準備の完了後、Fly Server で範囲と移行設定を定義するための移行プランを作成し、チャット ユーザーのチャットおよびチャット メッセージを移行するための移行を実行します。
Microsoft Teams チャット移行を実行する方法については、以下の説明を参照してください。
1. Fly にログインします。
2. 画面左側の 移行 をクリックすると、移行プラン ページが表示されます。
3. ドロップダウン リストから Microsoft Teams チャット を選択し、[OK] をクリックして Microsoft Teams チャット移行プランを表示します。すべての移行タイプ をクリックすると、すべての移行プランを表示することもできます。
4. [プランの作成] をクリックすると、移行プランの作成 ページが表示されます。
5. 移行元 ステップで、移行元接続タイプとして Microsoft Teams チャット を選択します。
6. 構成済みの接続を選択するか、[新規接続の追加] をクリックして新しい接続を追加します。
7. [次へ] をクリックします。
8. 移行先 ステップで、Microsoft Teams チャット が移行先接続タイプとして選択されています。構成済みの接続を選択するか、[新規接続の追加] をクリックして新しい接続を追加します。
9. [次へ] をクリックします。範囲 ステップが表示されます。
10. 範囲 ステップには、チャット ユーザー マッピングの構成方法が 3 種類あります。
*注意: 移行先への移行後にチャット メッセージ内のファイル リンクが開けることを保証するには、マッピングで構成されたユーザーが、ユーザー マッピングで構成されたユーザーと一致していることを確認してください。
•チャット ユーザー マッピングを 1 件ずつ手動で追加します。
i. [マッピングの追加] をクリックして移行元チャット ユーザーを移行先チャット ユーザーにマッピングします。
ii. チャットを移行する移行元チャット ユーザーのユーザー プリンシパル名と、移行先チャット ユーザーのユーザー プリンシパル名を入力します。
•手動構成の CSV ファイルを使用して、チャット ユーザー マッピングを一括でインポートします。
i. () アイコンにマウス カーソルを移動させ、[ダウンロード] をクリックしてテンプレートをダウンロードするか、[エクスポート] をクリックし、チャット ユーザー マッピング ファイルをエクスポートして編集します。
ii. CSV ファイルで、各マッピングの情報を 1 行内で構成します。マッピングの構成方法については、以下のスクリーンショットおよび表を参照してください。
列 |
値 |
Source user |
移行元チャット ユーザーのユーザー プリンシパル名 |
Destination user |
移行先チャット ユーザーのユーザー プリンシパル名 |
CSV ファイルの構成後、ファイルを CSV UTF-8 (コンマ区切り) (*.csv) タイプで保存してください。
iii. [インポート] をクリックして更新済みファイルをインポートします。
•自動マップ – [自動マップ] をクリックします。移行元と移行先のチャット ユーザーは、名前に基づいて自動マッピングされます。
11. マッピングの構成後は、以下のアクションを実行することができます。
•マッピング テーブルの最初の行のチェックボックスをクリックすると、4 種類のオプションが表示されます。すべてのページまたは現在のページでマッピングを選択・選択解除することができます。
•検索ボックスにユーザー プリンシパル名のキーワードを入力し、キーボードの Enter を押して特定のマッピングを検索します。
•マッピングの隣にある () ボタンをクリックしてマッピングを移行範囲から削除します。複数のマッピングを選択して、[削除] をクリックすると、複数のマッピングを削除することができます。
•リボン上でマッピング タイプをクリックして、選択したタイプのマッピングを表示します。
12. [次へ] をクリックします。
13. 設定 ステップで、以下の設定を構成します。
a. 移行プランの名前を入力します。
移行プロジェクトを複数のウェーブ (各ウェーブに複数のプランを含む) に分割することをお勧めします。各ウェーブまたはプランの移行レポートをシンプルに生成するため、プラン名を 部署-ウェーブ-プラン の形式で入力することをお勧めします。
b. ドロップダウン リストから構成済みの移行ポリシーを選択します。[表示] をクリックして選択した移行ポリシーの詳細を表示するか、[新規] をクリックして新しい移行ポリシーを作成します。
c. 構成済みのデータベース構成を選択して、ジョブ データを SQL Server に保存します。[表示] をクリックして選択したデータベース構成の詳細を表示するか、[新規] をクリックして新しい構成を作成します。詳細については、データベース構成 を参照してください。
d. ドロップダウン リストから構成済みのプラン グループを選択します。プランはプラン グループにより管理されます。個別のプラン スケジュールは追加後に無効になります。[表示] をクリックして選択したプラン グループの詳細を表示するか、[新規] をクリックして新しいプラン グループを作成します。詳細については、プラン グループ を参照してください。
e. 移行のスケジュールを構成する場合、スケジュールを構成する チェックボックスを選択し、日単位 または 1 回のみ タブをクリックして定期的なスケジュールを構成します。
o 移行プランの増分移行ジョブを 24 時間毎に実行する場合は、日単位 タブをクリックします。最初のジョブの開始日時および最後の増分ジョブの開始日時を選択します。Fly Server は開始日時に完全移行ジョブを実行し、24 時間毎に増分ジョブを実行します。スケジュールの最後の日に、構成された 最後の増分移行の開始日時 に実行する移行ジョブは 1 件のみとなります。
o 移行プランの移行ジョブを 1 回のみ実行する場合は、1 回のみ タブをクリックし、ジョブの開始日時を選択します。
14. [完了] をクリックすると、移行プランが保存されます。[キャンセル] をクリックして、移行プランを下書きとして保存するか、または設定をキャンセルします。移行をただちに実行する場合は、[保存して実行] をクリックします。ポップアップ ウィンドウで、移行するデータの範囲を選択します。
•完全データ セットを移行する – 移行元のコンテンツをすべて移行先に移行します。
•増分変更を移行する – 前回の移行ジョブ以降に追加・更新されたコンテンツおよび失敗したコンテンツのみを移行します(このプランの完全移行が実行されたことがある場合にのみ利用可能です)。
*注意: 移行後、移行中に新しく作成された移行先チャットを以下のように管理したい場合は、アシスト ツールを実行してアシストすることができます。詳細については、チャット移行アシスト ツール を参照してください。
*注意: OneDrive 内のユーザーのデータに対して、Fly Server は Microsoft Teams チャット ファイル フォルダー内のファイルのみを移行します。全移行プロセス中に、Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーのデータ構造を変更しないことを推奨します。例: Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーの移動・削除・名前の変更、Microsoft Teams チャット ファイル フォルダー内のファイルの削除・名前の変更、Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーからファイルの移動。完全移行ジョブを実行したプランに対して、追加の完全移行ジョブを実行する前にデータの構造を変更したい場合、またはプランの増分移行ジョブを実行する場合、以下のことに注意してください。
•移行元で Microsoft Teams チャット ファイル フォルダー内のファイルを移動・削除・名前変更した場合、移行先チャットのこれらのファイルへのリンクは次回の移行ジョブ後に使用できなくなります。
•移行元で Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーの名前を変更した場合、移行元で新しいファイルをアップロードした後、Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーは再作成されます。次回の移行ジョブでは、再作成された Microsoft Teams チャット ファイル フォルダー内の新しいファイルのみを移行できます。移行先チャットの以前移行されたファイルへのリンクは利用できません。
•移行元で Microsoft Teams チャット ファイル フォルダーを移動または削除した場合、移行先チャットのこれらのファイルへのリンクは次回の移行ジョブ後に使用できなくなります。
移行プラン ページで、ジョブ数またはマッピング数をクリックして、移行プラン内のジョブおよびマッピングを表示します。また、以下のプラン管理アクションを実行することもできます。
移行プランの アクション 列配下に一覧表示されているボタンをクリックして、利用可能なアクションを実行することができます。
•移行プランの編集
()
– プランの情報および設定を更新します。
•完全ジョブをただちに実行 () – 完全移行ジョブをただちに実行し、すべてのデータを移行元から移行先へ移行します。
•増分ジョブをただちに実行 () – 前回の移行ジョブ以降に追加・更新されたデータおよび失敗したデータのみを移行する増分移行ジョブを実行します。
•マッピングの表示および実行 – プランのマッピング リンクをクリックしてこのプランのマッピングを表示します。マッピングを選択し、実行
() ボタンをクリックしてマッピングのジョブを実行することもできます。下書きプラン内のマッピングはここで実行できません。
•スケジュールの一時停止 () – [スケジュールの一時停止] をクリックして、このプランの移行スケジュールを一時停止します。
•スケジュールの再開
()
– [スケジュールの再開] をクリックして、このプランの移行スケジュールを再開します。
•削除 () – 移行プランを削除します。