Power BI データ タイプ

    Power BI 向けのクラウド バックアップ サービスは新しいワークスペース エクスペリエンス内の Power BI コンテンツのみを保護することができます。(個人用ワークスペースがクラシック ワークスペースであるため、サポートされていません。)また、Power BI 向けのクラウド バックアップ サービスは現在ダウンロードできる .pbix Power BI ファイルのみを保護することができます。Power BI からレポートをダウンロードする際の制限事項については、レポート .pbix ファイルをダウンロードするときの制限事項 を参照してください。ダウンロードされた .pbix ファイルには、ダウンロードするレポートとデータセット (レポートの基準となったデータ) の両方が含まれています。これは、Power BI レポートとデータのコピー ダウンロード モードの .pbix ファイルのダウンロードと同じです。バックアップ データは、エクスポートとダウンロードのみできます。Power BI レポートは Dataverse のデータを使用して作成されている場合、レポートと Dataverse 内のデータの両方は保護されません。

    Cloud Backup for Microsoft 365 を使用して Power BI データを保護するには、Power BI オプションが選択されている Microsoft 委任アプリ用のアプリ プロファイルを構成することができます。Power BI 用の委任アプリに追加する必要がある権限一覧については、アプリ プロファイル認証 を参照してください。Power Platform のオブジェクト タイプ用のサービス アカウント認証を使用したスキャン プロファイルを使用している場合、自動検出スキャン ジョブとクラウド バックアップ ジョブはサービス アカウント認証を引き続き使用できます。

    サービス アカウント認証または委任アプリを使用して Power BI データを保護する場合、サービス アカウントまたは委任アプリの認証ユーザーは、Power BI Pro ライセンスと Premium Per User (PPU) ライセンスのいずれかおよび Fabric 管理者 ロール (以前の Power BI 管理者 ロール) を持つ必要があります。

    Power BI サービスを有効化する前に、テナント設定の レポートのダウンロード 機能が有効になっていることを確認してください。既定では、この機能が有効になっています。

    サービス アカウント認証を使用して Power BI データを保護する場合、または委任アプリを使用して AOS Power BI ワークスペースをスキャンする場合、自動検出スキャン ジョブはサービス アカウントまたは委任アプリの認証ユーザーをワークスペース管理者として自動追加します。

    API の制限 により、Power BI のバックアップ ジョブは 1 時間毎に最大 200 件のワークスペースをバックアップできます。