自動マッピング プロパティおよびフル アクセス許可の移行

Windows PowerShell を使用して Fly が提供するスクリプトを実行することで、共有メールボックス内のユーザーの自動マッピング プロパティおよびフル アクセス許可を移行することができます。

*注意: 移行元および移行先用のサービス アカウントが構成されており、かつサービス アカウントは共有メールボックスのフル アクセス許可を管理できる Mail Recipients ロールを持っていることを確認してください。

自動マッピング プロパティおよびフル アクセス許可を移行するには、以下の手順を参照してください。

1.   ここ をクリックして、MigrateSharedMailboxFullAccess.zip ファイルを検索します。

2.   MigrateSharedMailboxFullAccess.zip ファイルを、スクリプトを実行するマシンにダウンロードして、ZIP ファイルを解凍します。

*注意: マシンに Windows PowerShell 5.1 またはそれ以後のバージョンがインストールされていることを確認してください。

3.   解凍された MigrateSharedMailboxFullAccess フォルダーで、SharedMailboxMappings.csv ファイルを検索して、以下のスクリーンショットに表示されるようにファイルを構成します。自動マッピング プロパティおよびフル アクセス許可をマッピングする移行元と移行先の共有メールボックスを構成します。その後、ファイルを保存します。

*注意: 移行先共有メールボックスのフル アクセス許可および自動マッピング プロパティを変更する場合、ファイルでメールボックスを構成しないでください。

SharedMailboxMappings.csv file.

4.   解凍された MigrateSharedMailboxFullAccess フォルダーで、UserOrDomainMappings.csv ファイルを検索して、以下のスクリーンショットに表示されるようにファイルを構成します。移行元と移行先のユーザー マッピング、ドメイン マッピング、マッピング タイプを構成します。その後、ファイルを保存します。

UserOrDomainMappings.csv file.

5.   解凍された MigrateSharedMailboxFullAccess フォルダーで、BackupSharedFullAccess.ps1 ファイルを検索し、Windows PowerShell を使用してこのファイルを実行して手順 3 で構成した共有メールボックス内のユーザーのフル アクセス許可および自動マッピング プロパティを取得します。

*注意: Windows PowerShell を管理者として実行していることを確認してください。

6.   移行元サービス アカウントを入力して、キーボードの Enter キーを押します。

7.   実行後、解凍された MigrateSharedMailboxFullAccess フォルダーに生成される SharedMailboxPermissions_timestamp.csv という名前のレポートを表示することができます解凍された MigrateSharedMailboxFullAccess フォルダー内の Logs フォルダーに生成される BackupSharedFullAccess_timestamp.log という名前のログ ファイルを表示することもできます。

8.   解凍された MigrateSharedMailboxFullAccess フォルダーで、RestoreSharedFullAccess.ps1 ファイルを検索し、Windows PowerShell を使用してこのファイルを実行して、手順 3 および手順 4 で構成した共有メールボックス マッピング、ユーザー マッピング、ドメイン マッピングに基づいて共有メールボックス内のユーザーのフル アクセス許可および自動マッピング プロパティを移行します。

*注意: Windows PowerShell を管理者として実行していることを確認してください。

*注意: マッピングする移行先ユーザーの権限と移行元ユーザーの権限が異なる場合、移行後、移行先ユーザーの権限は移行元ユーザーの権限と同じように更新されます。移行先ユーザーにマッピングされる移行元ユーザーが存在しない場合、移行先ユーザーの権限は変更されません。

9.   手順 7 で生成された SharedMailboxPermissions_timestamp.csv ファイルのパスを入力して、キーボードの Enter キーを押します。

10. 移行先サービス アカウントを入力し、キーボードの Enter キーを押します。

11. 実行後、解凍された MigrateSharedMailboxFullAccess フォルダーに生成される Report_SharedMailboxPermissions_timestamp.csv という名前のレポートを表示することができます。解凍された MigrateSharedMailboxFullAccess フォルダー内の Logs フォルダーに生成される RestoreSharedFullAccess_timestamp.log という名前のログ ファイルを表示することもできます。

スクリプトの実行中にエラーが発生する場合、AvePoint サポートに連絡し、エラーを分析するためにスクリプトの保存場所内のすべてのファイルおよび発生したエラーのスクリーンショットを提供してください。