ツールの準備や実行方法については、以下の説明を参照してください。
1. 以下の範囲が構成されているサービス アカウントを作成し、サービス アカウント用のプライベート キー (.json) ファイルを生成しておきます。
https://www.googleapis.com/auth/drive.readonly
詳細については、Google ドライブにおける権限 の サービス アカウント権限 セクションを参照してください。
2. サービス アカウントが作成されるプロジェクトで、Google Drive API が有効になっていることを確認してください。詳細については、Google ドライブにおける権限 の API 要件 セクションを参照してください。
3. 管理者アカウントは ドライブとドキュメント > 設定 権限を持つカスタム ロールを持つ必要があります。詳細については、Google ドライブにおける権限 の 管理者アカウント権限 セクションを参照してください。
4. 共有ドライブのサイズをスキャンするには、その共有ドライブには利用可能なコンテンツ管理者または管理者が存在する必要があります。詳細については、Google ドライブにおける権限 の 管理者アカウント権限 セクションを参照してください。
5. 構成ファイルを構成します。
a. Fly Server エージェント サーバーの …\FLY\Agent\bin\GoogleTools ディレクトリにある GoogleSharedDriveScan.exe.config ファイルを開きます。
b. <add key="AdminAccount" value=" " /> パラメーターの値を管理者アカウントのメール アドレスとして入力します。
c. 既定では、このツールは共有ドライブのサイズをスキャンしません。<add key="GetShareDriveSize" value=" " /> パラメーターの値を true に設定して、サイズをスキャンしてレポートすることができます。
d. 共有ドライブのファイル バージョン サイズもスキャンしてレポートする場合、<add key="IncludeFileVersions" value="false" /> パラメーターの値を true に設定してください。
*注意: ファイル バージョンのスキャンは、ジョブのパフォーマンスに影響します。
6. サービス アカウントのプライベート キー (.json) ファイルを検索します。ファイル名を Credentials.json に変更して、ファイルを再生成します。そのファイルをツール ファイルが存在するフォルダーに保存します。
1. 名前が GoogleSharedDriveNameList.csv である CSV ファイルを準備します。
2. 行毎にスキャンする共有ドライブ名・共有ドライブ ID を入力します。
3. ファイルをツール ファイルが存在するフォルダーに保存します。
4. ツール フォルダー内の GoogleSharedDriveScanTool.exe ファイルを右クリックし、[管理者として実行] をクリックしてツールを実行します。
*注意: フォルダーで共有ドライブを構成した GoogleSharedDriveNameList.csv ファイルを保存しないか、ファイル名が正しくない場合、ツールは Google ワークスペース内のすべての共有ドライブをスキャンします。
5. ジョブの完了後、ツール ファイルと同じディレクトリの Reports フォルダーで名前が GoogleSharedDriveScanReport_TimeStamp.csv であるレポートが見つかります。レポートで、以下の情報を確認できます。
• Drive Name – 共有ドライブの名前です。
• Member Name(UPN) – 共有ドライブ メンバーの UPN です。
• Type – User または Group はメンバーのタイプを意味します。
• Permission – メンバーの権限です。
• Status – Successful または Failed は、スキャンが正常に完了したかどうかを意味します。
• Comment – 失敗に対するコメントです。
共有ドライブ サイズのスキャンが構成されている場合、ツール ファイルと同じディレクトリの Reports フォルダーで名前が GoogleSharedDriveScanSizeReport_TimeStamp.csv であるレポートが見つかります。レポートで、以下の情報を確認できます。
•Drive Name – 共有ドライブの名前です。
•Size(MB) – 共有ドライブサイズです。
• Status – Successful または Failed は、スキャンが正常に完了したかどうかを意味します。
• Comment – 失敗に対するコメントです。
GoogleSharedDriveScanToolLog_20240414140831078.log ファイルは同じディレクトリの Logs フォルダーに生成されます。