ワークスペースの管理を委任して管理ワークロードのバランスを取るために、レポート権限グループを構成して特定のレポート権限をグループに付与することで、Cloud Governance 管理センターのレポートをエンド ユーザーに共有することができます。グループ内のユーザーは適用されている権限に基づいて、レポートにアクセスし、許可されている管理アクションを実行できます。グループを作成するには、システム設定 ページで [レポート権限グループ] カードをクリックします。
レポート権限グループを作成するには、リボン上で [作成] をクリックして グループの作成 パネルを開き、以下の設定を構成します。
1. 名前 – グループの名前を入力します。
2. 説明 – 必要に応じてグループの説明を入力します。
3. グループの所有者 – グループの所有者を指定します (複数指定可能)。
4. ユーザー条件 – [条件の追加] をクリックして、グループに含まれるユーザーを動的に選択するための条件を設定します。その後、条件の追加 パネルで以下の手順を完成します。
a. 以下の条件のいずれかを選択します。
o Microsoft 365 ユーザー / グループ – Microsoft 365 ユーザーまたは特定の Microsoft 365 グループに所属するユーザーがグループに含まれます。
o Microsoft Entra プロパティ – Microsoft Entra プロパティの値が特定値に一致するユーザーがグループに含まれます。
b. 選択の完了後、対応する条件の 許可値 を設定します。
o Microsoft 365 ユーザー / グループ を条件として選択する場合は、テキスト ボックスにユーザー名またはグループ名を入力して、お勧めの値から希望の値を選択します。
o Microsoft Entra プロパティ を条件として選択する場合は、先に Microsoft 365 テナント を選択します。Built-in プロパティ または カスタム プロパティ を選択して、テキスト ボックスにプロパティ値を入力します。複数の値を入力する場合は、各値をセミコロンで区切っていることを確認します。
c. [保存] をクリックして構成を保存します。
d. 複数の条件を表に追加することができます。複数の条件を追加する場合、以下のオプションから 1 件を選択して、これらの条件に対して論理オプションを定義します。
o 条件のいずれかに一致する – このオプションを選択すると、表のいずれかの条件に一致するユーザーがグループに含まれます。
o すべての条件に一致する – このオプションを選択すると、表のすべての条件に一致するユーザーがグループに含まれます。
5. レポート権限 – レポート権限をグループに割り当て、[権限の追加] をクリックして、ユーザーが実行できるアクションを定義します。権限の追加 パネルで次の手順を完成します。各グループには、レポート毎に 1 件の権限のみが割り当てられることに注意してください。
a. レポート – ユーザーがアクセスできるレポートを選択します。
b. レポート ビュー – [ビューの追加] をクリックし、ビューの追加 パネルでユーザーがアクセスでき Built-in ビューまたは公開済みビューを選択し、[保存] をクリックして構成を保存します。
c. 許可されるアクション – グループ内のユーザーがレポート内で実行できるレポート アクションを選択します。
d. [保存] をクリックして権限を保存します。
6. [保存] をクリックして構成を保存します。