Exchange パブリック フォルダー移行の対応・未対応のオブジェクト タイプ

Exchange パブリック フォルダー移行で対応している・対応していないオブジェクト タイプの詳細については、以下の表を参照してください。

*注意: 以下の表に記載されていないオブジェクト タイプはサポートされていません。

対応; × 未対応

オブジェクト タイプ

サービス アカウント認証の対応状況

アプリ プロファイルの対応状態

コメント

フォルダー

 

メールと投稿アイテム

 

予定表アイテム

 

連絡先アイテム

 

InfoPath フォーム アイテム

 

ジャーナル アイテム

 

メモ アイテム

 

タスク アイテム

 

パブリック フォルダー アクセス許可

移行先が共有メールボックスである場合、パブリック フォルダーの権限を移行することはできません。

アイテム

メール

 

投稿

 

予定

予定が移行先に移行された後に、移行先で予定の出席者によって変更された応答状態が、予定の開催者に同期できません。

会議

会議が移行先に移行された後に、移行先で会議の出席者によって変更された応答状態が、会議の開催者に同期できません。 

Exchange 移行ポリシーの 会議リンクを移行先情報に置き換える 設定を有効にし、移行元会議リンクを移行先リンクに置き換える場合、移行元会議の開催者にユーザー マッピングが構成されていることに確認してください。注意点については、会議リンクを置き換える際の注意事項 セクションを参照してください。

連絡先

 

タスク

 

メモ

 

ジャーナル登録

 

InfoPath フォーム

 

アイテムのプロパティ

フラグ

 

既読 / 未読としてのマーク

×

×

ユーザー毎のパブリック フォルダーの既読 / 未読情報は移行先に移行できません。

フラグの設定

 

カテゴリ

一部対応

一部対応

カスタム カテゴリが移行先に移行できません。

添付ファイル

 

設定

メール設定

×

×

パブリック フォルダーの メール設定 Exchange 管理センターで有効になっている場合、パブリック フォルダーはメールを受信できます。ただし、メール設定 が移行元で有効であっても、移行後、設定は移行先で無効にされます。

 

会議リンクを置き換える際の注意点

会議リンクを移行先の情報に置き換える 設定を有効にして、移行元の会議リンクを移行先のリンクに置き換える場合、以下の状況で問題が発生する可能性があります。

1.   会議リンクを移行先の情報に置き換える 設定を有効にして、移行元の会議リンクを移行先のリンクに置き換えた後に、移行先ユーザーが Teams 内のカレンダー アイテムで会議に参加する場合、アイテムの上にエラー メッセージが表示されます。ユーザーはそのメッセージを無視して、会議に正常に参加することができます。

2.   API 制限のため、ユーザーが新しいリンクで会議に参加した後、一部の機能が移行元と異なる場合があります。

    移行先の開催者が Web 上の Teams を使用して会議に参加する場合:

チャットアプリレコードと通訳会議のメモ アクションを使用できません。 

会議タイトル、日付と時刻、会議 ID会議のオプション リンクは 会議情報 に表示されません。 

ビデオの着信をオフにする その他 > 設定 に表示されないが、表示 > その他のオプション に表示されます。 

現在のユーザーのみが会議に表示されます。 

会議期間は表示されません。

その他 > 設定 に表示される 会議のオプション 内のオプションは表示されません。 

    移行先の参加者が Web 上の Teams を使用して会議に参加する場合:

チャットアプリレコードと通訳会議のメモ アクションを使用できません。 

会議タイトル、日付と時刻、会議 ID会議のオプション リンクは 会議情報 に表示されません。 

ビデオの着信をオフにする その他 > 設定 に表示されないが、表示 > その他のオプション に表示されます。 

現在のユーザーのみが会議に表示されます。 

会議期間は表示されません。

    移行先の開催者が Teams アプリを使用して会議に参加する場合:

チャットアプリレコードと通訳会議のメモ アクションを使用できません。 

現在のユーザーのみが会議に表示されます。 

会議タイトル、日付と時刻、会議 ID会議のオプション リンクは 会議情報 に表示されません。 

会議期間は表示されません。

その他 > 設定 に表示される 会議のオプション 内のオプションは表示されません。

    移行先の参加者が Teams アプリを使用して会議に参加する場合

チャットアプリレコードと通訳会議のメモ アクションを使用できません。 

現在のユーザーのみが会議に表示されます。 

会議タイトル、日付と時刻、会議 ID会議のオプション リンクは 会議情報 に表示されません。 

会議期間は表示されません。

3.   予定表の 会議のオプション リンクは開けません。

4.   会議リンクを移行先に移行した後、会議のオプション ページを開くことはできません。

5.   会議の出席者に移行元ユーザーと移行先ユーザーが含まれており、移行元ユーザーが移行先ユーザーにマッピングされている場合、移行後、マッピングされた出席者が移行先で置き換えられた会議リンクをクリックし、元の移行先の出席者が移行元の会議リンクをクリックすると、異なる会議に参加することになります。

6.   会議リンクの移行元テナント ID は移行先の情報に置き換えられます。会議の参加者に外部ユーザーが含まれている場合、外部ユーザーは移行先の会議リンクをクリックして会議に参加する場合、会議への参加が会議開催者によって許可されるまでロビーで待機します。

会議が上記状況の 5 または 6 を満たしている場合、移行元会議リンクをすべてのユーザーに公開するには、移行ポリシーで ChangeTeamsMeetingScopeAsEveryone=true カスタム機能文字列を構成します。また、移行元テナントにアプリ プロファイルが構成されており、かつ移行元の会議リンクを公開するためにそのアプリに以下の権限が付与されていることを確認してください。

*注意: 移行元の会議リンクは、サービス アカウントを使用して公開することができません。

    Fly Server アプリまたはカスタム アプリにアクセス ポリシーが割り当てられていることを確認してください。詳細については、アクセス ポリシー を参照してください。

    カスタム アプリを使用している場合、Microsoft Graph API > OnlineMeetings.ReadWrite.All 権限がアプリに割り当てられていることを確認してください。

移行ポリシーで 会議リンクを移行先の情報に置き換える 設定を有効にするかどうかについては、異なる移行方法に基づいた推奨事項があります。

    ビッグ バン移行 (一度にすべてのオブジェクトを移行する) の場合、上記の状況は発生しない可能性があるため、会議リンクを移行先の情報に置き換える 設定を有効にして、移行元会議リンクを移行先リンクに置き換えることをお勧めします。

    ウエーブベースの移行 (移行を複数のウェーブに文割) の場合、上記の状況を回避するために、会議リンクを移行先の情報に置き換える 設定を有効にせず、上記の解決策を参照することを推奨します。