バージョン: FLY 4.8
リリース日: 2021 年 9 月 28 日
•移行前レポート 機能の名前が 検出 に変更されました。
•Microsoft 365 Multi-Geo テナントから、または Microsoft 365 Multi-Geo テナントへオブジェクトを移行することが可能になりました。(Exchange パブリック フォルダー移行では Microsoft 365 Multi-Geo テナントに対応していません。)
•ジョブ レポート、検出レポート、レポート データのストレージ場所を構成することが可能になりました。
•レポートのデータ取得スケジュールを構成できる個別の レポート設定 ページが追加されました。
•個別にインストールせずにスタンドアロン FLY アシストツールが使用可能になりました。
移行タイプごとの新機能と強化点
•サイト / ファイルを移行する際に、移行ポリシーを構成し、移行中にサイト / ファイルに適用される移行元秘密度ラベルの管理方法を定義することが可能になりました。
•移行中にファイルから移行元 IRM 制限を削除するかどうかを選択することが可能になりました。
•SharePoint/OneDrive for Business 接続のデザインが変更され、サイト コレクションの認証資格情報を一括で更新することが可能になりました。また、SharePoint 管理センター URL がカスタム URL である場合、追加の構成は必要なく、接続で URL を直接に入力することが可能になりました。
•SharePoint/OneDrive for Business 移行ポリシーで SharePoint オブジェクトが再分類され、SharePoint オブジェクトの移行範囲の定義がより容易になりました。
•SharePoint オンプレミス サイト コレクションから、または SharePoint オンプレミス サイト コレクションへの移行時に、FLY SharePoint ファーム ソリューションを使用して、ユーザー通知、ワークフロー インスタンスを移行し、移行元ユーザー / グループのマッピング対象移行先ユーザー / グループが存在しない場合にプレースホルダー アカウントを使用して移行元ユーザー / グループのメタデータを保持することが可能になりました。
•Exchange 移行で、メールが有効なセキュリティ グループをメールが有効なセキュリティ グループ / 配布グループ / Microsoft 365 グループに移行することが可能になりました。
•Exchange 移行ポリシーを構成する際に、移行対象メールの秘密度ラベルの管理方法を選択することが可能になりました。
•Exchange 増分移行で、追加・更新・失敗した所有者、メンバー、配布グループおよびメールが有効なセキュリティ グループの権限を移行することが可能になりました。
•回復可能なアイテム フォルダーで SubstrateHolds フォルダーの移行に対応しました。
•レポート ページでレポートをダウンロードすることが可能になりました。
•Microsoft 365 Multi-Geo テナントへの移行時に、移行先 Multi-Geo テナントの場所を選択し、その場所にチームを作成することが可能になりました。(この機能は、詳細方法を使用した移行では利用できません。)
•チームを移行する際に、移行ポリシーを構成し、移行中にチームおよびチームサイト内のファイル / メールに適用される移行元秘密度ラベルの管理方法を定義することが可能になりました。
•移行中にチーム サイト内のファイルから移行元の IRM 制限を削除するかどうかを選択することが可能になりました。
•Microsoft 365 Multi-Geo テナントへの移行時に、Microsoft 365 Multi-Geo テナントの場所を選択し、その場所に Microsoft グループを作成することが可能になりました。Microsoft 365 グループを移行する際に、移行ポリシーを構成し、移行中に、Microsoft 365 グループおよびチーム サイト内のファイル / メールに適用される移行元秘密度ラベルの管理方法を定義することが可能になりました。
•移行中にチーム サイト内のファイルから移行元 IRM 制限を削除するかどうかを選択することが可能になりました。
•クラシック方法を使用した Microsoft 365 Multi-Geo テナントへの移行時に、Multi-Geo テナントの場所を選択し、その場所にチームを作成することが可能になりました。
•チャネル会話メッセージを移行する際に、チャネル会話メッセージのカスタム移行先時間形式を構成することが可能になりました。
•移行中に承認アカウントを移行対象となる移行元チャネルのメンバーとして自動追加することが可能になりました。
•マニフェストを利用して Slack アプリを迅速に作成し、FLY でアプリを使用してワークスペースに接続することを可能にするスクリプトが利用可能になりました。
•バックアップのために Slack ワークスペースのダイレクト メッセージを OneDrive for Business にアップロードする場合、ダイレクト メッセージを HTML ファイルに変換する Slack Direct Message ツールを使用することが可能になりました。これにより、ダイレクト メッセージが読み込み可能で、ダイレクト メッセージ内のファイル リンクがファイルにダイレクトできることを保証できます。変換済みの HTML ファイルを OneDrive for Business にアップロードすることができます。ツール使用方法の詳細については、Slack 移行の準備 を参照してください。
•Outlook で移行元 PST ファイル側の制限がなくなりました。
•増分移行で、前回の移行ジョブ以降に新規追加・更新された Google グループ メンバーシップおよび失敗したメンバーシップを移行することが可能になりました。(Google グループ メンバーシップには、Google グループのメンバー、所有者、マネージャーが含まれています。)
•Google Vault の保持メールまたは Google グループ会話をエクスポートし、エクスポートされた保持データを Exchange に移行する PST ファイル移行 を実行することを可能にする Google Migration Vault ツールが利用可能になりました。
•移行元メールボックスのメール転送を一括で有効化することを可能にする Google Migration Forward ツールが利用可能になりました。
•パブリック フォルダーを共有メールボックスのフォルダーに移行することが可能になりました。
•Google ドライブ / ファイル システム / Box / Dropbox 検出範囲内のフォルダー数、ファイル数、合計サイズのみをスキャンするオプションが選択可能になりました。このオプションを選択すると、FLY は警告付きのフォルダー / ファイル、ファイル タイプごとのサイズなどの詳細情報をスキャンしてレポートすることはありません。
•Google ドライブ / ファイル システム / Box / Dropbox 移行ポリシーを構成する際に、移行で移行元トップレベル フォルダー内のオブジェクトのみを移行するオプションが選択可能になりました。
•以前のバージョンから FLY 4.8 にアップグレードした後、移行の ...\FLY\Agent\data\Migrator\FileMigrator\FileSystemMigrationConfiguration.xml ファイルは上書きされます。以前の設定を保持するには、ファイルを再構成する必要があります。
ファイル システム移行のみ:
•移行プランを構成する際に、ファイル システム接続なしでサービス アカウントを直接定義することが可能になりました。