活用事例 潜在的なランサムウェア攻撃の検出および暗号化済みファイルの安全回復機能

 

 

シナリオ: 木村さんは、ある大企業の IT 管理者です。マーケティング チームのメンバーである佐々木さんは、自分の OneDrive アカウントにあるファイルはランサムウェア攻撃で暗号化されてしまいました。OneDrive 同期により、ファイルはクラウド上に保存されています。佐々木さんはランサムウェア攻撃が発生したことに気が付いていません。


問題:バージョン管理など Microsoft 365 のネイティブ ソリューションは、一部の攻撃からデータを保護できますが、完全な保護を提供しているわけではありません。木村さんは大企業の IT 管理者として、時間がかかるタスクを多く抱えていますが、佐々木さんのような従業員をランサムウェア攻撃から保護し、攻撃が発生した場合に手遅れになる前に潜在的な損害を軽減または最小限に抑えることも木村さんの責任です。

解決方法: ランサムウェア攻撃から組織の安全を確保するには、早期検出および攻撃が発生した場合に安全な時間に復旧できるオプションが必要です。木村さんは AvePoint Cloud Backup for Microsoft 365 アカウントを持っており、OneDrive が定期的なバックアップで保護できるように設定されています。また、不審な操作を示す可能性のある変更が発生する場合に、Cloud Backup は早期検出する機能を提供しています。検出された潜在的なランサムウェア攻撃 があるジョブに対するメール通知を送信するオプションを選択すると、潜在的なランサムウェア攻撃が検出された場合に、IT 管理者の木村さんは警告のメール通知を受信します。Microsoft 365 異常なアクティビティ分析レポート の詳細を確認し、潜在的なランサムウェア攻撃の可能性があると検出された日付を見つけ、安全な復旧ポイントを参照して佐々木さんの OneDrive 全体をリストアするか、個別の暗号化済みファイルを正常な状態にリストアします。

*注意: このレポートには、佐々木さんの OneDrive アカウントに増分変更を伴う 12 日以上の正常なバックアップが必要です。

詳細については、Microsoft 365 異常なアクティビティ分析レポートの使用 を参照してください。