選択したノードにアーカイバ ルールを設定・適用すると、選択したノードのサブノードは親ノードに適用されたルールを自動的に継承します。継承の中止 オプションは、下位レベル ノードのルールを上位レベル ノードから論理的に分離します。例えば、特定のリスト内の頻繁に使用されているデータが誤ってアーカイブされないことを確保する場合に便利です。
新しいルールの作成、または現在のノードまたは下位レベルのノードに適用されている既存のルールの編集を実行する場合、先に継承を解除する必要があります。継承を解除する場合、リボン上で 新規 グループの 継承の中止 をクリックします。
アーカイバ ルール継承をノードに手動で適用する方法については、以下の説明を参照してください。
1. 親ノードのアーカイバ ルールを継承するノードを選択します。
2. リボン上で 新規 グループ内の [継承] をクリックしてルールを継承します。このボタンは [継承の中止] に変更されます。
継承の適用に役立つ注意事項
アーカイバ ルールの管理時に継承を適用する場合は、以下の注意事項を確認してください。
•上位レベル用に構成されたアーカイバ ルールは、手動で構成しない限り、下位レベル ノードによって継承されます。
•上位レベル ノードからアーカイバ ルールを継承するノードに対して、新しいルールを作成することはできません。
•継承したアーカイバ ルールに対して実行できるアクションは表示のみです。編集または消去を実行することはできません。
•上位レベル ノードからの継承の解除後に再度継承すると、以下のことが発生します。
o 上位レベル ノードからの継承の解除後に追加されたすべてのルールは、このノードから消去されます。
o このノードは上位レベル ノードのすべてのルールを継承します。
*注意: 消去されたルールは削除されず、再適用可能なアーカイバ ルール リストに存在します。
•アーカイバ プロファイルに複数のルールが作成されている場合、選択したノード レベルと同一レベルまたは下位レベルのオブジェクト レベルのルールのみが適用可能です。
•上位レベル ノードから継承しているルールのオブジェクト レベルが現在選択しているノードのレベルより高い場合、このプロファイル内のルールは選択したノードに適用できません。
継承の中止に役立つ注意事項
アーカイバ ルールの管理時に継承を中止する場合は、以下の注意事項を確認してください。
•選択したレベルでルールの継承を解除する場合、継承はこのレベルでのみ解除されますが、ルールの下位レベルの継承は解除されません。
•ルールの継承の解除後、下位レベルに新しいルールを適用し、適用するルール設定を編集することができます。
•指定のノードでルールの継承を解除して、継承したルールを無効化すると、このルールは上位レベルによって使用することはできます。
•指定のノードでルールの継承を解除して、継承したルールを編集すると、この変更はこのルールを使用するすべての SharePoint オブジェクトに影響します。
•選択したノードでのルール継承解除後、上位レベルでアーカイバ ジョブを実行する場合、以下の 2 件の条件があります。
o 上位レベル アーカイバ ルールのオブジェクト レベルが選択したノードのレベルより高い場合、下位レベルのノードはアーカイバ ジョブの範囲に含まれます。
o 上位レベル アーカイバ ルールのオブジェクト レベルが選択したノードのレベルと同じまたはより低い場合、下位レベルのノードはアーカイバ ジョブに含まれません。