Fly Server は Google Workspace、G Suite Business、G Suite Basic アカウントの Gmail 移行をサポートし、個人アカウントはサポートされていません。IMAP 移行を使用して、Gmail 個人アカウントのデータを移行できます。詳細については、IMAP/POP3 移行 を参照してください。
Gmail 移行で対応している・対応していないオブジェクト タイプの詳細については、以下の表を参照してください。
○ – 対応; × – 未対応
*注意: 以下の表に記載されていないオブジェクト タイプはサポートされていません。
オブジェクト タイプ |
サービス アカウント認証の対応状況 |
アプリ プロファイルの対応状態 |
コメント | ||
メールボックス |
ユーザー メールボックス |
○ |
○ |
ユーザー メールボックスを Microsoft 365 グループ メールボックスに移行することはできません。 ユーザーが 一時停止 および アーカイブ されている場合、メールボックスは移行先に移行できません。 メールボックス委任 / 権限は移行に対応しません。 ユーザー メールボックスは、リンクされたメールボックスに移行できます。 ユーザー メールボックスをリンクされたメールボックスに移行するには、以下のことに注意してください。 •移行マッピングを構成する際に、ドラッグ & ドロップ モードを使用できません。 •リンクされたメールボックスのインポート後、リンクされたメールボックスのタイプは ユーザー メールボックス として表示されます。 | |
リソース メールボックス |
一部対応 |
一部対応 |
リソース メールボックスを Microsoft 365 グループ メールボックスに移行することはできません。 以下のイベントのプロパティは移行先に移行されない可能性があります。 •Exchange 予定表にカラー プロパティがないため、イベントのカラーは移行先に移行できません。 •イベントの通知時間を移行先に移行することはできません。移行先のアラートの既定時間 (15 分) はイベントの移行時間として表示されます。 •移行元イベントが移行元タイムゾーンの夏時間 (DST) と標準時間の切り替時に発生した場合、イベントの時間が移行先に正しく移行されない可能性があります。 •移行先 Exchange がリソース メールボックスの最長予約リード タイム (日) で構成されており、移行元イベントの会議終了日が移行先の予約リード タイムよりも遅い場合、イベントを移行できます。ただし、イベントの開催者が移行先でイベントを更新すると、イベントは自動的にキャンセルされます。 •移行先 Exchange がリソース メールボックスの最長イベント期間で構成されており、移行元イベントの会議期間が移行先の最長期間を超えている場合、イベントを移行できます。ただし、イベントの開催者が移行先でイベントを更新すると、イベントは自動的にキャンセルされます。 | ||
フォルダー |
受信トレイ |
○ |
○ |
| |
送信済み |
○ |
○ |
| ||
すべてのメール |
× |
× |
すべてのメール フォルダーは、すべてのメールを表示できる仮想フォルダーです。 | ||
スター付き |
一部対応 |
一部対応 |
スター付き ラベルは、移行先のフォルダーとして移行されません。スター付き ラベルのメールは、移行先に フラグ ( | ||
下書き |
○ |
○ |
| ||
アーカイブ フォルダー |
○ |
○ |
Gmail 検索メール のテキスト ボックスに has:nouserlabels -label:Inbox -label:sent -label:spam -label:chats -label:drafts -label:trash -label:social -label:promotions -label:updates -label:forums を入力すると、アーカイブ フォルダー内のアーカイブ アイテムが表示されます。 | ||
迷惑メール |
○ |
○ |
| ||
ごみ箱 |
○ |
○ |
| ||
スヌーズ中 |
× |
× |
| ||
重要 |
一部対応 |
一部対応 |
重要 ラベルは、移行先のフォルダーとして移行されません。重要 ラベルのメールは、移行先に重要 ( | ||
カスタム ラベル |
○ |
○ |
移行ポリシーで ラベルをフォルダーとして移行する を選択すると、複数のラベルを持つ移行元メールがラベルに基づいて異なるフォルダーに移行されるため、移行先でメールの重複が発生します。このオプションでは、移行元フォルダーの構造が保持されます。 移行ポリシーで ラベルをカテゴリとして移行する を選択すると、複数のラベルを持つ移行元メールが、移行元と同じ名前の移行先 Built-in フォルダーに移行されます。 | ||
チャット |
× |
× |
| ||
予定 |
一部対応 |
一部対応 |
スケジュール設定は移行できませんが、スケジュールされたメールは移行できます。 | ||
カテゴリ |
一部対応 |
一部対応 |
ソーシャル / 新着 / フォーラム / プロモーション ラベル、およびこれらのラベルの付いたメールのみが移行可能です。 | ||
アイテム |
メール
|
○
|
○
|
移行元 Google API 制限のため、移行元のミュートされたメールを取得・移行することはできません。 移行先 API 制限のため、移行元メール本文は移行後に移行先で正しく表示されない可能性があります。 メール添付ファイルは移行先に移行できます。以下のことに注意してください。 移行元では、メールにアップロードされた添付ファイルが
25 MB を超える場合、Gmail は添付ファイルをユーザーの Google
ドライブに保存し、添付ファイルにリンクを残します。Google
ドライブからメールに添付ファイルを挿入する場合、Gmail
は添付ファイルをリンクとして表示します。
| |
カレンダー |
一部対応 |
一部対応 |
他の予定表の移行に対応しません。 移行では、不在 / フォーカス タイム イベントはサポートされていません。 ユーザーが 停止中 または アーカイブ済み 状態である場合、カレンダーを移行先に移行することはできません。 会議室の情報は、移行先の会議体に移行されます。 以下のイベントのプロパティは移行後、移行先に移行されない可能性があります。 •Exchange 予定表にカラー プロパティがないため、イベントのカラーは移行先に移行できません。 •移行元イベントが移行元タイムゾーンの夏時間 (DST) と標準時間の切り替時に発生した場合、イベントの時間が移行先に正しく移行されない可能性があります。 | ||
タスク |
○ |
○ |
タイトルと詳細が空のタスクは移行されません。 移行先 Exchange タスクには対応するプロパティがないため、タスクのサブタスクはタスクに移行されます。 Google API 制限のため、タスクの繰り返しプロパティの値は移行できません。 ユーザーが 停止中 または アーカイブ済み 状態である場合、タスクを移行先に移行することはできません。 | ||
チャット |
× |
× |
チャット アイテムを移行するには、AvePoint 技術サポートに連絡してください。 | ||
連絡先 |
一部対応 |
一部対応 |
この表の下にある注意事項を参照してください。 | ||
その他の連絡先 |
× |
× |
| ||
連絡先ラベル |
連絡先グループ / 連絡先リストへの移行 |
○ |
○ |
Exchange Online に移行する場合、連絡先のメール アドレスが空の連絡先ラベルは移行できますが、メール アドレスが空である連絡先は、Exchange Online で連絡先を作成できないため、移行先の連絡先グループに移行できません。 | |
Google グループ |
Microsoft 365 グループへの移行 |
一部対応 |
一部対応 |
組織内のすべてのユーザー をメンバー / オーナー / マネージャーとしている Google グループは移行先に移行できません。 Google グループの マネージャー ロールは メンバー ロールとして移行されます。 Google グループのオーナー、マネージャー、メンバー、表示名、説明は移行できます。Google グループのマネージャーは移行先の配布グループのメンバーとして移行されます。 | |
配布グループへの移行 |
一部対応 |
一部対応 | |||
メールが有効なセキュリティ グループへの移行 |
一部対応 |
一部対応 | |||
Google グループ会話 |
× |
× |
会話を移行する場合、サポートに連絡してください。 | ||
アイテムのプロパティ |
フラグ |
○ |
○ |
| |
既読 / 未読としてのマーク |
○ |
○ |
| ||
カテゴリ |
一部対応 |
一部対応 |
移行ポリシーで ラベルをフォルダーとして移行する オプションを選択する場合、複数のラベルを含む移行元メールは、ラベルに基づいて異なるフォルダーに移行され、移行先でメールの重複が発生します。このオプションでは、移行元フォルダーの構造が保持されます。 移行ポリシーで ラベルをカテゴリとして移行する オプションを選択する場合、複数のラベルを含む移行元メールは、対応する言語の移行元フォルダーと同じ名前を持つ移行先 Built-in フォルダーに移行されます。 | ||
添付ファイル |
○ |
○ |
| ||
共有アクセス許可 |
○ |
○ |
共有カレンダーの権限を移行するには、Gmail Post Migration ツールを使用して共有カレンダーの権限をスキャンし、Windows PowerShell で権限を移行する必要があります。詳細については、共有カレンダーおよびメールボックス権限のスキャン および 共有カレンダーの権限の移行 を参照してください。 | ||
Google Workspace 内の保持データ |
保持メール |
○ |
○ |
Google Migration Vault ツールを使用して、Google workspace 内の保持データをファイルにエクスポートし、PST ファイル移行を実行して、データを移行することができます。詳細については、付録 G - Google Migration Vault ツールを使用したホールド データのエクスポート を参照してください。 | |
Google グループ会話 |
○ |
○ | |||
チャット |
○ |
○ | |||
Gmail 設定 |
フィルタ |
一部対応 |
一部対応 |
Gmail フィルタから Exchange 受信トレイ ルールへのマッピングの詳細については、Gmail フィルタから受信トレイ ルールへのマッピング セクションを参照してください。 |
*注意: Gmail には共有メールボックスが存在しません。
*注意: 受信トレイ ルールは、移行元がリソース メールボックスでなく、移行先がアーカイブ メールボックスでない場合に移行することができます。
*注意: 移行元 Gmail データを移行先の Exchange に移行する場合、データ ストレージ方法が異なるため、データ サイズが小さくなります。
*注意: 移行元のメールが 情報保護モード を構成した場合、移行後にメール コンテンツを表示できなくなり、移行先のメールにリンクが含まれます。受信者はリンクをクリックして Google アカウントにログインし、移行元の送信者がオンラインの際にメール コンテンツを確認することができます。
*注意: 移行の進行中、開催者が Microsoft 365 に存在し、Gmail 側に存在する適切な転送設定を持つ出席者のカレンダーの招待に対して、開催者が招待を更新またはキャンセルすると、更新やキャンセルによってトリガーされたメールが Gmail の出席者に送信されても、開催者の更新やキャンセルは出席者の Gmail カレンダーに同期されません。
Gmail 連絡先を移行する場合、以下のことに注意してください。
•ゴミ箱内の連絡先は移行できません。
•連絡先のプレフィックスは移行先のタイトルとして移行されます。
•連絡先の誕生日の値が mm/dd/yyyy, yyyy-mm-dd および mm.dd.yyyy の日付形式である場合、誕生日を移行できます。
連絡先の誕生日の値が mm/dd/yyyy HH:mm:ss および yyyy-mm-dd HH:mm:ss の時刻形式である場合、誕生日を移行できますが、移行先で誕生日の日付のみが表示されます。
•Exchange 連絡先には対応するプロパティがないため、連絡先のミドル ネーム (ふりがな) は移行できません。
•連絡先のプロパティ値としてのファイルは移行できません。
•Exchange 連絡先に追加できるメール アドレスは 3 件だけであるため、連絡先の最初 3 件のメール アドレスのみを移行できます。
•移行元連絡先のメール アドレス形式が無効・空白である場合、連絡先は移行されますが、移行先の連絡先グループに追加されません。
•連絡先のメール アドレスに EWS でサポートされていない禁則文字が含まれている場合、連絡先を移行することができません。
•Exchange 連絡先には対応するプロパティがないため、連絡先メール アドレスのラベルは移行できません。
•Google Voice ラベルの電話番号は移行先の別のタイプとして移行されます。
•同一ラベルの最初の2つ / 最初の (ラベルのタイプに基づく) 電話番号のみが移行されます。
•国別電話番号は移行されません。
•Exchange 連絡先に追加できる番地は 1 件だけであるため、連絡先に同じラベルを使用している複数の番地が存在する場合、ラベルの最初の番地のみを移行できます。
•Exchange 連絡先には対応するプロパティがないため、連絡先の PO ボックスは移行できません。
•連絡先のプロファイル、ブログ、またはホームページ Web サイトは移行先の個人 Web サイトとして移行されます。Exchange 連絡先に追加できる個人 Web サイトは 1 件だけであるため、連絡先にプロファイル、ブログ、およびホームページタイプなど複数の Web サイトが追加された場合、Web サイト タイプに関係なく最初 1 件の Web サイトのみを移行できます。
•連絡先の Work website は、移行先のビジネス Web ページとして移行されます。Exchange 連絡先に追加できるビジネス Web ページは 1 件だけであるため、連絡先に複数の Work website が追加された場合、最初の Web サイトのみを移行できます。
•Exchange 連絡先に追加できるビジネス Web ページは 1 件だけであるため、最初の Work website のみが移行先のビジネス Web ページとして移行されます。
•連絡先のリレーションシップは移行先のメモとして移行されます。各リレーションシップの値はメモの 1 行として移行されます。
•Exchange 連絡先に追加できる記念日は 1 件だけであるため、連絡先の最初の記念日イベントのみを移行できます。
•Exchange 連絡先に表示できるチャットは 1 件だけであるため、連絡先の最初のチャットのみを移行できます。チャットのラベルは Exchange に対応しません。
•API 制限のため、連絡先の内部通話は移行できません。
•Exchange 連絡先には対応するプロパティがないため、連絡先のカスタム フィールドは移行できません。
•Exchange は空の連絡先リストに対応しないため、連絡先なしの移行元ラベルは移行できません。
•プレフィックス、 名、ミドルネーム、姓、サフィックス、名のフリガナ、姓のフリガナ、ニックネーム、会社、役職、部署、メール、携帯、番地 (郵便番号、ZIP コード、市区町村、都道府県)、Web サイト、チャットなどのプロパティの長さが 255 文字に超過する場合、超過された文字は移行後にプルーニングされます。