AvePoint Cloud Backup では、Project Online バックアップ ジョブまたはデータを参照・検索してアイテムを元の場所・別の場所・ストレージ場所にリストアすることができます。現在、Project Online バックアップ データのリストア先として選択できるのは Project Online コンテナーのみです。Project Online で対応しているリストア オプションの詳細については、リストア オプション (オブジェクト タイプ別) および Project Online データ タイプ を参照してください。
*注意: バックアップ データをストレージ場所にリストアする場合、自分のストレージ場所が構成されている必要があります。AvePoint によって提供されている既定のストレージをリストア先に設定することはできません。
Project Online データのリストア方法については、以下の説明を参照してください。
1. リストア > AvePoint Cloud Backup ページに移動して、[Project Online] タイルをクリックします。
2. リストアするアイテムを選択します。リストアするデータを検索するには、以下の方法が利用可能です。
•検索モード – Project Online サイト コレクションを検索範囲として定義し、プロパティを使用して範囲内のアイテムを検索します。この方法はリスト アイテムの検索・リストアに対応していないことに注意してください。
以下の説明を参照してください。
i. URL フィールドでは、検索する Project Online サイトの URL またはサイト タイトルを入力できます。既定の検索条件は、最新バックアップ サイクル内の指定したサイト コレクションのバックアップ データを検索します。
ii. バックアップ期間 フィールドに、既定では最新バックアップ サイクルの期間が表示されます。カレンダー
() ボタンをクリックしてバックアップ期間をカスタマイズします。開始日は終了日より前に設定する必要があります。設定をリセットする場合、[リセット] をクリックします。[OK] をクリックしてカスタマイズを保存します。
iii. レベル リストからアイテムを検索するレベルを選択します。選択可能なオプションは サイト コレクション、サイト、リスト / ライブラリ、プロジェクト、アプリ、フォルダー、ドキュメント です。選択したサイト コレクションのすべてのサイト、リスト / ライブラリ、プロジェクト、アプリ、フォルダー、ドキュメントを検索する場合は、検索条件を空白のままにすることができます。特定のサイト、リスト / ライブラリ、プロジェクト、アプリ、フォルダーを検索するには、タイトル、名前、検索のキーワードを入力します。特定のドキュメントを検索するには、検索条件ドキュメント名、作成日、作成者、更新者、ドキュメント サイズ を構成することができます。
iv. [検索] をクリックし、構成した条件に従ってアイテムを検索します。検索条件および検索結果が表示されます。検索結果表に表示できるアイテムの最大数は 2000 件です。検索条件を編集し、[検索] をクリックして検索結果を調整することができます。
v. 検索結果からリストアするアイテムを検索して選択します。復旧ポイント
列で、カレンダー () ボタンをクリックして、リストアしたい状態でこのアイテムをバックアップしたバックアップ
ジョブを選択し、[適用] をクリックします。検索結果の表の上にある
[リストア]
ボタンをクリックして、選択したアイテムをすべてリストアします。
vi. ステップ 3 に移動してリストア設定の構成を続行します。
•カレンダー モード – 回復したい状態の時点にアイテムをバックアップしたバックアップ ジョブを検索し、そのバックアップ ジョブのバックアップ データからアイテムを検索して選択します。
i. カレンダーに、Project Online のバックアップ ジョブがすべて表示されます。バックアップ データが一部のみ存在するジョブを含む オプションを選択することで、カレンダーに完了 (実行中に例外あり) または失敗状態のジョブを表示するかどうかを選択することができます。これらのジョブのデータは完全でない可能性があることに注意してください。バックアップ ジョブの上にマウス カーソルを移動させると、バックアップ ジョブの詳細が表示されます。
ii. バックアップ ジョブを選択すると、Project Online のすべてのバックアップ データは、最大 2000 件のアイテムまで表に表示されます。このバックアップからのデータのみを表示する (この範囲に存在する、以前バックアップされた過去データを除外します) オプションを選択することで、選択したバックアップ ジョブでバックアップしたデータのみを表示します。
iii. キーワードを入力してアイテムを検索するか、バックアップ データをクリックしてリストアするアイテムを参照することができます。
iv. 表の上にある [リストア] ボタンをクリックして、選択したアイテムをすべてリストアします。
*注意: 複数のアイテムを選択して同時にリストアする場合、リストア先として選択できるのは同一レベルのアイテムのみです。
v. ステップ 3 に移動してリストア設定の構成を続行します。
3. 必要に応じて、このリストア ジョブについての説明を 説明 テキスト ボックスに入力することができます。
4. 選択したアイテムのリストア対象を選択します。すべてコンテンツおよびセキュリティをバックアップからリストアするか、セキュリティのみをリストアするかを選択できます。このセキュリティには、選択したレベルとそのレベル以下のすべてのユーザー権限が含まれます。セキュリティのみをリストアするリストア ジョブは、ターゲット サイト コレクションのユーザーを追加・削除することはできません。
5. バックアップ データのリストア先を選択します。Project Online サイト コレクション・サイト・プロジェクト・アプリのリストア先として選択できるのは、元の場所・別の場所のみであることに注意してください。
•データを元の場所にリストアする – バックアップ データを、バックアップされた場所にリストアします。
•データを別の場所にリストアする – バックアップ データを別の場所にリストアします。以下の設定を構成します。
o リストア先の選択 – リストア先となるコンテナーを選択します。キーワードを入力してリストア先を検索することができます。リストア先として選択できるアイテムは リストア先の検索 ボックス配下に一覧表示されます。
サイト、リスト、ライブラリ、プロジェクト、フォルダー、ドキュメント、アプリを選択してリストアする場合、リストア先ツリー上のノードをクリックして配下のノードを読み込んで、前へ ボタンをクリックして前のノードに移動することができます。バックアップ データのリストア先となるノードを選択します。
o アクション – バックアップ データをリストア先にリストアする方式を選択します。添付する を選択すると、コンテンツが選択したノード配下の子オブジェクトとしてリストアされます。マージする を選択すると、コンテンツがリストア先ノードに追加されます。サイトを別のサイトにリストアする場合、添付する を選択すると、リストアされたサイトがリストア先サイトのサブサイトになります。マージする を選択すると、リストアされたサイトの自体ではなく、そのサブサイトとコンテンツが直接リストア先サイトのサブサイトとコンテンツになります。
•データをストレージにリストアする – バックアップ データを自分の構成済みストレージ場所にリストアします。既定のストレージ場所を使用している場合、このオプションは使用できません。
*注意: Project Online サイト コレクション、サイト、プロジェクト、アプリをカスタム ストレージ場所にリストアすることはできません。
6. リストア ジョブ内の競合を処理する方法を選択します。
•コンテナー レベルの競合解決 – コンテナー レベルの競合を処理する方法を選択します。
o スキップする – リストア先の競合コンテナー設定は変更されません。
o マージする – リストア元のコンテナー設定およびコンテンツは、リストア先の競合コンテナーにマージされます。
o 置き換える – リストア先の競合コンテナー設定およびコンテンツは削除され、リストア元のコンテナー設定およびコンテンツに置き換えられます。
•コンテンツ レベルの競合解決 – コンテンツ レベルの競合を処理する方法を選択します。
*注意: 置き換える がコンテナー レベルの競合解決として選択されている場合、このオプションは使用できません。
o スキップする – リストア先の競合コンテンツは変更されず、競合コンテンツのバックアップ データはリストアされません。
o 上書きする – リストア先の競合コンテンツは削除され、競合コンテンツのバックアップ データはリストアされます。
•アプリの競合解決 – アプリの競合を処理する方法を選択します。
o スキップする – リストア先の競合アプリおよび AppData は変更されず、競合コンテンツのバックアップ データはリストアされません。
o 上書きする – リストア先の競合アプリおよび AppData は削除され、競合コンテンツのバックアップ データはリストアされます。
*注意: セキュリティのみをリストアする場合、コンテナー レベルおよびコンテンツ レベルのセキュリティ競合の処理方法を選択する必要があります。置き換える を選択すると、リストア先のセキュリティが上書きされます。マージする を選択すると、両方が適用されます。
7. 詳細設定 エリアを展開し、その他のリストア設定を構成します。別の場所へのリストアを選択した場合、マッピング設定が利用可能になり、権限、メタデータ、言語の更新を実行できます。
8. ユーザー マッピング – ドロップダウン リストからユーザー マッピング プロファイルを選択します。新しいユーザー マッピング プロファイルの作成の詳細については、マッピング設定の構成 を参照してください。
9. 言語マッピング – ドロップダウン リストから言語マッピング プロファイルを選択します。新しい言語マッピング プロファイルの作成の詳細については、マッピング設定の構成 を参照してください。
10. ドメイン マッピング – ドロップダウン リストからドメイン マッピング プロファイルを選択します。新しいドメイン マッピング プロファイルの作成の詳細については、マッピング設定の構成 を参照してください。
11. PWA 設定をリストアしますか? フィールドで、はい または いいえ を選択し、PWA 設定をリストアするかどうかを決定します。
•はい – このオプションを選択すると、ビューや権限などサポートされているすべての PWA 設定がリストアされます。このリストアを実行すると、リストア先のサイト コレクションにある既存のプロジェクトがすべて中断される場合があります。
•いいえ – このオプションを選択すると、リストア ジョブは、リソース・プロジェクトに関連するエンタープライズ プロジェクトの種類・PWA 下のすべてのエンタープライズ ユーザー設定フィールドと参照テーブルをリストアします。
2021 年 1 月以前のリリースでは、Project Online のサイト コレクションやプロジェクトを選択してリストアすると、すべての PWA 設定がリストアされていました。今後は、リストアするプロジェクトを選択する際、いいえ を選択すると、選択したプロジェクトの関連設定のみがリストアされます。関連する リソース、エンタープライズ プロジェクトの種類、および PWA 下のすべての エンタープライズ ユーザー設定フィールド と 参照テーブル がリストアされます。
リストアする Project Online サイト コレクションを選択すると、推奨オプションの [はい] が既定で選択されています。すべての PWA 設定をリストアしたくない場合は、設定を [いいえ] に変更することもできます。
12. ファイル バージョンが AvePoint Cloud Backup によってバックアップされている場合、バージョン履歴のリストア方法を選択します。最新のバージョンのみをリストアする オプションを選択するか、現在および前のバージョンをリストアする オプションを選択できます。現在および前のバージョンをリストアする オプションを選択する場合、リストアするバージョンの最大数をボックスに入力します。AvePoint Cloud Backup サービスは、1 件のドキュメントに対して最大 20 件のバージョンをリストアできます。最適なパフォーマンスおよびシンプルなユーザー エクスペリエンスのため、最新のバージョンのみをリストアすることをお勧めします。
以下のことに注意してください。
•既定では、バックアップ ジョブによって作成された定期的な復旧ポイントとバージョンに関連する Microsoft 365 API のオーバーヘッドと制限により、アイテムとファイルの履歴バージョンはバックアップされません。過去の経験により、ほとんどのユーザーおよびリーガル要求に対しては、最新のアクティブなバージョンのみが必要です。さらに、毎日のバックアップ中に複数のロールバック ポイントをキャプチャするため、ネイティブ バージョン以外にもこのドキュメントの変更履歴が確実に保存されます。一部の理由により、バージョンをバックアップする必要があり、パフォーマンスへの影響を許可できる場合は、AvePoint サポートに連絡してください。既定では、バックアップ ジョブには最新 10 件のバージョンが含まれます。
•ドキュメントの以前のバージョンをリストアする場合は、エクスポート ジョブを実行して、バックアップ データからドキュメントのすべてのバージョンをエクスポートすることができます。
•このリストア設定は、ドキュメントを選択する場合、またはセキュリティのみをリストアする場合に利用できません。
13. Managed Metadata Service のリストア方法を選択します。
•リストアするコンテナーまたはコンテンツがサイト コレクション レベルの配下にある場合、サイト用語ストア内の用語のみをリストアする オプションと グローバル用語ストアとサイト用語ストア両方内の用語をリストアする オプションのいずれかを選択すると、サイト用語ストア内のデータに直接関連する用語および用語の親用語のみ、またはグローバル用語ストアとサイト用語ストア両方内の用語がリストアされます。選択した競合解決のためにデータがリストアされない場合、リストアされた用語もデータに接続できないことに注意してください。
•サイト コレクション レベル以上のオブジェクトを選択してリストアを実行する場合、サイト用語ストア内の用語のみをリストアする オプションを選択すると、サイト用語ストア内のすべての削除済み用語がリストアされ、グローバル用語ストアとサイト用語ストア両方内の用語をリストアする オプションを選択すると、グローバル用語ストアとサイト用語ストア両方内の削除済み用語がリストアされます。
•既存の用語のみを使用する を選択すると、用語はリストアされません。
•サイト用語ストア内の用語のみのリストアを実行する場合は、FAQ 用語ストアのみのリストアをどのように実行しますか? を参照してください。
14. 共有権限をリストアするかどうかを選択します。この機能は、組織内外の特定のユーザーにアイテムを共有する場合にのみ有効です。外部ユーザーの場合、リストア ジョブは共有リンクにアクセスしたユーザーの権限のみをリストアできます。リストアの完了後、共有リンクは変更され、OneDrive ユーザーは OneDrive > 共有 ライブラリに移動して、自分に共有しているコンテンツおよび自分によって共有されているコンテンツを確認することができます。Microsoft 365 の リンクのコピー 機能によって生成されたリンクも共有リンクとして識別されます。
*注意: 共有設定はテナント レベルの設定であり、AvePoint Cloud Backup サービスはテナント設定を保護しません。削除したサイトをリストアするジョブは、外部ユーザーおよびそれらの権限などの共有設定をリストアできません。
15. バックアップ データが Azure アーカイブ ストレージ層に保存されている場合、リストア ジョブがデータ セットを自動的に復元することを許可するかどうかについて、はい または いいえ を選択します。このフィールドは BYOS サブスクリプション タイプでのみ機能します。AvePoint 既定のストレージを使用する場合、リストア ジョブはデータを自動的に復元します。
*注意: インデックス データベースを Azure アーカイブ ストレージ層に保存しないことをお勧めします。
16. [次へ] をクリックしてリストアの概要を表示します。
17. [リストア] をクリックして選択したアイテムをリストアします。ジョブの開始後、ジョブ モニター に移動してジョブの詳細を表示することができます。詳細については、ジョブ モニター を参照してください。