Microsoft Teams のプライベート チャネルを利用するユーザーは、別のチームを作らずに集中的にコラボレーションできるスペースが必要な場合や、機密情報を議論するためのプライベート チャネルが必要な場合などに利用できます。AvePoint Cloud Governance で作成された各プライベート チャネルには、親チームと同じポリシーが適用されます。プライベート チャネルには、親チームのポリシーで設定された外部共有設定、固有のアクセス設定、サイト ストレージが適用されるため、プライベート チャネルは、親チームのガバナンス ポリシーとの一貫性が保証されます。なお、チームのポリシーが変更されると、そのチームのプライベート チャネルの外部共有設定、固有アクセス設定、サイト ストレージも、新たに適用されたポリシーに基づいて更新されることに注意してください。
ビジネス ユーザー用のプライベート チャネルの作成サービス要求テンプレートを定義するには、プライベート チャネルの作成 カードをクリックして、以下の設定を構成します。
以下の基本サービス設定を構成します。
1. サービス名 – サービスの名前を入力します。
2. 説明 – サービスの説明を入力します。(必須ではありません)
3. 要求フォームから [要求サマリー] フィールドを非表示にし、サービス名およびタイムスタンプを使用して、自動的に要求サマリー生成する を選択することもできます。
4. 言語 – このサービスで使用する言語を選択します。要求を開始する際に、使用されている言語に従ってサービスをフィルターすることができます。
5. サービス カテゴリ – サービスの管理に使用するカテゴリです。ドロップダウン リストから、このサービスのカテゴリを選択します。
6. サービスの開始 – ユーザーがこのサービス要求を開始する方法を選択します。
•サービス カタログで利用できる – このチェックボックスを選択すると、ユーザーがサービス カタログでこのサービスにアクセスすることができます。
•対応フォームの結果として利用できる – このチェックボックスを選択すると、ユーザーが対応フォームの結果でこのサービスにアクセスすることができます。以下のオプションから選択します。
o ユーザーが以下のサービス権限を満たす必要がある – 以下の サービス権限 フィールドの権限条件を満たすユーザーに対して、対応フォームの結果でこのサービスにアクセスします。
o サービスの権限条件に関わらず、すべてのユーザーが対応フォームの結果からこのサービスを使用できる
7. サービス権限 – このサービスを要求する権限を取得するユーザーを選択します。ここに入力する Microsoft 365 ユーザー、Microsoft 365 グループは AvePoint Online Services に存在する必要があります。
•すべてのユーザーにこのサービスの要求を許可する
•このサービスを要求できるユーザーに対して条件を定義する
i. [追加] をクリックして、条件の追加 パネルを開きます。パネルでは、以下のオプションのいずれかを選択します。
§ Microsoft 365 ユーザー / グループ – 特定の Microsoft 365 ユーザーまたは特定の Microsoft 365 グループのユーザーに対してのみ、このサービスを使用して要求を送信することを許可します。
§ Microsoft Entra プロパティ – Microsoft Entra プロパティ値が入力した値と一致するユーザーに対してのみ、このサービスを使用して要求を送信することを許可します。
§ ユーザー ロール (Microsoft 365 グループ / Microsoft チーム) – 指定された Microsoft 365 グループまたは Microsoft チームのロールを持つユーザーのみが、このサービスを使用して要求を送信することを許可します。
ii. 許可値 フィールドを構成します。
§ Microsoft 365 ユーザー / グループ を条件として選択する場合は、テキスト ボックスにユーザー名またはグループ名を入力して、お勧めの値から希望の値を選択します。
§ Microsoft Entra プロパティ を条件として選択する場合は、先に Microsoft 365 テナント を選択します。Built-in プロパティ または カスタム プロパティ を選択して、テキスト ボックスにプロパティ値を入力します。複数の値を入力する場合は、各値をセミコロンで区切っていることを確認します。
§ ユーザー ロール (Microsoft 365 グループ / Microsoft チーム) を条件として選択した場合、$ を入力し $メイン連絡先・$サブ連絡先 ロールから選択します。
iii. [保存] をクリックして構成を保存します。
iv. 複数の条件を表に追加することができます。複数の条件を追加する場合、以下のオプションから 1 件を選択して、これらの条件に対して論理オプションを定義します。
§ 条件のいずれかに一致する – このオプションを選択すると、表内の条件のいずれかに一致するユーザーがこのサービスを要求することができます。
§ すべての条件に一致する – このオプションを選択すると、表内のすべての条件に一致するユーザーがこのサービスを要求することができます。
8. 管理者の連絡先 – サービスの正常な完了を担当する管理者の連絡先として、ユーザー、Microsoft 365 グループ、配布グループ、セキュリティ グループ、メールが有効なグループを指定します。既定では、ログインしているユーザーが管理者の連絡先になります。
構成を完了すると、[次へ] をクリックして、次のページの設定を構成することができます。
以下のサービス設定を構成します。
1. Microsoft 365 テナント – Microsoft 365 テナントをサービス範囲として選択します。
2. プライベート チャネルの所有者 – $ を入力して、ドロップダウン リストから $チーム所有者 ロールを持つユーザーを選択することができます。プライベート チャネル所有者の設定方法を決定するには、以下のオプションから選択してください。
•ビジネス ユーザーによるこのフィールドの構成を必須にする – ビジネス ユーザーは要求フォームでプライベート チャネルの所有者を割り当てる必要があります。ここでプライベート チャネルの所有者を選択する場合、選択したユーザーが既定の所有者になり、要求者は要求フォームで所有者を変更することができます。
•このフィールドを読み取り専用としてビジネス ユーザーに表示する – このサービス要求で作成されるすべてのプライベート チャネルの所有者を選択します。ユーザーが要求フォームで表示されるチャネルの所有者を変更することはできません。
•このフィールドをビジネス ユーザーに非表示にする – プライベート チャネルの所有者を選択し、このフィールドを要求フォームに表示しない場合は、このオプションを選択します。
構成を完了すると、[次へ] をクリックして、次のページの設定を構成することができます。
以下のサービス詳細設定を構成します。
1. 承認プロセス – このサービスで使用する承認プロセス タイプを 単一承認プロセス または 複数承認プロセス から選択します。
•単一承認プロセス – ドロップダウン リストから承認プロセスを選択します。承認プロセスを選択した後、承認プロセスの表示 をクリックすると、承認プロセスの詳細を表示します。
•複数承認プロセス – 1 件以上の条件付き承認プロセスを追加します。条件付きの承認プロセスは、メタデータ条件に従ってこのサービス要求に対して使用する承認プロセスを決定します。[条件付き承認プロセスの追加] をクリックし、条件付き承認プロセスの追加 パネルを開きます。条件付き承認プロセスの追加 パネルで、以下の設定を構成します。
i. 名前 – 条件付き承認プロセスの名前を入力します。
ii. 条件設定– 常にこの承認プロセスを実行する または 以下の条件が満たされた場合にこの承認プロセスを実行する を選択します。以下の条件が満たされた場合にこの承認プロセスを実行する を選択する場合、以下の設定を構成します。
§ ソース – ドロップダウン リストからソースとして グループ プロパティ を選択します。このソース内のプロパティは、条件付き承認プロセスの条件となります。
§ プロパティ名 – ドロップダウン リストからプロパティ名を選択します。
§ 条件 – ドロップダウン リストから条件を選択します。
§ プロパティ値 – プロパティの値を入力または選択します。
[追加] をクリックして構成した条件をテーブルに追加します。条件を複数追加する場合は、上記の手順を繰り返します。
複数の条件を追加する場合は、論理オプション ドロップダウン リストから AND または OR を選択します。AND を選択する場合、すべての条件が満たされると、承認プロセスはサービス要求に適用されます。OR を選択する場合、条件のいずれかが満たされると、承認プロセスはサービス要求に適用されます。
条件をリセットする場合は、[クリア] をクリックして、テーブルに追加された条件をクリアします。
iii. 承認プロセス – 条件付き承認プロセスとしてテーブルに追加した条件と組み合わせる承認プロセスを選択します。承認プロセスを選択した後、承認プロセスの表示 をクリックすると、承認プロセスの詳細を表示します。
iv. [保存] をクリックしてすべての構成を保存します。
v. テーブルに複数の条件付き承認プロセスを追加する場合、[順序] ドロップダウン リストから数値を選択して、承認プロセスの実行順序を決定します。編集
()
ボタンをクリックすると、承認プロセスを編集できます。削除
(
) ボタンをクリックすると、承認プロセスを削除できます。
vi. [プレビュー] をクリックすると、構成した付き承認プロセスを確認します。
vii. 既定の承認プロセス – ドロップダウン リストから既定の承認プロセスを選択します。以下の場合は、既定の承認プロセスを使用します。
§ 上記のいずれの条件も満たされていない場合、既定の承認プロセスを使用する
§ 既定の承認プロセスを、このサービスを使用して送信したすべての要求の最後の承認ステージとして使用する
viii. 要求の完了後、要求者および承認者に通知する – 要求が完了したことを要求者および承認者に通知するかどうかを選択します。このオプションを有効にすると、要求者および承認者に通知メールを送信する際に使用するメール テンプレートを選択します。
2. 承認者に要求の編集を許可する – 承認者に要求の編集を許可するかどうかを選択します。承認者に要求の編集を許可する場合、要求が承認者に編集される場合、要求者に通知する を選択して、要求者に通知メールを送信する際に使用するメール テンプレートを選択できます。
このサービスのすべての設定構成が完了したら、[保存してアクティブ化] をクリックして、すべての構成を保存してサービスをアクティブにします。後でこのサービスをユーザーに公開する場合は、[保存] をクリックして、サービスをアクティブ化せずにすべての構成を保存します。保存したサービスは非アクティブなサービスになり、サービス ページでサービスを編集およびアクティブ化することができます。