Microsoft Teams 移行に複数のカスタム機能が提供されています。機能を使用するには、以下の情報を参照してください。
•AutoCompleteTeams – 既定では、Fly は完全移行ジョブ中に新規作成された移行先チームを自動完了します。後続の増分移行ジョブでは、移行元の新しく追加されたメッセージの送信日時および送信者を移行先に保持することはできません。すべての移行元メッセージの送信日時および送信者を保持する場合、移行ポリシーで AutoCompleteTeams=false カスタム機能を追加することで、自動完了を無効にすることができます。すべてのメッセージが移行先チームに移行された後、移行の完了ジョブを実行することで、移行先チームを手動で完了することができます。
自動完了機能を再度有効にするには、文字列の値を true に変更します。
•DateTimeFormat – 移行先の以下の時間形式を定義する場合、この機能文字列を構成します。
o 移行されたチャネル メッセージの送信日時
o 移行されたチャネル メッセージ内の会議スケジュールの会議日時
送信時刻の既定の形式は yyyy-MM-dd h:mm:ss tt で、チャネル メッセージの送信時刻は移行先では 2020/11/25 13:50:08 と表示されます。(tt は送信時刻に AM/PM も表示する必要があることを示します)。
カスタム機能 セクションに DateTimeFormat=" " 文字列を追加し、希望の時刻形式に置き換えることで、送信時刻の形式をカスタマイズすることができます。例えば、DateTimeFormat=MM/dd/yyyy と入力します。
対応している時刻形式については、以下の表を参照してください。
時刻の形式 |
表示の例 |
詳細 |
MM/dd/yyyy |
05/29/2015 |
•d – 日付、1
から
31 まで •dd – 日付、01
から
31 まで •ddd – 曜日の略語 (例: 月) •dddd – 曜日の完全な名前 (例: 月曜日) •h – 12 時間制 (例: 1). •hh – 12時間制 (例: 01) •H – 24時間制 (例: 1) •HH – 24時間制 (例: 13) •m – 分 (例: 1) •mm – 分 (例: 01) •M – 月 (例: 1) •MM – 月 (例: 01) •MMM – 月の略語 (例: 12 月) •MMMM – 月の完全な名前 (例: 12 月) •s – 秒 (例: 1) •ss – 秒 (例: 01) •t – AM/PM の略語 (例: A/P) •tt – AM/PM •y – 年 (例:15、2015
年の意味) •yy – 年 (例: 015、2015
年の意味) •yyy – 年 (例:2015) •yyyy – 年 (例:2015) |
dddd、dd MMMM yyyy |
金曜日、2015-05-29 | |
dddd、dd MMMM yyyy HH:mm |
金曜日、2015-05-29 05:50 | |
dddd、dd MMMM yyyy HH:mm tt |
金曜日、2015-05-29 05:50 AM | |
dddd、dd MMMM yyyy HH:mm:ss |
金曜日、2015-05-29 05:50:06 | |
MM/dd/yyyy HH:mm |
05/29/2015 05:50 | |
MM/dd/yyyy hh:mm tt |
05/29/2015 05:50 AM | |
MM/dd/yyyy H:mm |
05/29/2015 05:50 | |
MM/dd/yyyy h:mm tt |
05/29/2015 05:50 AM | |
MM/dd/yyyy HH:mm:ss |
05/29/2015 05:50:06 | |
MMMM dd |
5 月 29 日 | |
yyyy-MM-ddTHH:mm:ss |
2015-05-16T05:50:06 | |
HH:mm |
05:50 | |
hh:mm tt |
05:50 AM | |
H:mm |
05:50 | |
h:mm tt |
05:50 AM | |
HH:mm:ss |
5:50:06 | |
yyyy MMMM |
2015 年 5 月 |
•EnsureUserWithLoginName – 移行ポリシーですべてのユーザー プロパティ オプションが無効になっている場合、ユーザー マッピングに含まれていないユーザーをマッピングするためにユーザー プリンシパル名 (UPN) を使用するかどうかを定義します。既定では、これらのユーザーを正常に移行できるようにするため、ユーザーのマッピングに UPN が使用されます。
これらのユーザーのマッピングに UPN を使用しない場合は、EnsureUserWithLoginName=false 文字列を追加して、この機能を無効にすることができます。
•Membership – 移行元チームのメンバーシップの移行方法を定義します。
既定では、移行ポリシーで メンバーシップ オプションを選択した場合、Fly は移行元チームの所有者とメンバーの両方を移行します。Membership=1 文字列を追加して所有者のみを移行するか、Membership=2 文字列を追加してメンバーのみを移行することができます。
移行元チームの所有者とメンバーの両方を再度移行するには、文字列の値を 3 に変更するか、この機能を削除します。
•MigrateExternalUsers – 移行元チームの外部ユーザーを移行するかどうかを定義します。
既定では、移行元チームの外部ユーザーは移行されません。外部ユーザーを移行する場合は、カスタム機能 セクションに MigrateExternalUsers=true 文字列を追加して、この機能を有効にすることができます。
•MigrateGuestUsers – 移行元チームのゲスト ユーザーを移行するかどうかを定義します。
既定では、移行ポリシーで メンバーシップ オプションを選択した場合、Fly は移行元チームのゲスト ユーザーを移行します。ゲスト ユーザーを移行しない場合は、カスタム機能 セクションに MigrateGuestUsers=false 文字列を追加して、この機能を無効にすることができます。
•MigratePermissionsOnlyForSharePoint – チーム サイトの全体を移行するか、チーム サイトの権限のみを移行するかを定義します。
既定では、Fly は移行元チームのチーム サイトの全体を移行します。チーム サイトの権限のみを移行する場合、カスタム機能 セクションに MigratePermissionsOnlyForSharePoint=true 文字列を追加します。
チーム サイトの全体を再移行するには、機能文字列を削除するか、文字列の値を false に変更します。
•MigrateTeamSite – チームの SharePoint チーム サイトを移行するかどうかを定義します。
既定では、Fly はチームの SharePoint チーム サイトを移行します。SharePoint チーム サイトを移行しない場合は、カスタム機能 セクションに MigrateTeamSite=false 文字列を追加して、この機能を無効にすることができます。
この機能を再度有効にするには、文字列の値を true に変更します。
•TimeZone – 移行先の以下のタイム ゾーンを定義する場合、この機能文字列を構成します。
o 移行されたチャネル メッセージの送信日時
o 移行先タスク コメントの投稿日時
o 移行されたチャネル メッセージ内の会議スケジュールの会議日時
既定のタイム ゾーンは 協定世界時 (UTC) です。カスタム機能 セクションに TimeZone=" " 文字列を追加し、" " を文字列値として -14 から 14 までの数字に置き換えることで、タイム ゾーンをカスタマイズすることができます。例えば、TimeZone=-8.5 を構成すると、移行先のタイム ゾーンは UTC-8.5 になります。
*注意: メッセージのタイム ゾーンの定義 オプションで定義したタイム ゾーンとこのカスタム機能で定義したタイム ゾーンが異なる場合、Fly はここで定義したタイム ゾーンを使用します。