Exchange 移行で対応している・対応していないオブジェクト タイプの詳細については、以下の表を参照してください。
○ – 対応; × – 未対応
*注意: 以下の表に記載されていないオブジェクト タイプはサポートされていません。
オブジェクト タイプ |
サービス アカウント認証の対応状況 |
アプリ プロファイルの対応状態 |
コメント | |||
メールボックス |
ユーザー メールボックス |
○ |
○ |
メールボックスの使用量が 50 GB を超過する場合でも、移行することもできます。 Exchange 移行で非アクティブなメールボックスおよびサインインがフロックされているユーザーのメールボックスがサポートされています。 ユーザー メールボックスを移行する前に Microsoft 365 管理センターで移行元ユーザーからライセンスを削除する場合、以下のことに注意してください。 •ユーザーの訴訟ホールド設定が有効になっている場合、ユーザー メールボックスを移行することができます。 •ユーザーの訴訟ホールド設定が無効である場合、ユーザー ライセンスを削除して特定期間内にのみユーザー メールボックスを移行することができます。 | ||
Microsoft 365 グループ メールボックス |
○ |
○ |
メールボックスの使用量が 50 GB を超過する場合でも、移行することもできます。 | |||
共有メールボックス |
○ |
○ |
メールボックスの使用量が 50 GB を超過する場合でも、移行することもできます。 | |||
リソース メールボックス |
○ |
○ |
メールボックスの使用量が 50 GB を超過する場合でも、リソース メールボックスを移行することもできます。 Fly Server は、移行元メールボックスの自動プロセス設定をスキャンして移行するための 2 件のスクリプトが提供しています。詳細については、自動プロセス設定の移行 を参照してください。 | |||
インプレース アーカイブ メールボックス |
○ |
○ |
移行中に移行先アーカイブ メールボックスのストレージ容量が上限に達する場合、移行先アーカイブ メールボックスの自動拡張アーカイブ機能が有効になっていることを確認し、毎日増分移行ジョブを実行して新規作成または変更された移行元データを移行する必要があります。 | |||
スケジューリング メールボックス |
一部対応 |
○ |
スケジューリング メールボックスに移行できる対象は、スケジューリング メールボックスのみです。 スケジューリング メールボックスが対応しているオブジェクト プロパティについては、スケジューリング メールボックスの対応・未対応のオブジェクト プロパティ を参照してください。 *注意: 移行元または移行先が 21 Vianet テナントの場合、スケジューリング メールボックスは移行できません。 *注意: 移行元または移行先の接続に、従来の認証 をサービス アカウントの認証方法として選択する場合、スケジューリング メールボックスを移行できません。 | |||
リンクされたメールボックス |
○ |
○ |
移行マッピングを構成する際に、ドラッグ & ドロップ モードを使用できません。 リンクされたメールボックスのインポート後、リンクされたメールボックスのタイプは ユーザー メールボックス として表示されます。 | |||
配布グループ / 動的配布グループ / メールが有効なセキュリティ グループ |
Microsoft 365 グループへの移行 |
○ |
○ |
動的配布グループは動的配布グループにのみ移行できます。 | ||
配布グループへの移行 |
○ |
○ | ||||
メールが有効なセキュリティ グループへの移行 |
○ |
○ | ||||
動的配布グループへの移行 |
○ |
○ | ||||
メールボックス フォルダー
|
受信トレイ |
○ |
○ |
| ||
送信済みアイテム |
○ |
○ |
| |||
アイテムの削除 |
○ |
○ |
| |||
下書き |
○ |
○ |
移行先で移行された下書きアイテムの時間は、OWA でアイテムを表示した際のアイテムの移行時間になります。 | |||
アーカイブ |
○ |
○ |
| |||
会話履歴 |
○ |
○ |
| |||
メモ |
○ |
○ |
| |||
RSS フィード |
一部対応 |
一部対応 |
RSS フィード フォルダーが移行されますが、フォルダー内のアイテムが移行中にスキップされます。 | |||
RSS のサブスクリプション |
一部対応 |
一部対応 |
RSS のサブスクリプション フォルダーが移行されますが、フォルダー内のアイテムが移行中にスキップされます。 | |||
カスタム フォルダー |
○ |
○ |
| |||
迷惑メール |
○ |
○ |
| |||
連絡先 |
○ |
○ |
| |||
予定表
|
一部対応
|
一部対応
|
他の予定表の移行に対応しません。 予定表グループの移行に対応しません。 予定表の Skype for Business 会議のリンクは、移行後に移行先のリンクに置き換えることはできません。 移行元会議 A と同じ日時の移行先会議 B が存在し、かつ両方の会議が会議出席者とリソース メールボックスによって承諾されています。移行元リソース メールボックスが移行先会議のリソース メールボックスにマッピングされている場合、会議 A を移行先に移行した後、以下の点に注意してください: •移行先に、同じ日時と場所の会議アイテム (会議 B および移行された会議 A) が 2 つ存在します。 •この予定が予定表上の別の予定と重複していることを示すメッセージが、2 つの会議アイテムに表示されます。 •移行された会議 A の出席者が移行先で会議を確認す際に、会議が移行元ユーザーによって承諾されたものであることを示すメッセージが会議アイテムに表示されます。 移行元環境のドメインを移行先に保持しない場合、Exchange 移行ポリシーの 移行先メール アドレスに置き換えます 設定を有効にし、移行先で該当するメール アドレスで受信者のメール アドレスを置き換えます。ただし、以下の場合では、移行後に移行元ユーザーは移行先ユーザーに置き換えられません。 •開催者が移行先で予定表アイテムを表示する場合、移行元の開催者 / 出席者は移行先ユーザーに置き換えられます。出席者が予定表アイテムを表示する場合、移行元ユーザーは移行先ユーザーに置き換えられません。 API 制限のため、パブリック フォルダーで作成された予定表アイテムの移行元ユーザーは、移行先ユーザーに置き換えることはできません。 •出席者が移行先で移行されたアイテムに応答すると、メール通知が移行元開催者に送信される可能性があります。移行元開催者に送信されたメールを移行先開催者にリダイレクトするには、移行元開催者の メール転送 を構成する必要があります。 •出席者が移行元で予定表アイテムを承諾するにもかかわらず、移行後に開催者が移行先で移行済みアイテムを表示する場合、イベントに応答するユーザーが存在せず、開催者は 応答なし リストに追加されます。 •予定表アイテム内の移行元リソース メールボックスは移行先リソース メールボックスに置き換えられます。ただし、移行先の予定表アイテムおよび会議出席依頼 場所 のリソース名には、移行元の名前が表示されます。 Exchange 移行ポリシーの 会議リンクを移行先情報に置き換える 設定を有効にし、移行元会議リンクを移行先リンクに置き換える場合、移行元会議の開催者にユーザー マッピングが構成されていることに確認してください。注意点については、会議リンクを置き換える際の注意事項 セクションを参照してください。 | |||
ジャーナル |
○ |
○ |
| |||
回復可能なアイテム フォルダー |
削除 |
○ |
○ |
移行元 / 移行先メールボックスが Microsoft 365 グループ メールボックスの場合、回復可能なアイテム フォルダーには対応しません。 Exchange 移行では、Exchange 2013 SP1 以降の DiscoveryHolds フォルダーのみに対応しています。 | ||
バージョン |
○ |
○ | ||||
消去 |
○ |
○ | ||||
監査 |
× |
× | ||||
DiscoveryHolds |
○ |
○ | ||||
予定表ログ |
× |
× | ||||
SubstrateHolds |
○ |
○ | ||||
タスク |
○ |
○ |
移行元環境のドメインを移行先に保持しない場合、Exchange 移行ポリシーの 移行先メール アドレスに置き換えます 設定を有効にし、移行先で該当するメール アドレスで受信者のメール アドレスを置き換えます。タスクの割り当て先のメール アドレスは、移行後に移行先のメール アドレスに置き換えることはできません。 | |||
同期の問題 |
× |
× |
同期の問題フォルダーは、メール サーバーとの同期における一般問題または遅延を記録している同期ログを保持しています。移行パフォーマンスに影響し、移行先のストレージ容量を消費する大規模なログが含まれているため、このフォルダーは移行でスキップされます。 | |||
検索フォルダー |
× |
× |
検索フォルダーは、実際のアイテムが含まれない仮想フォルダーです。 | |||
スヌーズ中 |
○ |
○ |
| |||
隠しフォルダー |
一部対応 |
一部対応 |
移行元フォルダーは隠しフォルダーである場合、以下のことに注意してください。 •移行先フォルダーが存在しない場合、Fly Server は移行元フォルダーと同じ名前の隠しフォルダーを作成し、移行元隠しフォルダーのデータ・プロパティ・構造を移行先隠しフォルダーに移行します。 •移行先に移行元隠しフォルダーと同じ名前の一般フォルダーが存在する場合、Fly Server は移行元隠しフォルダー内のデータのみを移行先フォルダーに移行し、移行先フォルダーのプロパティや構造を変更しません。 | |||
送信トレイ |
× |
× |
| |||
メールボックス アイテム |
メール |
○ |
○ |
| ||
投稿 |
○ |
○ |
| |||
予定 |
○ |
○ |
予定は予定表アイテムであり、予定表の制限に従っています。 | |||
会議 |
一部対応 |
一部対応 |
会議は予定表アイテムであり、予定表の制限に従っています。 | |||
連絡先 |
一部対応 |
一部対応 |
お気に入りに追加された移行元の連絡先は、移行後に移行先でお気に入りとしてマークされません。 連絡先グループ (A) のメンバーに連絡先グループ (B) が含まれている場合、移行先で連絡先グループ (B) の メンバー を開くと、連絡先グループの詳細は表示されません。 | |||
タスク |
○ |
○ |
| |||
メモ |
○ |
○ |
| |||
ジャーナル登録 |
○ |
○ |
| |||
会話 |
○ |
○ |
| |||
オートコンプリート リスト |
一部対応 |
一部対応 |
API 制限のため、Outlook Web Access で生成されたオートコンプリート リストは移行できません。 Outlook for Mac は Exchange から / にオートコンプリート リストを同期しないため、Outlook for Mac で生成されたオートコンプリート リストは移行できません。詳細については、For Mac Outlook 内の最近使ったアドレス機能のしくみ を参照してください。 オートコンプリート リストを移行するには、サービス アカウントに ApplicationImpersonation ロールを持っていることを確認するか、テナントに対して十分な権限を持つアプリ プロファイルを提供する必要があります。 移行元 / 移行先メールボックスがアーカイブ メールボックスまたは Microsoft 365 グループ メールボックスの場合、オートコンプリート リストには対応しません。 | |||
グローバル連絡先 |
一部対応 |
一部対応 |
メール連絡先の連絡先情報がサポートされていないため、メール ユーザーは移行されません。 | |||
メールボックス アイテムのプロパティ |
ポリシーの割り当て |
一部対応 |
一部対応 |
アイテム / フォルダーのカスタム保持ポリシーを移行するには、移行ポリシーの カスタム機能 セクションで MigrateCustomRetentionPolicy=true 機能文字列を構成します。この機能を有効にすると、以下の問題に注意してください。 •グループ メールボックスのアイテム / フォルダーの保持ラベルを移行するには、保持ラベルがグループ メールボックスに発行されましたが、グループの所有者が存在しない場合、カスタム保持ポリシーの移行は失敗します。 •移行元または移行先が Exchange 2010 である場合、アイテム / フォルダーの保持タグを移行できません。 •Microsoft API の制限により、移行元タスク要求の保持タグを移行できません。 •Microsoft API の制限により、移行で移行元 Built-in フォルダーの保持タグはスキップされます。 | ||
共有アクセス許可 |
○ |
○ |
Fly Server インターフェイス上で既定の予定表および既定の予定表フォルダーのサブフォルダー内の予定表の権限を移行することができます。特定の予定表を移行する場合は、Fly Server が提供するスクリプトを使用することができます。詳細については、共有予定表権限の移行 を参照してください。 注意事項が以下の通りです。 組織内のユーザー に構成した権限を移行することはできません。 移行ポリシーで 移行元データを指定した移行先フォルダーに移行する を選択した場合、予定表権限は移行先メールボックスの既定予定表に移行されます。 Outlook Web Access を使用して、共有とアクセス許可 で予定表の 招待と返信の送信先 委任を構成した場合、Microsoft 365 API の制限により、移行後に移行先で委任が移行元と異なることがあります。 移行先が Exchange オンプレミスである場合、予定表権限を移行先に移行する際に、Microsoft 365 API 制限のため、共有ユーザーは通知を受信することができません。 移行元または移行先が Exchange Online である場合、AvailabilityOnly、LimitedDetails、Reviewer、Editor 権限を移行すると、共有先ユーザーに通知が送信されます。通知を表示するには、ユーザーはメールボックスにログインし、共有された予定表を承諾する必要があります。その他の権限の場合、通知は共有先ユーザーに送信されません。共有予定表を表示するには、ユーザーは Outlook Web Access で予定表を手動で追加する必要があります。
| |||
ピン留め / ピン留め解除 |
○ |
○ |
| |||
フラグ |
○ |
○ |
| |||
既読 / 未読としてのマーク |
○ |
○ |
| |||
フラグの設定 |
○ |
○ |
| |||
カテゴリ |
一部対応 |
一部対応 |
カスタム カテゴリが移行先に移行できません。 | |||
To Do リスト |
× |
× |
Microsoft の変更により、このプロパティは対応しなくなります。 | |||
メールの秘密度ラベル |
一部対応 |
一部対応 |
移行元ラベルと移行先ラベルの アクセス許可を今すぐ割り当てますか、それともユーザーが決定するようにしますか? 設定で選択されたオプションが同じであることを確認します。 移行先が 21Vianet テナントである場合、秘密度ラベルを移行先メールに適用することはできません。 二重キー暗号化 を使用している秘密度ラベルを移行することはできません。 既定では、暗号化されていないメールに適用されている秘密度ラベルを移行することはできません。これらの秘密度ラベルを移行するには、移行ポリシーの カスタム機能 セクションで MigrateLabelsForNonEncryptedEmails=true 機能文字列を構成します。 外部ユーザーによって暗号化されたメールを暗号化解除および移行することはできません。 移行元メールに適用されているラベルにサブレベルが含まれている場合、そのメールを移行することはできません。 ラベルが移行先ユーザーに発行されていない場合、メールに適用されたラベルは表示できません。 Office 365 メッセージ暗号化で暗号化されたメールも移行可能です。 秘密度ラベルの詳細情報については、秘密度ラベルの管理に関する情報 を参照してください。 | |||
会議参加者の応答状態 |
○ |
○ |
移行元の会議参加者にユーザー マッピングが構成された場合、Microsoft 365 API 制限のため、移行後に会議参加者の返信状態を保持することができません。 | |||
X500 メール アドレス |
○ |
○ |
移行元ユーザーにユーザー マッピングを構成できますが、移行元データを移行するには移行ポリシーで ユーザー マッピングに基づいて、送信者 / 受信者のメール アドレスを置き換える を選択しないでください。事後移行ジョブを実行して移行元 X500 メール アドレスを移行先メールボックスに追加する場合、移行先ユーザーが Outlook Web Access でメールを確認する際に、移行元ユーザーの表示名は移行先ユーザーの表示名として表示されます。 | |||
添付ファイル |
○ |
○ |
| |||
メールボックスの委任 |
ユーザー メールボックス |
一部対応 |
一部対応 |
ユーザー メールボックスの メールボックス所有者として送信する 権限、代理人として送信する 権限、フル アクセス許可 権限を移行することができます。 ユーザー メールボックスのフォルダーの権限は移行に対応しません。 | ||
リソース メールボックス |
一部対応 |
一部対応 |
リソース メールボックスの メールボックス所有者として送信する 権限、代理人として送信する 権限、フル アクセス許可 権限を移行することができます。 リソース メールボックスのフォルダーの権限は移行に対応しません。 | |||
共有メールボックス |
一部対応 |
一部対応 |
共有メールボックスの メールボックス所有者として送信する 権限、代理人として送信する 権限、フル アクセス許可 権限を移行することができます。 メールボックスのフォルダーの権限は移行に対応しません。 | |||
スケジューリング メールボックス |
一部対応 |
一部対応 |
共有メールボックスの メールボックス所有者として送信するアクセス許可 権限および フル アクセス許可 権限を移行することができます。 メールボックスのフォルダーの権限は移行に対応しません。 | |||
Microsoft 365 グループ |
一部対応 |
一部対応 |
Microsoft 365 グループ メールボックスの メールボックス所有者として送信する 権限および 代理人として送信する 権限を移行することができます。 メールボックスのフォルダーの権限は移行に対応しません。 | |||
配布グループ / 動的配布グループ / メールが有効なセキュリティ グループ |
○ |
○ |
配布グループ / 動的配布グループ / メールが有効なセキュリティ グループの メールボックス所有者として送信する 権限および 代理人として送信する 権限は移行できます。 動的配布グループは、動的配布グループにのみ移行できることに注意してください。 | |||
配布グループ / 動的配布グループ / メールが有効なセキュリティ グループの設定
|
一部対応 |
一部対応 |
配布グループ / 動的配布グループ / メールが有効なセキュリティ グループの 全般、所有権、メンバーシップ、配信管理 の設定は移行できます。 移行先グループが既に存在する場合、移行元の配布グループ / 動的配布グループ / メールが有効なセキュリティ グループの全般情報が移行されず、移行先グループの全般情報が保持されます。 移行先グループが既に存在する場合、移行先の所有者 / メンバーを保持しながら移行元の所有者 / メンバーを移行することができます。 配布グループ / 動的配布グループ / メールが有効なセキュリティ グループの メンバーシップの承認 および メッセージの承認 設定は移行できません。 | |||
Outlook 設定 |
Outlook の構成 |
ユーザー プロファイル |
○ |
○ |
Fly アシスト ツールを使用してエンド ユーザーの Outlook プロファイルを更新する場合は、エンド ユーザーのデバイスが Windows オペレーティング システムを使用していることを確認してください。Outlook for Mac の場合、Outlook for Mac でプロファイルまたは ID を管理する を参照してください。 *注意: プロファイルに複数のメール アカウントがあり、Fly アシスト ツールでプライマリ メール アカウント用の Outlook プロファイルを構成した場合、移行先の該当メール アカウントをプライマリ メール アカウントとして構成することはできません。 *注意: 既定のプロファイルに複数のメール アカウントがあり、Fly アシスト ツールで既定のメール アカウント用の Outlook プロファイルを構成した場合、移行先の該当メール アカウントを既定のメール アカウントとして構成することはできません。 | |
署名 |
× |
× |
| |||
メール転送 |
× |
× |
| |||
Outlook クイック アクションの設定 |
× |
× |
| |||
自動応答 (不在時) |
一部対応 |
一部対応 |
ユーザー / リソース / 共有メールボックスの自動応答 (不在時) 設定のみが移行できます。 Exchange PowerShell を使用して、移行先グループ メールボックスの自動応答 (不在時) 設定を構成することができます。 | |||
受信トレイのルール |
一部対応 |
一部対応 |
詳細については、対応・未対応 Outlook on the Web ルール および 対応・未対応 Outlook ルール を参照してください。 ルールは名前に基づいて移行されます。ルールの移行後、移行元ルールの名前を変更した場合、ルールは増分ジョブで再移行されます。 |
会議リンクを移行先の情報に置き換える 設定を有効にして、移行元の会議リンクを移行先のリンクに置き換える場合、以下の状況で問題が発生する可能性があります。
1. 会議リンクを移行先の情報に置き換える 設定を有効にして、移行元の会議リンクを移行先のリンクに置き換えた後に、移行先ユーザーが Teams 内のカレンダー アイテムで会議に参加する場合、アイテムの上にエラー メッセージが表示されます。ユーザーはそのメッセージを無視して、会議に正常に参加することができます。
2. 移行元メールが Microsoft 365 Defender の 安全なリンク ポリシーが有効になっているメールボックスに存在する場合、移行元の会議リンクを移行先情報に置き換えるために、移行ポリシーの カスタム機能 セクションに ReplaceSafeLink=true 文字列を追加する必要があります。
3. API 制限のため、ユーザーが新しいリンクで会議に参加した後、一部の機能が移行元と異なる場合があります。
•移行先の開催者が Web 上の Teams を使用して会議に参加する場合:
o チャット、アプリ、レコードと通訳、会議のメモ アクションを使用できません。
o 会議タイトル、日付と時刻、会議 ID、会議のオプション リンクは 会議情報 に表示されません。
o ビデオの着信をオフにする は その他 > 設定 に表示されないが、表示 > その他のオプション に表示されます。
o 現在のユーザーのみが会議に表示されます。
o 会議期間は表示されません。
o その他 > 設定 に表示される 会議のオプション 内のオプションは表示されません。
•移行先の参加者が Web 上の Teams を使用して会議に参加する場合:
o チャット、アプリ、レコードと通訳、会議のメモ アクションを使用できません。
o 会議タイトル、日付と時刻、会議 ID、会議のオプション リンクは 会議情報 に表示されません。
o ビデオの着信をオフにする は その他 > 設定 に表示されないが、表示 > その他のオプション に表示されます。
o 現在のユーザーのみが会議に表示されます。
o 会議期間は表示されません。
•移行先の開催者が Teams アプリを使用して会議に参加する場合:
o チャット、アプリ、レコードと通訳、会議のメモ アクションを使用できません。
o 現在のユーザーのみが会議に表示されます。
o 会議タイトル、日付と時刻、会議 ID、会議のオプション リンクは 会議情報 に表示されません。
o 会議期間は表示されません。
o その他 > 設定 に表示される 会議のオプション 内のオプションは表示されません。
•移行先の参加者が Teams アプリを使用して会議に参加する場合:
o チャット、アプリ、レコードと通訳、会議のメモ アクションを使用できません。
o 現在のユーザーのみが会議に表示されます。
o 会議タイトル、日付と時刻、会議 ID、会議のオプション リンクは 会議情報 に表示されません。
o 会議期間は表示されません。
4. 予定表の 会議のオプション リンクは開けません。
5. 会議リンクを移行先に移行した後、会議のオプション ページを開くことはできません。
6. 会議の出席者に移行元ユーザーと移行先ユーザーが含まれており、移行元ユーザーが移行先ユーザーにマッピングされている場合、移行後、マッピングされた出席者が移行先で置き換えられた会議リンクをクリックし、元の移行先の出席者が移行元の会議リンクをクリックすると、異なる会議に参加することになります。
7. 会議リンクの移行元テナント ID は移行先の情報に置き換えられます。会議の参加者に外部ユーザーが含まれている場合、外部ユーザーが移行元の会議リンクをクリックして会議に参加する場合、外部ユーザーが参加する会議は内部ユーザーが参加する会議と異なります。外部ユーザーが内部ユーザーと同じ会議に参加できるように、移行先の会議開催者は会議を更新する必要があります。
会議が上記 6 または 7 の状況に該当する場合は、会議リンクを移行先の情報に置き換える 設定を有効にせず、ChangeTeamsMeetingScopeAsEveryone=true カスタム機能文字列を構成して、移行元会議リンクを全員に公開することをお勧めします。また、移行元テナントにアプリ プロファイルが構成されており、かつ移行元の会議リンクを公開するためにそのアプリに以下の権限が付与されていることを確認してください。
*注意: 移行元の会議リンクは、サービス アカウントを使用して公開することができません。
•Fly Server アプリまたはカスタム アプリにアクセス ポリシーが割り当てられていることを確認してください。詳細については、アクセス ポリシー を参照してください。
•カスタム アプリを使用している場合、Microsoft Graph API > OnlineMeetings.ReadWrite.All 権限がアプリに割り当てられていることを確認してください。
移行ポリシーで 会議リンクを移行先の情報に置き換える 設定を有効にするかどうかについては、異なる移行方法に基づいた推奨事項があります。
•ビッグ バン移行 (一度にすべてのオブジェクトを移行する) の場合、上記の状況は発生しない可能性があるため、会議リンクを移行先の情報に置き換える 設定を有効にして、移行元会議リンクを移行先リンクに置き換えることをお勧めします。
•ウエーブベースの移行 (移行を複数のウェーブに文割) の場合、上記の状況を回避するために、会議リンクを移行先の情報に置き換える 設定を有効にせず、上記の解決策を参照することを推奨します。