Exchange 移行

Fly は、移行元データの移行方法を定義するために、Exchange 移行用の複数のカスタム機能を提供します。機能を使用するには、以下の情報を参照してください。

    ChangeTeamsMeetingScopeAsEveryone – 移行元メール内の会議リンクをすべてのユーザーに公開するかどうかを定義します。既定では、会議リンクは公開されません。会議に移行先ユーザー / 外部ユーザーが含まれる場合、それらのユーザーが会議リンクをクリックして会議に参加する際に、その参加申請が会議開催者によって許可されるまでユーザーがロビーで待機する必要があります。公開された会議リンクを使用すると、すべての会議参加者 (認証済みユーザー、信頼済み組織のユーザー、ゲスト、匿名ユーザーを含む) は、メール内の会議リンクをクリックして会議に直接参加することができます。

移行元メール内の会議リンクをすべてのユーザーに公開する場合は、ChangeTeamsMeetingScopeAsEveryone=true 文字列を追加します。移行元テナントにアプリ プロファイルが構成されており、かつアプリに移行元の会議リンクを公開するための以下の権限が付与されていることを確認してください。

Fly Azure AD アプリまたはカスタム アプリにアクセス ポリシーが割り当てられていることを確認してください。詳細については、アクセス ポリシー を参照してください。

カスタム Azure アプリを使用している場合、Microsoft Graph API > OnlineMeetings.ReadWrite.All 権限がアプリに割り当てられていることを確認してください。

この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。

    DisableAutoAssignLicense – Microsoft 365 ライセンスを移行先ユーザーに自動的に割り当てるかどうかを定義します。既定では、Microsoft 365 ライセンスを移行先ユーザーに自動的に割り当てます。

Microsoft 365 ライセンスを移行先ユーザーに自動的に割り当てたくない場合、DisableAutoAssignLicense=true 文字列を追加します。移行先ユーザーがすべてMicrosoft 365 ライセンスを持っていることを確認してください。Microsoft 365 ライセンスを持っていない移行先ユーザーが存在する場合、移行ジョブは失敗します。この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。

    DisableOOFMigration – 移行ジョブで 自動応答 (不在時) 設定を移行するかどうかを定義します。既定では、自動応答 (不在時) 設定を移行します。

設定を移行しない場合、DisableOOFM=true 文字列を追加します。この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。

    EnablePSProxy – Exchange PowerShell のプロキシを有効にするかどうかを定義します。既定では、Exchange PowerShell のプロキシは無効です。Exchange PowerShell のプロキシを有効にすると、Exchange 接続の追加に失敗する場合があります。

Exchange PowerShell のプロキシを有効にする場合、EnablePSProxy=true 文字列を追加します。この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。

    SupportLegalHoldFolders – 移行ジョブで パージバージョンDiscoveryHoldsSubstrateHolds フォルダーを移行するかどうかを定義します。既定では、パージバージョンDiscoveryHoldsSubstrateHolds フォルダーを移行しません。

パージバージョンDiscoveryHoldsSubstrateHolds フォルダーを移行する場合、SupportLegalHoldFolders=true 文字列を追加します。この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。

*注意: この機能はグループ メールボックスに利用できません。

*注意: SubstrateHolds、バージョン、パージ、DiscoveryHolds フォルダー内のデータを削除または更新することはできません。そのため、最終移行の完了後にこれらのフォルダーを移行することをお勧めします。