ストレージ持ち込み が AvePoint Cloud Backup for Salesforce® のサブスクリプションで選択された場合、管理者はファイルを保存するカスタム ストレージ場所を構成して、バックアップ データのレコードおよび関連データを保存するデータベースを構成することができます。
BYOS (ストレージ持ち込み) のサブスクリプションを購入したが、現在バックアップ データに AvePoint 既定のストレージを使用している場合、バックアップ ジョブが失敗し、BYOS ストレージ構成を更新するよう 7 日ごとにメール通知が送信されます。
カスタム ストレージ場所およびデータベースを構成するには、以下の説明を参照してください。
1. 設定 > 全般設定 に移動します。
2. ストレージ タブをクリックすると、管理しているすべての組織が表示されます。組織の横にある下矢印
() ボタンをクリックしてストレージ場所の詳細を表示することができます。
管理者のログイン後、ストレージ場所およびデータベースが構成されていない場合、スタートアップ ウィザード ページが表示されます。組織の切り替えをオンにしてストレージ情報を構成することができます。
ディストリビューター顧客の場合、管理者のログイン後、ストレージ場所およびデータベースが構成されていない場合、スタートアップ ウィザード ページが表示されます。組織の切り替えをオンにして、AvePoint の既定ストレージ を使用するか、ストレージ持ち込み (BYOS) を選択してカスタム ストレージ場所とデータベースを構成することができます。
3. 管理する組織の横にある編集 () ボタンをクリックします。
4. 使用するストレージ タイプを選択して、設定を構成します。Microsoft Azure ストレージ、SFTP、Amazon S3、Amazon S3 互換ストレージ、IBM Cloud Object Storage、IBM Storage Protect - S3 タイプに対応します。
Microsoft Azure ストレージ を選択すると、以下の設定を構成してストレージ場所とデータベースを構成します。
•アクセス ポイント – ストレージ サービスの URL を入力します。
•アカウント名 – 指定したストレージへのアクセスに使用するアカウント名を入力します。
•アカウント キー – 指定したストレージへのアクセスに使用するアカウント キーを入力します。
•拡張パラメーター – 必要に応じて、以下の拡張パラメーターを入力します。複数のパラメーターを入力する場合は、キーボードの Enter キーを押してパラメーターを区切ってください。パラメーターを追加する方法については、以下の説明を参照してください。
o RetryInterval – ネットワーク接続が中断した際のリトライ間隔をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 (単位はミリ秒) の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryInterval=30000 は、30,000 ミリ秒ごとに再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 30000 ミリ秒です。
o RetryCount – ネットワーク接続が中断した際の再接続回数をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryCount=10 はネットワーク接続が中断された際に最大 10 回まで再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 6 です。
o CustomizedMetadata={} – ユーザーによって追加されたメタデータに対応します。パラメーターでメタデータを構成します。例: CustomizedMetadata={[testKey1,testValue1],[testKey2,testValue2],[testKey3,testValue3]}
o CustomizedMode=Close – ユーザーによって追加されたメタデータに対応しません。
SFTP を選択すると、以下の設定を構成してストレージ場所を構成します。
•ホスト – SFTP サーバーの IP アドレスを入力します。
•ポート – この SFTP サーバーへの接続に使用するポートを入力します。
•ルート フォルダー – アクセスするルート フォルダーを入力します。
•ユーザー名 – ルート フォルダーへのアクセスに使用するユーザー名を入力します。
•パスワード – ルート フォルダーへのアクセスに使用するユーザーのパスワードを入力します。
•秘密キー – SFTP サーバーで秘密キーがサポートされている場合は、ここに秘密キーを入力します。
•秘密キー パスワード – 秘密キーの該当するパスワードを入力します。
Amazon S3 を選択すると、以下の設定を構成してストレージ場所を構成します。
•バケット名 – アクセスするバケットの名前を入力します。
以下のことに注意してください。
o 入力した名前が既存のバケット名と一致しない場合、新しいバケットは自動作成されます。
o アカウントに適用されている Amazon S3 ストレージのバケット ポリシーに、以下の必要な権限が含まれていることを確認してください。
§ 読み取り: GetObject
§ リスト: ListBucket
§ 書き込み: DeleteObject; PutObject; DeleteObjectVersion
•アクセス キー ID – 指定したバケットへのアクセスに使用するアクセス キー ID を入力します。AWS アカウントから アクセス キー ID を表示することができます。
*注意: AWS アカウントには、AmazonS3FullAccess ポリシーが割り当てられている必要があります。
•シークレット アクセス キー – 指定したバケットへのアクセスに使用するシークレット キー ID を入力します。AWS アカウントから シークレット アクセス キー を表示することができます。
•ストレージ地域 – ドロップダウン リストからこのバケットの ストレージ地域 を選択します。使用可能な地域は以下のとおりです。
米国東部 (バージニア北部) |
米国東部 (オハイオ) |
アメリカ西部 (北カリフォルニア) |
アメリカ西部 (オレゴン) |
カナダ (中部) |
EU (アイルランド) |
EU (フランクフルト) |
EU (ロンドン) |
アジア太平洋 (シンガポール) |
アジア太平洋 (東京) |
アジア太平洋 (シドニー) |
アジア太平洋 (ソウル) |
アジア太平洋 (ムンバイ) |
南アメリカ (サンパウロ) |
|
•拡張パラメーター – 必要に応じて、以下の拡張パラメーターを入力します。複数のパラメーターを入力する場合は、キーボードの Enter キーを押してパラメーターを区切ってください。パラメーターを追加する方法については、以下の説明を参照してください。
o RetryInterval – ネットワーク接続が中断した際のリトライ間隔をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 (単位はミリ秒) の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryInterval=30000 は 30,000 ミリ秒ごとに再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 30000 ミリ秒です。
o RetryCount – ネットワーク接続が中断した際の再接続回数をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryCount=6 はネットワーク接続が中断した際に最大 6 回まで再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 6 です。
o CustomizedMetadata – カスタマイズされたメタデータ、もしくはユーザーによって追加されたメタデータを使用可能にするかどうかを構成します。既定では、カスタマイズされたメタデータ、およびユーザーによって追加されたメタデータはすべて使用可能です。
o CustomizedMode=Close – この物理デバイスでは、カスタマイズされたメタデータ、もしくはユーザーによって追加されたメタデータのいずれも使用できません。
o CustomizedMode=SupportAll – この物理デバイスでは、カスタマイズされたメタデータ、およびユーザーによって追加されたメタデータがすべて使用可能です。
o CustomizedMode=CustomizedOnly – この物理デバイスでは、ユーザーによって追加されたメタデータのみが使用可能です。
o CustomizedRegion – 物理デバイスのカスタム領域を構成します。例えば、CustomizedRegion=s3.us-gov-west-1.amazonaws.com を入力して GovCloud アカウントを構成します。
Amazon S3 互換ストレージ を選択すると、以下の設定を構成してストレージ場所を構成します。
•バケット名 – アクセスするバケットの名前を入力します。
以下のことに注意してください。
o 入力した名前が既存のバケット名と一致しない場合、新しいバケットは自動作成されます。
o アカウントに適用されている Amazon S3 ストレージのバケット ポリシーに、以下の必要な権限が含まれていることを確認してください。
§ 読み取り: GetObject
§ リスト: ListBucket
§ 書き込み: DeleteObject; PutObject; DeleteObjectVersion
•アクセス キー ID – 指定したバケットへのアクセスに使用するアクセス キー ID を入力します。
•シークレット アクセス キー – 指定したバケットへのアクセスに使用するシークレット キー ID を入力します。
•エンドポイント – データの保存先へ接続する際に使用する URL を入力します。
*注意: URL は、http:// または https:// で開始する必要があります。
•拡張パラメーター – 必要に応じて、以下の拡張パラメーターを入力します。複数のパラメーターを入力する場合は、キーボードの Enter キーを押してパラメーターを区切ってください。パラメーターを追加する方法については、以下の説明を参照してください。
o SignatureVersion – 既定では、AvePoint Cloud Backup for Salesforce® は V4 認証を使用してストレージにアクセスします。V2 認証を使用する場合は、拡張パラメーターに SignatureVersion=2 を追加します。
o RetryInterval – ネットワーク接続が中断した際のリトライ間隔をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 (単位はミリ秒) の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryInterval=30000 は 30,000 ミリ秒ごとに再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 30000 ミリ秒です。
o RetryCount – ネットワーク接続が中断した際の再接続回数をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryCount=6 はネットワーク接続が中断した際に最大 6 回まで再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 6 です。
o CustomizedMetadata – カスタマイズされたメタデータ、もしくはユーザーによって追加されたメタデータを使用可能にするかどうかを構成します。既定では、カスタマイズされたメタデータ、およびユーザーによって追加されたメタデータはすべて使用可能です。
o CustomizedMode=Close – この物理デバイスでは、カスタマイズされたメタデータ、もしくはユーザーによって追加されたメタデータのいずれも使用できません。
o CustomizedMode=SupportAll – この物理デバイスでは、カスタマイズされたメタデータ、およびユーザーによって追加されたメタデータがすべて使用可能です。
o CustomizedMode=CustomizedOnly – この物理デバイスでは、ユーザーによって追加されたメタデータのみが使用可能です。
IBM Cloud Object Storage を選択すると、以下の設定を構成してストレージ場所を構成します。
•バケット名 – アクセスするバケットの名前を入力します。
以下のことに注意してください。
o 入力した名前が既存のバケット名と一致しない場合、新しいバケットは自動作成されます。
o アカウントに適用されている Amazon S3 ストレージのバケット ポリシーに、以下の必要な権限が含まれていることを確認してください。
§ 読み取り: GetObject
§ リスト: ListBucket
§ 書き込み: DeleteObject; PutObject; DeleteObjectVersion
•アクセス キー ID – 指定したバケットへのアクセスに使用するアクセス キー ID を入力します。
•シークレット アクセス キー – 指定したバケットへのアクセスに使用するシークレット キー ID を入力します。
•エンドポイント – データの保存先へ接続する際に使用する URL を入力します。
*注意: URL は、"http://" または "https://" で開始する必要があります。
•拡張パラメーター – 必要に応じて、以下の拡張パラメーターを入力します。複数のパラメーターを入力する場合は、キーボードで Enter キーを押して、パラメーターを区切ってください。パラメーターを追加する方法については、以下の説明を参照してください。
o SignatureVersion – 既定では、AvePoint Cloud Backup for Salesforce® は V4 認証を使用してストレージにアクセスします。V2 認証を使用する場合は、拡張パラメーターに SignatureVersion=2 を追加します。
o RetryInterval – ネットワーク接続が中断した際のリトライ間隔をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 (単位はミリ秒) の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryInterval=30000 は 30,000 ミリ秒ごとに再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 30000 ミリ秒です。
o RetryCount – ネットワーク接続が中断した際の再接続回数をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryCount=6 はネットワーク接続が中断した際に最大 6 回まで再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 6 です。
o CustomizedMetadata – カスタマイズされたメタデータ、もしくはユーザーによって追加されたメタデータを使用可能にするかどうかを構成します。既定では、カスタマイズされたメタデータ、およびユーザーによって追加されたメタデータはすべて使用可能です。
o CustomizedMode=Close – この物理デバイスでは、カスタマイズされたメタデータ、もしくはユーザーによって追加されたメタデータのいずれも使用できません。
o CustomizedMode=SupportAll – この物理デバイスでは、カスタマイズされたメタデータ、およびユーザーによって追加されたメタデータがすべて使用可能です。
o CustomizedMode=CustomizedOnly – この物理デバイスでは、ユーザーによって追加されたメタデータのみが使用可能です。
IBM Storage Protect - S3 を選択すると、以下の設定を構成してストレージ場所を構成します。
•バケット名 – アクセスするバケットの名前を入力します。
以下のことに注意してください。
o 入力した名前が既存のバケット名と一致しない場合、新しいバケットは自動作成されます。
o アカウントに適用されている Amazon S3 ストレージのバケット ポリシーに、以下の必要な権限が含まれていることを確認してください。
§ 読み取り: GetObject
§ リスト: ListBucket
§ 書き込み: DeleteObject; PutObject; DeleteObjectVersion
•アクセス キー ID – 指定したバケットへのアクセスに使用するアクセス キー ID を入力します。
•シークレット アクセス キー – 指定したバケットへのアクセスに使用するシークレット キー ID を入力します。
•エンドポイント – データの保存先へ接続する際に使用する URL を入力します。
*注意: URL は、"http://" または "https://" で開始する必要があります。
•拡張パラメーター – 必要に応じて、以下の拡張パラメーターを入力します。複数のパラメーターを入力する場合は、キーボードで Enter キーを押して、パラメーターを区切ってください。パラメーターを追加する方法については、以下の説明を参照してください。
o Allow_Insecure_SSL – 既定では、ストレージ クライアントは、整合性を確保するために、HTTPS トランスポートを介して公開された信頼できる証明機関によって発行された SSL 証明書を期待します。ストレージ サーバー側の自己署名証明書は、証明書の検証に合格できません。自己署名証明書を使用する場合は、拡張パラメーター で Allow_Insecure_SSL を true に設定し、証明書の検証をバイパスすることができます。
o SignatureVersion – 既定では、AvePoint Cloud Backup for Salesforce® は V4 認証を使用してストレージにアクセスします。V2 認証を使用する場合は、拡張パラメーターに SignatureVersion=2 を追加します。
o RetryInterval – ネットワーク接続が中断した際のリトライ間隔をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 (単位はミリ秒) の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryInterval=30000 は 30,000 ミリ秒ごとに再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 30000 ミリ秒です。
o RetryCount – ネットワーク接続が中断した際の再接続回数をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryCount=6 はネットワーク接続が中断した際に最大 6 回まで再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 6 です。
o CustomizedMetadata – カスタマイズされたメタデータ、もしくはユーザーによって追加されたメタデータを使用可能にするかどうかを構成します。既定では、カスタマイズされたメタデータ、およびユーザーによって追加されたメタデータはすべて使用可能です。
o CustomizedMode=Close – この物理デバイスでは、カスタマイズされたメタデータ、もしくはユーザーによって追加されたメタデータのいずれも使用できません。
o CustomizedMode=SupportAll – この物理デバイスでは、カスタマイズされたメタデータ、およびユーザーによって追加されたメタデータがすべて使用可能です。
o CustomizedMode=CustomizedOnly – この物理デバイスでは、ユーザーによって追加されたメタデータのみが使用可能です。
o Cert_thumbprint – S3 サーバーの自己署名入り証明書を持っており、かつ特定の拇印での証明書の検証のみを合格する場合、拇印をパラメーターの値として入力します。
5. 以下の設定を構成してデータベースを構成します。
*注意: SQL Server 2014 またはそれ以降のバージョンの Enterprise Edition データベースに対応しています。 Enterprise Edition を持つオンライン SQL サーバーまたはオンプレミス SQL サーバーを使用することができます。AvePoint Cloud Backup for Salesforce® が SQL サーバーに接続できることを確認してください。SQL サーバー ファイアウォールの許可されたリストに AvePoint Cloud Backup for Salesforce® の予約された IP アドレスを追加することをお勧めします。予約された IP アドレスをダウンロードするには、AvePoint Online Services > システム管理 > セキュリティ > 予約された IP アドレス に移動してください。
•インスタンス名 – データベースが存在する SQL サーバーのインスタンス名前を入力します。
•データベース名 – 使用する既存のデータベースの名前を入力します。
•認証方法 – SQL認証 および Microsoft Entra 認証 から認証方法を選択します。
•ユーザー名 – 上記データベースの db_owner ロールを持っているアカウントのユーザー名を入力します。
•パスワード – 上記アカウントのパスワードを入力します。
•接続を暗号化する – 切り替えをオン / オフにして、サーバー証明書を暗号化するかどうかを定義します。既定では、この機能が有効になっています。
•サーバー証明書を信頼する – 切り替えをオン / オフにして、サーバー証明書を信頼するかどうかを定義します。
•証明書ファイル (.cer) – SQL サーバーがカスタム SSL 証明書によって保護されている場合、サーバーへの接続用証明書ファイルをアップロードします。
*注意: Amazon RDS for SQL サーバーを使用して、Built-in 証明書を使用する場合、証明書ファイルはここでは必要ではありません。
6. [保存] をクリックして構成を保存するか、[キャンセル] をクリックして構成を保存せずにパネルを閉じます。
スタートアップ ウィザード ページを開いている場合、[ただちにバックアップ] をクリックして、構成した組織のバックアップ ジョブを開始してください。