Maestro AI

Maestro AI は、用語のトレーニング プロセス中にドキュメント コンテントと適用されている用語を分析することで用語とドキュメントの間の関係の識別に使用されます。この機能を使用して、用語設定を構成する際に用語の適用方法として スマート分類 を選択することで、SharePoint Online および OneDrive でトレーニングされた用語をドキュメントに適用することができます。

精度を強化するため、Opus はスマート分類方法で適用されている用語に対して手動確認プロセスがサポートされます。確認者は 個人のタスク > 確認待ちのスマート用語 ページで適用された用語を確認したり、用語が正しい場合に承認したり、必要に応じて新しい用語でドキュメントを再分類したりすることができます。

トレーニングは 1 日に 1 回のみを実行できます。ページの右上で前回のトレーニング日時を確認することができます。2 日目に用語を再度トレーニングする場合、トレーニング状態、精度、トレーニング範囲などの以前に収集されたプロパティはすべてクリアされて再収集されます。

この機能の利用を開始するには、ページに 5 ~ 500 件の用語を追加する必要があります。[用語の追加] をクリックして、用語を選択し、[保存] をクリックします。トレーニングする必要がない用語が存在する場合、用語を選択して [削除] をクリックし、確認メッセージで [OK] をクリックして、ページから選択した用語を削除することができます。

Opus の試用版サブスクリプションを使用している場合、最大 5 件の用語のみをトレーニングすることができます。

用語のトレーニング前に、以下の前提条件が満たされていることを確認してください。満たされていない場合、トレーニングが失敗になります。

    トレーニングする用語の数は 5 ~ 500 である必要があります。

    各用語が既に 20 件以上の SharePoint Online または OneDrive ドキュメント (txt.pdf.docx.doc.pptx.ppt.xlsx.xls.msg) に適用されており、用語トレーニングの進行中にドキュメントの重複確認が行われるため、これらのドキュメントのコンテンツがすべて異なっている必要があります。

検索 ページで コンテンツ ソース 検索条件と 分類 検索条件を作成することで、特定の用語で分類されているドキュメントを検索することができます。これらのドキュメントを開いて、Opus からそのコンテンツを直接表示することができます。

用語をトレーニングするには、以下の説明を参照してください。

1.   [トレーニングの開始] をクリックして、確認メッセージで [OK] をクリックします。

2.   トレーニングの開始 ジョブが開始され、ジョブ モニター に移動してジョブ詳細を表示することができます。このジョブは用語のトレーニングに使用されます。

*注意: トレーニングの開始後に用語を追加する場合、別のトレーニングを開始するまで新しく追加された用語はトレーニングされません。

3.   トレーニングの開始 ジョブの完了後、スマート分類の用語のトレーニング ジョブは自動開始されます。このジョブは各トレーニングされている用語の精度の計算に使用されます。

その他の詳細情報:

    トレーニング状態 各用語のトレーニング状態を示します。

未開始 用語がトレーニングされていません。

トレーニング中 現在、用語がトレーニングされています。

トレーニング済み 用語がトレーニングされました。この状態の用語はスマート分類に使用できます。

承認待ち この状態は、現在トレーニングされている用語を削除する際に表示されます。トレーニングを完了する際に、用語を再度削除する必要があります。

    精度 各用語の分類の精度を示します。

該当なし 分類の精度がありません。

分類の精度が 50 点以下です。

受入可能 分類の精度が 50 ~ 70 点です。

分類の精度が 70 点以上です。

    トレーニング範囲 各用語のトレーニング範囲を示します。リンクをクリックして トレーニング範囲 ページを開き、この用語が適用されているドキュメントを表示することができます。

    自動適用 この設定を有効にすると、手動確認プロセスが有効になっているかどうかに関係なく、トレーニングされた用語はスマート分類方法でドキュメントに自動適用されます。

トレーニング レポート ページには、AI が適用されているトレーニングされた用語を評価する SharePoint Online および OneDrive ドキュメントが表示されます。

その他の詳細情報:

    ファイル名 ドキュメントの名前を表示します。名前をクリックして、Opus からドキュメントを直接開くことができます。

    スマート用語 Maestro AI がドキュメントに適用すると評価した用語を表示します。

    現在の用語 現在ドキュメントに適用されている用語を表示します。

*注意: 列の値がドキュメントに適用されている用語を正確に反映するようにするには、SharePoint Online および OneDrive から Opus へのコンテンツの同期に使用する 検索用のコンテンツ同期 ジョブが完了されていることを確認する必要があります。完了されていない場合、ここに表示されている用語名が正しくない可能性があります。

    固有 ID ドキュメントの固有 ID を表示します。

*注意: 検索用のコンテンツ同期 ジョブが完了されていることを確認してください。完了されていない場合、固有 ID が空である可能性があります。

    承認状態 以下の値を表示します。

自動適用済み トレーニングされた用語の 自動適用 設定が有効になっている場合にこの値が表示されます。

承認待ち 手動承認プロセスが含まれており、かつ確認者が確認を完了していない場合にこの値が表示されます。

承認済み 手動承認プロセスが含まれており、かつ確認者が AI 評価用語を承認した場合にこの値が表示されます。

再分類済み 手動承認プロセスが含まれており、かつ確認者が AI 評価用語に同意せず、新しい用語でドキュメントを再分類することを選択した場合にこの値が表示されます。

    タイプ ファイル タイプを表示します。

    スマート用語の評価日時 AI がドキュメントに適用されるトレーニングされた用語を評価した日時を表示します。

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