加します。
•DefaultPageLayout – 移行元ページのレイアウトが移行先で無効である場合、移行先でページの作成に使用される既定のページレイアウトを定義します。既定では、DefaultLayout.aspx は既定のページ レイアウトとして使用されます。
DefaultPageLayout=page layout 文字列を追加し、page layout を目的のページ レイアウトの名前に置き換えることで、異なるサイトページ レイアウトを使用するように選択することができます。
•DefaultSiteTemplate – 移行元サイト テンプレートが移行先で無効である場合、移行先でサイトの作成に使用する既定のサイト テンプレートを定義します。既定では、STS#3 サイト テンプレートは既定のサイト テンプレートとして使用されます。
DefaultSiteTemplate=site template ID 文字列を追加し、site template ID を目的のサイト テンプレート ID に置き換えることで、別のサイト テンプレートを使用することができます。
•ExcludeBuiltInViewByNames – 移行における Built-in フォームを除外するかどうかを定義します。既定では、移行における以下のフォームを除外します。
o DispForm.aspx
o NewForm.aspx
o EditForm.aspx
o Combine.aspx
o repair.aspx
o Upload.aspx
o Thumbnails.aspx
o SharedWithMe.aspx
o GroupDocuments.aspx
o SharedWithGroup.aspx
これらのフォームをすべて移行する場合、ExcludeBuiltInViewByNames="" を追加することができます。上記フォームまたはその他のカスタム フォームの 1 つまたは複数を除外する場合、フォーム名を文字列の値として構成します。例: ExcludeBuiltInViewByNames=DispForm.aspx;NewForm.aspx
•ExcludeContentAndStructureReports – 移行における コンテンツと構造のレポート リストを除外するかどうかを定義します。既定では、移行元 コンテンツと構造のレポート リストを移行しません。
コンテンツと構造のレポートリストを移行する場合、ExcludeContentAndStructureReports=false 文字列を追加します。
•ExcludeHiddenLists – 移行における隠しリストを除外するかどうかを定義します。既定では、移行元隠しリストを移行しません。
隠しリストを移行する場合、ExcludeHiddenLists=false 文字列を追加します。
•ExcludeListTemplateGallery – 移行におけるリスト テンプレート ギャラリーを除外するかどうかを定義します。既定では、移行元リスト テンプレート ギャラリーを移行しません。
リスト テンプレート ギャラリーを移行する場合、ExcludeListTemplateGallery=false 文字列を追加します。
•ExcludeMasterPageGallery – 移行におけるマスター ページ ギャラリーを除外するかどうかを定義します。既定では、移行元マスターページ ギャラリーを移行しません。
マスターページ ギャラリーを移行する場合、ExcludeMasterPageGallery=false 文字列を追加します。
•ExcludeStyleLibrary – 移行におけるスタイル ライブラリを除外するかどうかを定義します。既定では、移行元スタイルライブラリを移行しません。
スタイルライブラリを移行する場合、ExcludeStyleLibrary=false 文字列を追加します。
•ManagedMetadataMigrationPolicy – 移行元の管理されたメタデータ データの移行範囲を定義します。既定では、移行元用語セットと関連付けられる親用語セット、および用語セット内のすべての用語のみを移行します。
ManagedMetadataMigrationPolicy=number 文字列を追加し、number を以下のいずれかに置き換えることで、異なる範囲を定義することができます。
o 0 – 関連する移行元の管理されたメタデータ サービスを移行しない
o 1 – 移行元用語および関連付けられる親用語のみを移行する
o 2 – 移行元用語セットと関連付けられる親用語セット、および用語セット内のすべての用語のみを移行する
o 3 – 関連付けられる管理されたメタデータ サービス全体を移行する (関連する移行マッピングがサイト コレクション レベルに存在することを確認します。)
•MigrateRetentionLabel – 移行元ファイルに適用されている保持ラベルを移行するかどうかを定義します。既定では、移行元ファイルに適用されている保持ラベルを移行します。
保持ラベルを移行しない場合、MigrateRetentionLabel=false 文字列を追加します。
•PackageCountCapacity – 高速移行におけるアイテムのパッケージ サイズ上限を定義します (アイテム数で計算します)。既定のパッケージ サイズの上限 (250 件のアイテム) は、変更しないことをお勧めします。詳細については、Microsoft の ベスト プラクティスと特別な注意事項 記事を参照してください。
•PackageSizeCapacity – 高速移行におけるアイテムのパッケージ サイズ上限を定義します (アイテム サイズで計算します)。既定のパッケージ サイズの上限である 250 MB は、変更しないことをお勧めします。詳細については、Microsoft の ベスト プラクティスと特別な注意事項 記事を参照してください。
(移行ジョブは、PackageCountCapacity と PackageSizeCapacity のどちらが先に使用するかに依存します。)
•RestoreManagedNavigationSetting – 管理されたナビゲーション設定を移行するかどうかを定義します。既定では移行元管理されたナビゲーション設定を移行せず、移行先設定を保持します。
設定を移行する場合、RestoreManagedNavigationSetting=true 文字列を追加します。
•ValidateFileSize – 移行元からダウンロードしたファイルのファイル サイズが実際のファイルサイズと一致する場合に検証を実行するかどうかを定義します。既定では、検証を実行します。(ValidateFileSize=false 文字列を設定することで、ファイルサイズの検証を実行しないことを選択できます)。
この機能を有効にすると、以下の機能文字列が動作します。
o ValidateFileSizeErrorInByte – エラー範囲を定義します。既定値が 5 バイトです。エラー範囲が 5 バイトを超過する場合、ファイルの検証が失敗することを意味します。移行ポリシーの カスタム機能 セクションで ValidateFileSizeErrorInByte=number を構成し、number を目的の数値に置き換えることで、別のエラー範囲を定義することができます。
o ValidateFileSizeRetryCount – 検証の再試行回数を定義します。既定の値が 2 です。1 回目でエラー範囲が上記で定義した上限を超過した場合、2 回目の検証を試行することを意味します。移行ポリシーの カスタム機能 セクションで ValidateFileSizeRetryCount=number を構成し、number を目的の数値に置き換えることで、再試行回数を定義することができます。