Microsoft Teams の移行では、テナント内またはテナント間でチームとそのデータを移行および再構築することができます。チャネル、チャネル会話、メンバー、アプリ、タブ、プランナー タスクをすべて管理できます。
移行における対応している・対応していない要素については、Microsoft Teams 移行の対応状況一覧 を参照してください。
利用開始する前に、以下の説明を参照してください。
Fly は、バージョン 1.0 でサポートされていない一部の機能に Microsoft Graph ベータ版 API (プレビュー版 API) を利用しています。Microsoft がベータ版 API を変更すると、以下のベータ版 API を使用している機能は影響を受ける可能性があります。
Fly で使用されているMicrosoft Graph のベータ版 API 方法については、以下の表を参照してください。
API タイプ |
API 方法 |
注記 |
Fly での機能 |
Microsoft Graph |
GET /teams/{team-id}/channels/{channel-id}/messages |
API 方法は、Microsoft Graph API 1.0 バージョンでは使用できません。 |
移行元接続にアプリ プロファイルまたは委任アプリ プロファイルが存在しない場合、チャネル メッセージをリストします。 |
POST {teamId}/channels/{channelId}/messages |
API 方法は、Microsoft Graph API 1.0 バージョンでは使用できません。 |
移行先接続にサービス アカウントのみが構成されている場合、移行先にチャネル メッセージを投稿します。 | |
POST {teamId}/channels/{channelId}/messages/{messageId}/replies |
API 方法は、Microsoft Graph API 1.0 バージョンでは使用できません。 |
移行先接続にサービス アカウントのみが構成されている場合、移行先に返信を投稿します。 | |
GET {teamid}/channels/{channelid}/messages/{messageId} |
API 方法は、Microsoft Graph API 1.0 バージョンでは使用できません。 |
移行元接続にサービス アカウントのみが構成されている場合、移行元チャネル メッセージをエクスポートします。 | |
PATCH {teamId}/channels/{channelId} |
API 方法は、Microsoft Graph API 1.0 バージョンでは使用できません。 |
移行先のチャネル設定を更新します。 | |
GET /teams/{team-id}/channels/{channel-id}/messages/{message-id}/hostedContents/{hosted-content-id} |
Microsoft Graph API 1.0 バージョンは、製品で利用するには十分ではなく、まだ更新プランがありません。 |
移行元接続にサービス アカウントのみが構成されている場合、チャネル メッセージのホスト コンテンツを取得します。 | |
GET /teams/{team-id}/channels/{channel-id}/messages/{message-id}/replies/{reply-id}/hostedContents/{hosted-content-id} |
Microsoft Graph API 1.0 バージョンは、製品で利用するには十分ではなく、まだ更新プランがありません。 |
移行元接続にサービス アカウントのみが構成されている場合、返信されたチャネル メッセージのホスト コンテンツを取得します。 | |
POST {teamId}/channels/{channelId}/members |
API 方法は、Microsoft Graph API 1.0 バージョンでは使用できません。 |
移行先接続にサービス アカウントのみが構成されている場合、プライベート チャネルのメンバーを移行先 21Vianet テナントに追加します。 | |
GET {teamid}/channels/{channelid}/members |
API 方法は、Microsoft Graph API 1.0 バージョンでは使用できません。 |
移行元接続にサービス アカウントのみが構成されている場合、移行元 21Vianet テナントのプライベート チャネルのメンバーを取得します。 |
Fly は、異なる条件に基づいて識別される詳細モードおよびクラシック モード 2 つの移行方法をサポートしています。
•詳細モード – 条件: 移行先接続にアプリ プロファイルが存在し、移行中に移行先チームが作成される必要があります。
*注意: マッピング プロパティに基づいて、移行元チーム メッセージの送信者としてマッピングできる移行先ユーザーが存在しない場合、移行後、送信者は 不明なユーザー として表示されます。
このモードでは、Fly は移行元チーム サイトの言語を移行先に保持しません。移行先チーム サイトの言語は移行先テナントと同じになります。
また、完全移行ジョブ中に新しく作成された移行先チームは既定で自動完了されます。
o 移行元チャネルが標準チャネルである場合、会話は Microsoft Graph API を使用して移行先チームにインポートされます。移行元メッセージの元の送信者および送信日時を移行先に保持することができます。
*注意: 今後インポートするデータ量に応じて、Microsoft は追加の料金を要求する場合があります。詳細情報については、Microsoft Graph を使用してサードパーティのプラットフォーム メッセージを Teams にインポートする を参照してください。
o 移行元チャネルがプライベート チャネルまたは共有チャネルである場合、移行元メッセージの元の送信者および送信日時を移行先に保持することはできません。移行先のサービス アカウントと移行時刻は、それぞれ移行先の会話メッセージの送信者と送信日時として表示されます。移行元メッセージの元の送信者および送信日時はメッセージ コンテンツとして移行されます。
ただし、後続の増分移行ジョブでは、詳細モードはクラシック モードに置き換えられます。移行元標準チャネルの新しく追加されたメッセージの元の送信者および送信日時を移行先に保持することもできません。プライベート チャネルまたは共有チャネルの場合と同様に、移行先のサービス アカウントと移行時刻は、それぞれ移行先の会話メッセージの送信者と送信日時として表示されます。
移行元標準チャネルのすべてのメッセージの元の送信者および送信日時を保持する場合、移行ポリシーに AutoCompleteTeams=false カスタム機能を追加することで、自動完了を無効化することができます。すべてのメッセージが移行先チームに移行された後、移行後 アクション グループから 移行の完了 ジョブを実行することで、移行先チームを手動で完了することができます。この場合、プライベート チャネル、共有チャネル、すべてのメンバーシップ、シフト データは移行の完了ジョブでのみ移行できます。
•クラシック モード – 条件: 移行先接続にアプリ プロファイルが存在しないか、移行先チームが既に存在します。
このモードでは、移行先サービス アカウントと移行時刻は、移行先でそれぞれ移行されたチャネル会話メッセージの送信者と送信日時として表示されます。移行元会話メッセージの元の送信者および送信日時はメッセージ コンテンツとして移行されます。
また、移行先チームが移行中に新しく作成されたものである場合、Fly は移行元チームの権限を移行先に保持します。