テストデータを使用して簡単な移行プランを設定し、パイロットを実施してアカウントに十分な権限が付与されていることを確認し、プランの構成および移行の結果が移行要件を満たしているかどうかを確認することをお勧めします。
一般的に、ユーザーは Microsoft チームのメンバーとして追加する場合、ユーザーに招待メッセージは送信されます。移行で移行先チームが FLY によって新規された場合、中断を回避するために既定では招待メッセージが無効にされます。DisableAndEnableGroupWelcomeEmail.ps1 ファイルを実行して、招待メッセージを有効にすることができます。(移行先チームが移行前にすでに存在する場合、FLY は招待メッセージを無効にしません。招待メッセージを無効にすることもできます。) 詳細については、招待メッセージの有効 / 無効方法 セクションを参照してください。
既定では、FLY は移行元会話メッセージおよびその返信メッセージを個別メッセージとして移行されます。スロットリングを軽減するためにチャネル会話メッセージおよびその返信メッセージを 1 件のメッセージとして移行する場合、FLY エージェント サーバーの ...\APElements\FLY\Agent\bin\SlackTeamsMigration.exe.config ファイルで <add key="MergeReplysInMessage" value="False" /> ノードの value=" " 属性の値を True に変更することができます。(詳細移行でプライベート / パブリック チャネルから標準チャネルに移行する際に、チャネル会話メッセージおよびその返信メッセージを 1 件のメッセージとして移行する機能は利用することはできません。FLY は移行元会話メッセージおよびその返信メッセージを個別メッセージとして移行します。)
移行元会話を移行する際に、FLY マネージャー サーバーの ...\APElements\FLY\Manager\Control\bin\TimerService.exe.config ファイルに <add key="ConversationTimeZone" value=" " /> ノードを追加し、value=" " 属性の値 (例: (UTC+08:00) 北京、重慶、香港、ウルムチ) としてカスタムタイム ゾーンを構成することで移行先のタイム ゾーンをカスタマイズすることができます。構成後、FLY Timer Service を再起動します。この機能を使用する場合は、以下の点を注意してください。
•クラシック方法を使用して移行する場合、カスタム タイム ゾーンを構成すると、FLY は移行された会話のタイム ゾーンを新規構成されたタイム ゾーンに更新します。カスタム タイム ゾーンを構成しない場合、既定では FLY は移行元会話に対して移行元投稿日時の UTC タイム ゾーンを移行先に保持します。
•詳細方法を使用して移行する場合、カスタム タイム ゾーンを構成すると、
o チャネルをプライベート チャネルに移行する際に、移行された会話のタイム ゾーンは新規構成されたタイムゾーンに更新されます。(チャネルをプライベート チャネルに移行するには、移行の完了 ジョブを実行してください。)
o チャネルをプライベート チャネルに移行する際に、移行された会話のタイム ゾーンは移行先チームにアクセスするマシンと同じになります。
カスタムタイム ゾーンを構成しない場合、移行された会話のタイム ゾーンは移行先チームにアクセスするマシンと同一になります。
既定では、移行元会話メッセージを移行先に移行した後、移行先のタイム形式が yyyy-mm-dd hh:mm:ss です。FLY エージェント サーバーの ...\APElements\FLY\Agent\bin\SlackTeamsMigration.exe.config ファイルに <add key="DateTimeStringFormat " value=" " /> ノードを追加して、value=" " 属性値 (例: mm-dd-yyyy hh:mm:ss) としてカスタムタイム形式を構成することで会話メッセージの移行先タイム形式をカスタマイズすることもできます。
Slack 移行を実行する方法については、以下の説明を参照してください。
1. FLY にログインします。
2. 画面左側の 移行 をクリックします。移行プラン ページが表示されます。
3. ドロップダウン リストから Slack を選択し、[OK] をクリックして Slack 移行プランを表示します。すべての移行タイプ をクリックすると、すべての移行プランを表示することもできます。
() ボタンをクリックして移行プランをウィザード
ビューで表示するか、(
) ボタンをクリックして移行プランをリスト
ビューで表示することができます。
4. ウィザード ビューの 移行プランの作成 () ボタンまたはリスト ビューの [プランの作成]
をクリックすると、移行プランの作成 ページが表示されます。
5. 移行元 ステップで、移行元接続タイプとして Slack を選択します。
6. 構成済みの接続を選択するか、[新規接続の追加] をクリックして新しい接続を追加します。
7. [次へ] をクリックします。
8. 移行先 ステップで、Microsoft Teams が移行先の接続タイプとして選択されています。構成済みの接続を選択するか、[新規接続の追加] をクリックして新しい接続を追加します。
9. 要件に従って移行方法を選択します。
•クラシック - クラシック方法を使用して移行を実行します。
*注意: クラシック方法を使用して移行を実行し、チャネルを移行先に存在しないプライベートチャネルに移行する場合、移行先接続用のサービス アカウントが提供されていることを確認してください。アプリ プロファイルのみが提供されている場合、FLY が移行先にプライベート チャネルを作成できても、移行元の 会話 および ファイル を移行することはできません。
•詳細 - 詳細方法を使用して移行を実行します。
*注意: プランの移行ジョブが既に実行されている場合、プランを編集する際に移行方法を変更することはできません。
*注意: 移行先が Microsoft 365 Multi-Geo テナントで、移行先チームが存在しない場合、FLY は以下の事例に従って移行先場所にチームを作成します。
•詳細移行を実行する場合、チームは移行先テナントの中央管理場所に作成されます。
•クラシック移行を実行し、
o 移行先接続用のアプリ プロファイルのみを提供する場合、チームは移行先テナントの中央管理場所に作成されます。
o 移行先接続でサービス アカウントのみを提供する場合、チームはサービス アカウントと同一場所に作成されます。
10. [次へ] をクリックして、範囲 ステップが表示されます。
11. 範囲 ステップには、チャネル マッピングの構成方法が 3 種類あります。
詳細方法を使用して移行を実行する場合、移行元 Slack チャンネルを移行先に存在しないチームにマッピングします
•マッピングを 1 件ずつ手動追加します。
i. [マッピングの追加] をクリックして移行元 Slack チャンネルを移行先チームチャネルにマッピングします。
ii. 移行元 Slack チャネル名を入力します。
iii. 移行先チーム名および移行先チーム メール アドレスを入力します。移行先チームが存在しなく、FLY で移行先チームを作成する場合、移行先チーム メール アドレスに使用されるドメインが移行先テナントの既定ドメインであることを確認します。
iv. 移行先チーム チャネルおよび移行先チャネル タイプを該当するドロップダウンリストからを選択します。移行先チャネルが既に存在する場合、チャネル タイプが正しいことを確認します。
*注意: 詳細方法を使用して移行を実行する場合、移行元パブリックおよびプライベートチャネルは標準チャネルにのみ移行できます。パブリック / プライベート チャネルからプライベート チャネルへのマッピングを追加する場合、移行でこのマッピングはスキップされます。パブリック / プライベート チャネルをプライベート チャネルに移行するには、移行の完了ジョブを実行することができます。また、複数のチャネルを 1 件のチームに移行する場合、1 件の移行プランに移行元チャネルおよび移行先チームのマッピングを追加することをお勧めします。
•手動構成の CSV ファイルを使用して、マッピングを一括でインポートします。
i. () アイコンにマウス カーソルを移動させ、[ダウンロード]
をクリックしてテンプレートをダウンロードするか、[エクスポート] をクリックし、Slack から Teams へのマッピング
ファイルをエクスポートして編集します。
ii. CSV ファイルで、各マッピングの情報を 1 行内で構成します。マッピングの構成方法については、以下のスクリーンショットおよび表を参照してください。
列 |
値 |
Source Slack Channel Name |
移行元 Slack チャネルの名前 |
Destination Team Name (移行先 ステップでチームが選択されている場合、すべての移行元 Slack チャネルに対して同一移行先チーム名を構成します。) |
移行先チームの名前 |
Destination Team Email Address (移行先 ステップでチームが選択されている場合、すべての移行元 Slack チャネルに対して同一移行先チーム メール アドレスを構成します。) |
移行先チームのプライマリ メール アドレス |
Destination Channel |
移行先チーム チャネルの名前 |
Destination Channel Type |
移行先チーム チャネルのタイプを示す値として、以下のいずれかを入力します。 標準 プライベート |
CSV ファイルの構成後、ファイルを CSV UTF-8 (コンマ区切り) (*.csv) タイプで保存してください。
iii. [インポート] をクリックして更新済みファイルをインポートします。
•自動マップ – [自動マップ] をクリックします。移行元 Slack チャネルおよび移行先チームは名前に基づいて自動マッピングされています。
12. マッピングの構成後は、以下のアクションを実行することができます。
•マッピング テーブルの最初の行のチェック ボックスをクリックすると、4 種類のオプションが表示されます。すべてのページまたは現在のページでマッピングを選択・選択解除することができます。
•検索ボックスに名前またはメール アドレスのキーワードを入力し、キーボードの Enter を押して指定のマッピングを検索します。
•マッピングの隣にある ()
ボタンをクリックしてマッピングを移行範囲から削除します。複数のマッピングを選択して、[削除]
をクリックすると、複数のマッピングを削除することができます。
•リボン上のマッピング タイプをクリックして、選択したタイプのマッピングを表示します。
13. [次へ] をクリックします。
14. 設定 手順で、以下の設定を構成します。
a. 移行プランの名前を入力します。
移行プロジェクトを複数のウェーブ (各ウェーブに複数のプランを含む) に分割することをお勧めします。各ウェーブまたはプランの移行レポートをシンプルに生成するため、プラン名を 部署-ウェーブ-プラン の形式で入力することをお勧めします。
b. ドロップダウン リストから移行ポリシーを選択します。[表示] をクリックして選択した移行ポリシーを表示するか、[新規] をクリックして新しい移行ポリシーを作成します。
c. データベース構成を選択し、ジョブ データを SQL Server に保存します。[表示] をクリックして選択したデータベース構成を表示するか、[新規] をクリックして新しい構成を作成します。詳細については、データベースの構成 を参照してください。
d. ドロップダウン リストからプラン グループを選択します。プランはプラン グループにより管理されます。個別のプランスケジュールは追加後に無効になります。[表示] をクリックして選択したプラン グループを表示するか、[新規] をクリックして新しいプラン グループを作成します。詳細については、プラン グループ を参照してください。
e. 移行のスケジュールを構成する場合、スケジュールを構成する チェックボックスを選択し、日単位 または 1 回のみ タブをクリックして再実行スケジュールを構成します。
o 移行プランの増分移行ジョブを 24 時間毎に実行する場合は、日単位 タブをクリックします。最初のジョブの開始日時および最後の増分ジョブの開始日時を選択します。FLY は開始日時に完全移行ジョブを実行し、24 時間毎に増分ジョブを実行します。スケジュールの最後の日に、構成された 最後の増分移行の開始日時 に実行する移行ジョブは 1 件のみとなります。
o 移行プランの移行ジョブを 1 回のみ実行する場合は、1 回のみ タブをクリックし、ジョブの開始日時を選択します。
f. 詳細設定 セクションで、会話の移行方法を選択します。
o 移行元 Slack チャネルのメンバーを移行する場合は、メンバーを移行する チェックボックスを選択します。この設定はクラシック移行方法にのみ使用できることに注意してください。
o 会話を HTML ファイルとして移行し、HTML ファイルを移行先チャネル フォルダーに保存する場合は、会話を HTML ファイルとして移行する チェックボックスを選択します。移行する会話の範囲を選択します。
§ すべての会話 を選択して移行元チャネルのすべての会話を移行します。
§ ... 以降の会話のみ を選択し、日付を選択して、指定した日付以降の移行元チャネル会話を移行します。
HTML ファイル
o 移行先チャネルで会話をライブ メッセージとして投稿する場合は、会話を投稿メッセージとして移行する チェックボックスを選択します。クラシック移行方法を使用して移行を実行する場合、会話を投稿メッセージとして移行するには、サービスアカウントが移行先接続で構成されている必要があります。
移行する会話の範囲を選択します。
§ すべての会話 を選択して移行元チャネルのすべての会話を移行します。
§ ... 以降の会話のみ を選択し、日付を選択して、指定した日付以降の移行元チャネル会話を移行します。
*注意: 移行ジョブの完了後、会話の範囲を以前の日付に編集して、同一プランの増分ジョブを実行すると、新しい日付から現在の日付までの会話メッセージが移行ジョブで移行されます。
*注意: クラシック方法を使用して移行を実行する場合、移行元会話メッセージの投稿順序を移行先に保持することができます。ただし、Microsoft API 制限により、移行先でメッセージの移行日時が投稿日時として表示され、サービス アカウントがメッセージの送信者として表示されます。FLY は、移行元の投稿日時および送信者を移行先メッセージに添付します。移行先チームが既に使用されており、チーム内に既存の会話が存在する場合、移行されたすべての会話は既存の移行先会話の後に一覧表示されます。これにより、最新の会話を見つけることが困難になる場合があります。この場合、すべての会話を簡単に特定できるように、会話を HTML ファイルとして移行することをお勧めします。
以下のスクリーンショットでは、クラシック方法を使用して会話を移行する方法を示します。
移行元の会話
移行先の会話
以下のスクリーンショットでは、詳細方法を使用して会話を移行する方法を示します。
移行元の会話
移行先の会話
o 移行先 Multi-Geo テナントの以下の場所にチームを作成する - このチェックボックスを選択して移行先 Multi-Geo テナントの場所を選択します。移行中に FLY は選択した場所に移行先チームを作成します。この機能を使用する場合、以下の追加情報を参照してください。
§ チェックボックスを選択し、ドロップダウン リストから場所を選択しない場合、FLY は移行先 Multi-Geo テナントの中央管理場所にチームを作成します。
§ チェックボックスを選択解除し、移行先接続用のアプリ プロファイル認証のみを使用する場合、FLY は移行先 Multi-Geo テナントの中央管理場所にチームを作成します。
§ チェックボックスを選択解除し、移行先接続用のサービス アカウント認証のみを使用する場合、FLY は移行先サービス アカウントとして移行先 Multi-Geo テナントの同じ場所にチームを作成します。
§ このチェックボックスはクラシック方法を使用する移行でのみ利用することができます。詳細方法を使用して移行プランを作成する場合、FLY は移行先 Multi-Geo テナントの中央管理場所にチームを作成します。
§ この機能は、Microsoft Education テナントのクラスまたは PLC チームの作成に対応しません。
15. [完了] をクリックすると、移行プランを保存します。[キャンセル] をクリックすると移行プランを下書きとして保存するか、または設定をキャンセルします。移行をただちに実行する場合は、[保存して実行] をクリックします。ポップアップウィンドウで、移行するデータの範囲を選択します。
•完全データ セットを移行する - 移行元のコンテンツをすべて移行先に移行します。
•増分変更を移行する - 前回の移行ジョブ以降に追加・更新されたコンテンツおよび失敗したコンテンツのみを移行します。(このプランの完全移行が実行されたことがある場合にのみ利用可能です)。
招待メッセージを有効または無効にするには、以下の説明を参照してください。
1. 移行プランで、招待メッセージを無効または有効にするマッピングを CSV ファイルにエクスポートするか、構成済みマッピング ファイルを使用することができます。
2. エージェント サーバー上の ...\APElements\FLY\Agent\bin\MicrosoftTeams ディレクトリで DisableAndEnableGroupWelcomeEmail.ps1 を右クリックして、PowerShell で実行 を選択します。
3. 資格情報を入力して、[OK] をクリックして PowerShell ウィンドウを開きます。
4. エクスポート済み CSV ファイルの完全パスを入力して、キーボードの Enter キーを押します。
5. 通知を無効にするには、オプション 1 を入力して、キーボードの Enter キーを押します。
通知を有効にするには、オプション 3 を入力して、キーボードの Enter キーを押します。
移行プラン ページで、ジョブ数またはマッピング数をクリックして、移行プラン内のジョブおよびマッピングを表示します。また、以下のプラン管理アクションを実行することもできます。
ウィザードビューで、移行プランの () ボタンをクリックして、使用可能なアクションを表示することができます。リスト
ビューで、移行プランの アクション 列配下に一覧表示されているボタンをクリックして、利用可能なアクションを実行することができます。
•移行プランの編集 () –
プランの情報および設定を更新します。詳細移行プランの移行先チームが移行の完了ジョブで完了されている場合、移行プランのマッピングを変更することはできません。
•完全ジョブをただちに実行
() -
完全移行ジョブをただちに実行し、すべてのコンテンツを移行元から移行先へ移行します。詳細移行プランの移行先チームが移行の完了ジョブで完了されている場合、移行プランの完全ジョブを実行することはできません。
•増分ジョブをただちに実行
() -
前回の移行ジョブ以降に追加・更新されたコンテンツおよび失敗したコンテンツのみを移行する増分移行ジョブを実行します。詳細移行プランの移行先チームが移行の完了ジョブで完了されている場合、移行プランの増分ジョブを実行することはできません。
•マッピングの表示および実行 -
プランのマッピングリンクをクリックしてこのプランのマッピングを表示します。マッピングを選択し、実行 ()
ボタンをクリックしてマッピングのジョブを実行することもできます。下書きプラン内のマッピングはここで実行できません。詳細移行プランの移行先チームが移行の完了ジョブで完了されている場合、移行プランのマッピングにジョブを実行することはできません。
•スケジュールの一時停止
() – [スケジュールの一時停止]
をクリックして、このプランの移行スケジュールを一時停止します。
•スケジュールの再開 () - [スケジュールの再開]
をクリックして、このプランの移行スケジュールを再開します。
•削除 () – 移行プランを削除します。