AvePoint は既定で HTTPS (SSL) 通信を使用して Amazon S3 ストレージにアクセスし、バックアップ データを S3 Glacier Instant Retrieval / 標準 – 低頻度アクセス ストレージ クラスに自動的に保存します。バックアップ データを S3 標準から S3 標準 – 低頻度アクセス、SS3 1 ゾーン IA、S3 Intelligent-Tiering に移動できます。Cloud Backup for IaaS + PaaS はこれらのストレージ クラスのバックアップ データをリストアすることが可能です。ただし、S3 Intelligent-Tiering を使用している場合は、アーカイブ アクセス層をアクティブ化することはお勧めしません。アーカイブ アクセス層をアクティブにすると、90 日間にアクセスされていないデータ オブジェクト ファイルがアーカイブされ、Cloud Backup は Amazon S3 ストレージ内のアーカイブされたデータにアクセスすることができません。
Amazon S3 ストレージ場所を構成するには、以下の説明を参照してください。
1. ストレージ タイプ – ドロップダウン リストから Amazon S3 を選択します。
2. バケット名 – アクセスするバケットの名前を入力します。
*注意: 入力した名前は、既存のバケットと一致する必要があります。利用可能なバケットがない場合は、バケットの作成 を参照してバケットを作成してください。
*注意: アカウントに適用されている Amazon S3 ストレージのバケット ポリシーに、以下の必要な権限が含まれていることを確認してください。
•読み取り: GetObject
•リスト:ListBucket
•書き込み: DeleteObject; PutObject; DeleteObjectVersion
3. アクセス キー ID – 指定したバケットへのアクセスに使用するアクセス キー ID を入力します。AWS アカウントから アクセス キー ID を表示することができます。
4. シークレット アクセス キー – 指定したバケットへのアクセスに使用するシークレット キー ID を入力します。AWS アカウントから シークレット アクセス キー を表示することができます。
*注意: AWS アカウントには、AmazonS3FullAccess ポリシーが割り当てられている必要があります。
5. ストレージの地域 – ドロップダウン リストからこのバケットの ストレージの地域 を選択します。
6. 拡張パラメーター – 必要に応じて、以下の拡張パラメーターを入力します。複数のパラメーターを入力する場合は、セミコロン (;) を使用してパラメーターを区切ります。パラメーターを追加する方法については、以下の説明を参照してください。
• RetryInterval – ネットワーク接続が中断した際のリトライ間隔をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 (単位はミリ秒) の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryInterval=30000 は 30,000 ミリ秒ごとに再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 30000 ミリ秒です。
• RetryCount – ネットワーク接続が中断した際の再接続回数をカスタマイズします。ここでは、0 ~ 2147483646 の間の正の整数で指定することができます。例えば、RetryCount=6 はネットワーク接続が中断した際に最大 6 回まで再接続することを意味します。
このパラメーターを構成しない場合、既定の値は 6 です。
• RetryMode – 正常に完了されていない要求のリトライ モードをカスタマイズします。このパラメーターが構成されていないか、構成されたものが正しくない場合、Legacy は既定の値として適用されます。値を Standard または Adaptive に設定することもできます。Standard はすべての SDK で一貫している標準的な要求リトライ戦略を表します。Adaptive は Standard 戦略を基に、クライアント側のレート制限による輻輳制御を導入した実験的な要求リトライ戦略を表します。
7. [保存] をクリックしてストレージ プロファイルを保存します。保存すると、ストレージ パスを変更できなくなります。また、地域のバックアップ データを保存するためにストレージが適用されると、ストレージ プロファイルを削除することもできません。