HSM リストア方法

最近のアップデートで、Cloud Backup リストア ジョブの設定に高速移行 (HSM) リストア方法が含まれるようになり、既定で有効になっています。これは、大規模な復旧のスピードを向上させる新しいアプローチとして、移行 API を利用します。

HSM リストアは、アプリ プロファイル認証およびサービス アカウント認証の両方で SharePoint OnlineOneDriveProject OnlineMicrosoft 365 グループ、TeamsViva Engage をサポートしています。HSM リストア ジョブは 15 GB 以上のコンテンツのリストアをサポートするようになりました。

中国の 21Vianet が運営する Microsoft 365 ユーザーは、移行 API を利用できません。同様に、データ トラスティである German Telekom を利用しているドイツのクラウドを利用する Microsoft 365 ユーザーも移行 API を利用できません。ただし、データの場所がドイツのデータ センターにないドイツのユーザーは使用することができます。

データ エクスポート ジョブ・セキュリティのみのリストア・共有リンク権限のリストア・ストレージ場所へのリストアでは、HSM リストア方法は使用されません。

HSM におけるデータ リストアのシナリオは、以下を参照してください。ご心配な場合は、AvePoint サポートに連絡して、HSM 方法を無効にすることができます。

    リストアするサイト、サブサイト、ドキュメント ライブラリ、カスタム リスト、またはフォルダーを選択します。

*注意: リストア対象にファイルやアイテムが含まれている場合、HSM リストアは適用されません。HSM リストアはアプリにも対応していません。

    リストア先は、SharePoint Online サイトまたはユーザーの OneDrive のコンテナーである必要があります。

以下の既知問題に注意してください。

    同じ行 ID のアイテムがリストア先のごみ箱に存在する場合、このアイテムを 上書きする コンテンツ競合解決で HSM リストア ジョブを実行すると、リストア先でこのアイテムを異なる行 ID で作成されます。

    リストア対象に複数のフォルダーを選択し、その中に同じ名前のファイルがある場合、それらのフォルダーを マージする アクションで HSM リストア ジョブを実行すると、競合のために失敗することがあります。

    デバイス チャネル リストは、HSM リストア ジョブの影響を受けます。既定のチャネル アイテムは更新できません。