組織が GDPR に準拠するように、Cloud Backup for Google Workspace は、Cloud Backup for Google Workspace ソリューションによって保存されている特定のデータ サブジェクトの Gmail / カレンダー / 連絡先 / ドライブのバックアップのすべてのコピーを検出できるツールを提供しています。このツールを使用して、ユーザーが実行したバックアップを削除することもできます。
これにより、バックエンドに保存されたバックアップ データは、ユーザーに対して変更が不可能となります。管理者は、組織の GDPR ポリシーによって、データ主体のアクセス リクエストに対するデータの可用性を有効にすることができます。
ユーザーのバックアップ データを検出して削除するには、管理者が以下の説明を参照することができます。
1. 左ナビゲーションで、データ管理 配下の 「データ サブジェクト アクセス」 リクエスト をクリックします。
2. [検索 & 削除] をクリックします。
3. 検索ボックスにユーザー名のキーワードを入力し、ドロップダウン リストから目的のユーザーのメール アドレスを選択します。複数のユーザーを追加するには、上記の手順を繰り返します。
4. 選択したユーザーのバックアップ データはサービス タイプ別にテーブルに一覧表示されています。複数のサービス タイプのデータを削除するには、サービス タイプを選択し、テーブル上部にある [削除] をクリックします。
5. 組織で データ削除の承認プロセス が有効になっており、管理者グループに複数のユーザーが存在する場合、データの削除 確認ウィンドウは以下のように表示されます。削除リクエストを、承認を得るために提出するには、コメントを入力し、[OK] をクリックしてください。データ削除リクエストとメール通知は管理者に送信されます。リクエストが承認されると、削除ジョブはデータの削除を開始します。
6. 復旧ポイントのリストをエクスポートして、オブジェクトのバックアップ履歴を表示することができます。サービス タイプを選択し、[復旧ポイントのエクスポート] をクリックすると、ローカル コンピューターのブラウザーのダウンロード場所に ZIP ファイルが自動的に保存されます。
[「忘れられる権利」 リクエストの表示] をクリックして ジョブ モニター ページに移動し、「忘れられる権利」 のリクエストに対する削除ジョブを表示することができます。