Power Platform 環境の内容変更プロファイルを使用して、Power Platform 環境の内容変更プロセスを有効にすることができます。これにより、内容の変更プロセスを実行する際に、ユーザーが環境のガバナンス詳細を定期的に確認・変更することを可能にします。
内容の変更プロファイル にアクセスするには、プロファイル & テンプレート ページで [内容の変更プロファイル] カードをクリックします。
環境の内容変更プロファイルを定義するには、リボン上で [作成] > [環境の内容変更プロファイル] をクリックして 環境の内容変更プロファイルの作成 を開き、以下の設定を構成します。
以下の基本設定を構成します。
1. プロファイル名 – 環境の内容変更プロファイルの名前を入力します。
2. 説明 – 環境の内容変更プロファイルの説明を入力します (必須ではありません)。
3. 内容変更タスクの割り当て先へのメッセージ – 内容変更タスクの割り当て先が内容の変更プロセスを開始する際に表示されるメッセージをカスタマイズするには、以下の説明を参照してください。
a. 希望する言語の 編集 () ボタンをクリックします。
b. メッセージの編集 パネルで、テキスト ボックスに希望するメッセージを入力します。
c. 構成の完了後、[保存] をクリックします。メッセージは、環境の内容変更を開始する前に環境の内容変更タスクの割り当て先に表示されます。
4. 既定の言語 – 内容変更タスクの割り当て先に表示されるメッセージの既定言語を選択します。ユーザーの
Cloud Governance 表示言語が有効なオプションではない場合、メッセージは既定の言語で表示されます。利用可能な言語として有効
()
になっている言語のみを既定言語として選択できることに注意してください。
5. 内容の変更プロセスを開始する条件 – 内容の変更タスクをスケジュールに従って生成する
切り替え ()
をオンにし、内容の変更プロセスのトリガー日時や方法を定義し、以下の方法のいずれかを選択して内容の変更スケジュールを構成します。
•定期的な内容の変更スケジュールを構成する – この方法を選択する場合、以下の設定を構成します。
o 内容の変更頻度の開始日時の指定 – 以下のオプションのいずれかを選択して、内容の変更の開始日時を指定します。
§ 環境の作成日時 – 環境が作成された日時です。
§ 特定の日時 – カレンダー () ボタンをクリックして、日付を指定します。
o 内容の変更プロセスを実行する頻度を指定してください。– いずれかのオプションをクリックし、該当する設定を構成して、日毎、週間毎、月間毎で内容変更プロセスの頻度を定義します。
•各内容変更タスクの生成日時を手動で指定する – この方法を選択した場合、各内容変更タスクの生成日時を手動で指定するには、[内容の変更日時の追加] をクリックし、内容の変更日時の追加 パネルで内容の変更タスクの生成時間を選択して [保存] をクリックします。
以下の点に注意してください。
o 最大 12 件の固有内容の変更タスクの生成日時を追加することができます。
o 同じ日に実行できる内容の変更プロセスは、1 件の環境で 1 回のみです。
•前回の内容変更タスクの完了日に基づいて次回の内容変更タスクを生成する – この方法を選択する場合、以下の設定を構成します。
o 内容の変更頻度の開始日時の指定 – 以下のオプションのいずれかを選択して、内容の変更の開始日時を指定します。
§ 環境の作成日時 – 環境が作成された日時です。
§ 特定の日時 – カレンダー () ボタンをクリックして、日付を指定します。
o 内容の変更プロセスを実行する頻度を指定してください。– テキスト ボックスに数値を入力して、ドロップダウン リストから 日間、週間、か月間、年間 を選択して、内容の変更頻度を定義します。環境の内容変更タスクが完了し、指定した内容変更の頻度間隔が経過すると、次回の内容変更タスクが生成されます。
例えば、頻度を 前回の内容変更タスクの完了日から 10 日間毎 と設定し、前回の内容変更完了日は 2022 年 09 月15 日である場合、次回の内容変更日は 2022 年 09 月25 日です。
構成を完了すると、[次へ] をクリックして、次のページの設定を構成します。
以下の環境の内容変更詳細を構成します。
1. 内容の変更オプション – レビュー・更新するために内容変更タスクの割り当て先に表示する情報を選択し、該当する設定を構成します。
情報の内容変更に対して、内容変更タスクの割り当て先が内容の変更を処理する際に
内容変更タスクの割り当て先にガイダンスを表示する
かどうかを選択することができます。ガイダンスを表示する場合、ドロップダウン
リストからガイダンス プロファイルを選択します。[プロファイル詳細の表示] をクリックして、選択したガイダンス プロファイルの詳細を表示します。作成 () ボタンをクリックして、新しいプロファイルを作成することもできます。ガイダンス プロファイル作成の詳細については、ガイダンス プロファイルの構成 を参照してください。利用可能な最新のガイダンス プロファイルを取得するには、更新 (
)
ボタンをクリックすることができます。
•連絡先の内容の変更 – 内容変更タスクの割り当て先が環境のメイン連絡先およびサブ連絡先を確認・変更することができます。
o ドロップダウン リストから、内容の変更タスクの環境連絡先のユーザー選択フィールドに適用されるユーザー選択フィルター プロファイルを選択します。プロファイルは、例えばメイン連絡先として指定できるユーザーなど、検索結果を含むユーザー選択フィールドに表示できるユーザーを決定します。
[プロファイル詳細の表示] をクリックして、選択したユーザー選択フィルター プロファイルの詳細を表示します。作成 () ボタンをクリックして、新しいプロファイルを作成することもできます。ユーザー選択フィルター プロファイルの作成方法については、ユーザー選択フィルター プロファイルの構成 を参照してください。
利用可能な最新のユーザー選択フィルター プロファイルを取得するには、更新 ()
ボタンをクリックすることができます。
o サブ連絡先の割り当てをタスクの割り当て先に要求する かどうかを選択します。この設定を有効にすると、サブ連絡先が連絡先の内容変更に必要になります。
o タスクの割り当て先は新しい連絡先を指定する際、新しく割り当てられた連絡先に通知する かどうかを選択します。通知メールを有効にする場合、新しいメインまたはサブ連絡先に送信する通知メールのメール テンプレートを選択します。
•アクセス権の内容変更 – 内容変更タスクの割り当て先が環境のアクセス権を確認・変更することができます。内容変更タスクの割り当て先が異なる環境で確認できるアクセス権のタイプを以下のいずれかから選択することができます。
o Dataverse を含まない環境の環境管理者および環境メーカー ロールを持っているユーザーをレビューする – 内容変更タスクの割り当て先が、Dataverse を含まない環境管理者および環境メーカー ロールを持っているユーザーを確認することができます。内容変更タスクの割り当て先にユーザーのセキュリティ ロールへの追加を許可する かどうかを選択します。このオプションを有効にする場合、内容の変更割り当て先が、内容の変更を実行中にセキュリティ ロールにユーザーを追加することができます。
ドロップダウン リストから、内容の変更タスクのユーザー選択フィールドに適用されるユーザー選択フィルター プロファイルを選択します。プロファイルは、検索結果を含むユーザーをセキュリティ ロールに追加する場合に、ユーザー選択フィールドで利用できるユーザーを決定します。
[プロファイル詳細の表示] をクリックして、選択したユーザー選択フィルター プロファイルの詳細を表示します。作成 () ボタンをクリックして、新しいプロファイルを作成することもできます。ユーザー選択フィルター プロファイルの作成方法については、ユーザー選択フィルター プロファイルの構成 を参照してください。
利用可能な最新のユーザー選択フィルター プロファイルを取得するには、更新 ()
ボタンをクリックすることができます。
o Microsoft Teams 環境のチーム メンバーシップをレビューする – 内容の変更割り当て先が、Microsoft Teams 環境のチーム メンバーシップをレビューすることができます。内容変更タスクの割り当て先が確認できるメンバーシップ タイプを以下のいずれかから選択することができます。
§ チーム所有者 – 内容変更タスクの割り当て先がチームの所有者を確認することができます。内容変更タスクの割り当て先に所有者の追加を許可する かどうかを選択します。このオプションを有効にする場合、内容の変更割り当て先が、内容の変更を実行中に Microsoft Teams 環境に所有者を追加することができます。
ドロップダウン リストからユーザー選択フィルター プロファイルを選択します。そのプロファイルは内容の変更タスクのチーム連絡先のユーザー選択フィールドに適用されます。プロファイルは、検索結果を含むチーム連絡先を追加する際にユーザー選択フィールドで利用できるユーザーを決定します。
[プロファイル詳細の表示] をクリックして、選択したユーザー選択フィルター プロファイルの詳細を表示します。作成 () ボタンをクリックして、新しいプロファイルを作成することもできます。ユーザー選択フィルター プロファイルの作成方法については、ユーザー選択フィルター プロファイルの構成 を参照してください。
利用可能な最新のユーザー選択フィルター プロファイルを取得するには、更新 ()
ボタンをクリックすることができます。
§ チーム メンバー – 内容変更タスクの割り当て先がチームのメンバーを確認することができます。内容変更タスクの割り当て先にメンバーの追加を許可する かどうかを選択します。このオプションを有効にする場合、内容の変更割り当て先が、内容の変更を実行中に Microsoft Teams 環境にメンバーを追加することができます。
ドロップダウン リストからユーザー選択フィルター プロファイルを選択します。そのプロファイルは内容の変更タスクのチーム連絡先のユーザー選択フィールドに適用されます。プロファイルは、検索結果を含むチーム連絡先を追加する際にユーザー選択フィールドで利用できるユーザーを決定します。
[プロファイル詳細の表示] をクリックして、選択したユーザー選択フィルター プロファイルの詳細を表示します。作成 () ボタンをクリックして、新しいプロファイルを作成することもできます。ユーザー選択フィルター プロファイルの作成方法については、ユーザー選択フィルター プロファイルの構成 を参照してください。
利用可能な最新のユーザー選択フィルター プロファイルを取得するには、更新 ()
ボタンをクリックすることができます。
o Dataverse を含む環境のセキュリティ ロールをレビューする – 内容変更タスクの割り当て先が Dataverse を含む環境のセキュリティ ロールをレビューすることができます。内容変更タスクの割り当て先が、内容変更プロセス中に確認できる管理タイプを以下のいずれかから選択することができます。
§ セキュリティ ロールを持っているチームを管理する – 内容変更タスクの割り当て先が、セキュリティ ロールを持っているチームを管理することができます。内容変更タスクの割り当て先にチームのセキュリティ ロールへの追加を許可する かどうかを選択します。このオプションを有効にする場合、内容の変更割り当て先が、内容変更プロセス中にチームをセキュリティ ロールに追加することができます。
§ セキュリティ ロールを持っているユーザーを管理する – 内容変更タスクの割り当て先がセキュリティ ロールを持っているユーザーを管理することができます。内容変更タスクの割り当て先にユーザーのセキュリティ ロールへの追加を許可する かどうかを選択します。このオプションを有効にする場合、内容の変更割り当て先が、内容の変更を実行中にユーザーをセキュリティ ロールに追加することができます。
•メタデータ内容の変更 – 内容の変更タスクの割り当て先が環境メタデータの値を確認・変更することができます。このオプションを有効にすると、[追加] をクリックし、[メタデータの追加] パネルで内容変更タスクの割り当て先が利用できるメタデータを選択し、[リストに追加] をクリックします。アクション 列で 編集 () ボタンをクリックして、追加されたメタデータの値を変更することもできます。
2. ライフサイクル管理アクション – 内容の変更プロセスを実行中に、内容変更タスクの割り当て先に環境の削除を許可する かどうかを選択します。内容の変更プロファイルで承認プロセスを設定すると、削除タスクは承認プロセスに従います。タスクが承認されるまで、環境は削除されません。
構成を完了すると、[次へ] をクリックして、次のページの設定を構成します。
環境内容の変更を実行するには、以下の設定を構成します。
•割り当てと期間 – ドロップダウン リストからステージ プロファイルを選択して、Power Platform 環境の内容変更タスクに適用されるさまざまなステージの割り当てと期間を定義します。
プロファイル詳細の表示 をクリックして、選択したステージ プロファイルの詳細を表示します。作成
() ボタンをクリックして、新しいプロファイルを作成することもできます。ステージ
プロファイルの作成方法については、ステージ プロファイルの構成 を参照してください。
•エスカレーション – 期限切れの内容変更タスクに対してエスカレーションを有効にする かどうかを選択します。オプションを有効にすると、ドロップダウン リストから環境の自動エスカレーション プロファイルを選択することができます。
[プロファイル詳細の表示] をクリックして、選択した自動エスカレーション プロファイルの詳細を表示します。作成
() ボタンをクリックして、新しいプロファイルを作成することもできます。環境の自動エスカレーション
プロファイルの作成方法については、環境の自動エスカレーション プロファイルの構成 を参照してください。
•承認プロセス – 送信された内容変更タスクが反映される前に承認を要求する かどうかを選択します。このオプションを有効にすると、ドロップダウン リストから承認プロセスを選択することができます。承認者は、送信された環境の内容の変更タスクを承認する必要があります。
•管理者の連絡先 – 内容の変更プロセス管理者の連絡先および関連するメール通知を構成します。
o 管理者の連絡先 – ユーザーまたはグループ (Microsoft 365 グループ、配布グループ、セキュリティ グループ、メールが有効なセキュリティ グループ) を管理者の連絡先に追加します。内容の変更プロセスの実行を担当する管理者を指定する必要があります。
o 割り当てられた内容の変更タスクの通知メール テンプレート – 内容の変更タスクが割り当てられた際に、タスクの割り当て先に送信する通知メールのメール テンプレートを選択します。
o 内容の変更例外の通知メール テンプレート – ドロップダウン リストから内容の変更例外の通知メール テンプレートを選択します。内容の変更プロセスに例外が発生する場合、管理者の連絡先は通知メールを受け取ります。
[保存] をクリックしてすべての構成を保存します。