FLY を利用したメールボックス パスワードの収集 (必須ではありません)

IMAP/POP3 移行を実行する際に、パスワードが他のユーザーに対しても利用可能である場合、エンド ユーザーが情報セキュリティ上の安全性を不安視することがあり、すべての移行元メールボックスのパスワードの収集が難しい場合があります。FLY の メールボックス マネージャー に移動し、メールボックスを構成してユーザーからパスワードを収集することができます。収集されたパスワードは暗号化され、FLY には表示されません。

メール構成 でメール通知が有効になっており、メール サーバーが構成されていることを確認してください。詳細については、メール通知設定の構成 を参照してください。

FLY を使用して移行元メールボックスのパスワードを収集する方法については、以下の説明を参照してください。

1.   FLY にログインします。

2.   画面左側の 管理 をクリックし、メールボックス マネージャー を選択します。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション, メール

自動的に生成された説明

3.   FLY を使用してパスワードを収集する対象メールボックスを追加します。メールボックスの追加には 2 種類の方法があります。

    ユーザーを個別に追加する場合

i.   [追加] をクリックすると、メールボックスの追加 ページが表示されます。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション

自動的に生成された説明

ii.  FLY を使用してパスワードを収集する対象メールボックスのメール アドレス、サーバー名、サーバー ポートを入力します。

§ メールボックスが SSL 暗号化を使用している場合、該当する暗号化済みサーバー ポートを入力し、SSL を有効にする を選択します (例: 993 が IMAP サーバーの暗号化済みサーバー ポートです)。 

§ メールボックスが SSL 暗号化を使用していない場合、該当する暗号化されていないサーバー ポートを入力し、SSL を有効にする の選択を解除します (例: 143 が IMAP サーバーの暗号化されていないサーバー ポートです)。

iii. メールボックスのタグを入力することもできます。このタグは、メールボックス マネージャー ページでメールボックスをフィルターする際に使用します。

iv. [保存] をクリックしてメールボックスを保存します。

    CSV ファイルを使用してメールボックスを一括でインポートします。

i.   (information icon) アイコンにマウス カーソルを移動させ、[ダウンロード] をクリックしてテンプレートをダウンロードします。

ii.  CSV ファイルで、メールボックスの情報を 1 行内で構成します。マッピングの構成方法については、以下のスクリーンショットを参照してください。

§ メールボックスが SSL 暗号化を使用している場合、該当する暗号化済みサーバーポートを入力し、Enable SSL 列の値を TRUE に設定します (例: 993 が IMAP サーバーの暗号化済みサーバー ポートです)。

§ メールボックスが SSL 暗号化を使用していない場合、該当する暗号化されていないサーバー ポートを入力し、Enable SSL 列の値を FALSE に設定します (例: 143 が IMAP サーバーの暗号化されていないサーバー ポートです)。

The example of configuring mailbox password collection

iii. CSV ファイルの構成後、ファイルを CSV UTF-8 (コンマ区切り) (*.csv) タイプで保存してください。[インポート] をクリックして更新済みファイルをインポートします。

メールボックスが既に メールボックス マネージャー ページに追加されている場合、既存メールボックスの 編集 (The Edit button) ボタンをクリックし、メールボックスの編集 ページで情報を更新することもできます。

4.   FLY を使用してメールボックスのパスワードを収集するには、パスワードの状態が 未収集 であるメールボックスの メールの送信 (The Send Email button) ボタンをクリックするか、メールボックスを選択して [メールの送信] をクリックします。パスワードを収集するためのメールの送信 ページが表示されます。

5.   ドロップダウン リストからメール テンプレートを選択し、[表示] をクリックしてテンプレートを表示します。[編集] をクリックしてテンプレート情報を編集します。[新規] をクリックすると、新しいメール テンプレートを作成することもできます。テンプレートの構成方法の詳細については、メール通知設定の構成 を参照してください。

6.   [送信] をクリックして、移行元メールボックスのパスワードを収集するためのメールを送信します。

*注意: IMAP/POP3 移行で Yahoo メール アカウントに接続するには、アプリ プロファイルが必要です。エンド ユーザーは 説明 に従って、移行元メールボックスのアプリ パスワードを生成することができます。他のメールボックス サーバーにおいても移行元メールボックスに接続するにはアプリ パスワードが必要となる可能性があります。FLY はそのサーバーのアクセス要件に従います。

移行元メールボックスのパスワードの収集後、メールボックスの パスワードの状態収集済み に更新されます。パスワードの状態が 収集済み であるメールボックスを選択し、[エクスポート] をクリックしてメールボックスを CSV ファイルにエクスポートします。CSV ファイルでメールボックスの情報を構成した後、これらのメールボックスを IMAP/POP3 移行プランにインポート可能となるため、メールボックスのパスワードを構成する必要はありません。