2,000 件以上のレコードを含むすべてのジョブ処理は、Bulk API 2.0 を使用し、Bulk フレームワークを使用した非同期ワークフローを準備・実行・管理することができます。管理者は Bulk API を有効化し、必要に応じてその制限を構成することができます。ジョブは Bulk API を使用して実行されます。
Bulk API が上限に到達すると、自動的に SOAP API の使用に切り替わります。組織の API の使用量が 24 時間以内の API 制限のしきい値を超過すると、ジョブはバックエンドで一時停止され、十分な API クォータが利用可能になる場合に再開されます。
Bulk API の使用を構成するには、以下の説明を参照してください。
1. 設定 > 全般設定 に移動します。
2. [Bulk API の使用] をクリックします。管理しているすべての組織が表示されます。
3. 組織の横にあるスイッチをオンにすると、Bulk API 使用の構成 パネルが表示されます。
4. Bulk API バックアップのしきい値 フィールドに値を入力します。バックアップ ジョブまたはアーカイブ ジョブのバックアップ プロセス内のレコード数がこの制限を超過する場合、ジョブに Bulk API および Bulk API 2.0 が使用されます。既定の値は 2,000 です。
*注意: アーカイブの削除・リストア・Sandbox シード処理ジョブの場合、Bulk API が有効化されると使用されます。
5. その後、以下の設定を構成します。
•Bulk API を有効にする – 切り替えをオン / オフにして、ジョブ内のレコード数が設定した制限を超過する際に Bulk API を使用するかどうかを定義します。
Bulk API を有効にする場合、以下の設定を構成します。
o バッチ制限 – フィールドに割合の数値を入力します。24 時間周期で送信可能な Bulk API バッチの最大数は 15,000 です。バックアップにおける Bulk API の使用が構成した 15,000 の割合を超過すると、バックアップに Bulk API 2.0 (有効になっている場合) と SOAP API の使用に自動的に切り替わります。既定の値は 80% です。
o 範囲の定義 – 以下のオプションを選択できます。
§ バックアップおよびアーカイブ – バックアップ ジョブ・アーカイブ ジョブ・シミュレーション ジョブに Bulk API を有効にします。
§ リストア – リストア ジョブおよび Sandbox シード処理ジョブに Bulk API を有効にします。メタデータまたはフィールドをリストアする際に、Bulk API はサポートされていないことに注意してください。
•バックアップ用の Bulk API 2.0 を有効にする – 切り替えをオン / オフにして、バックアップ ジョブ内のレコード数が設定した制限を超過する際にバックアップに Bulk API 2.0 を使用するかどうかを定義します。
Bulk API 2.0 を有効にする場合、以下の設定を構成します。
o バックアップ毎のクエリ ジョブ数に対する制限 – フィールドに割合を入力します。24 時間周期で送信可能なクエリ ジョブの最大数は 10,000 です。バックアップにおける Bulk API 2.0 の使用が構成した 10,000 の割合を超過すると、バックアップに SOAP API の使用に自動的に切り替わります。既定の値は 80% です。
o バックアップ毎のクエリ結果サイズに対する制限 – フィールドに値を入力します。既定の値は 800 GB です。24 時間周期で生成可能なクエリ結果の最大サイズは 1000 GB です。バックアップにおける Bulk API 2.0 の使用が構成した上限を超過すると、バックアップに SOAP API の使用に自動的に切り替わります。
6. [保存] をクリックして、設定を適用します。