ダイレクト メッセージの HTML ファイルへの変換

SlackDirectMessageTool を使用して、ダイレクト メッセージを HTML ファイルに変換するには、以下の説明を参照してください。

1.   SlackDirectMessageTool を使用する前に、ローカル場所にダイレクト メッセージをエクスポートします。

a.   ワークスペース設定ページで、エクスポート データ範囲を定義し、Slack ワークスペースから Slack メッセージをエクスポートします。Slack メッセージのエクスポート方法については、ワークスペースのデータをエクスポートする を参照してください。

^*注意: ダイレクト メッセージの他に、定義済みエクスポート データ範囲内のチャネル メッセージもエクスポートされます。SlackDirectMessageTool はダイレクト メッセージのみを HTML ファイルに変換します。

b.   エクスポートの完了後、エクスポートされた Slack メッセージを ZIP ファイルにダウンロードして、その ZIP ファイルを目的のローカル場所に解凍します。

2.   ツールがダイレクト メッセージを HTML ファイルに変換するワークスペースのメンバーを定義します。

a.   CSV ファイルを準備して、CSV ファイルに ID、FullName、Email 列を追加します。

b.   以下のようにワークスペース メンバーの ID、FullName、Email 列の値を構成します。

o  ID – ワークスペース メンバー ID を列の値として入力します。

o  FullName – ワークスペース メンバーの完全名前を列の値として入力します。

o  Email – ワークスペース メンバーのメール アドレスを列の値として入力します。

構成の例については以下のスクリーンショットを参照してください。

c.    CSV ファイルに構成を保存します。

CSV ファイルは、すべてのローカル場所に保存でき、SlackDirectMessageTool によって使用されます。

3.   ワークスペース メンバーの OneDrive for Business URL を構成します。

このツールは、ダイレクト メッセージ内のファイル リンクを OneDrive for Business の URL に置き換え、ダイレクト メッセージを HTML ファイルに変換します。これにより、ダイレクト メッセージが OneDrive for Business にアップロードされた後、ファイル リンクがファイルにダイレクトできます。

a.   CSV ファイルを準備して、CSV ファイルに ID、FullName、Email、OneDriveUrl 列を追加します。

b.   以下のようにワークスペース メンバーの列値を構成します。

o  ID – ワークスペース メンバー ID を列の値として入力します。

o  FullName – ワークスペース メンバーの完全名前を列の値として入力します。

o  Email – ワークスペース メンバーのメール アドレスを列の値として入力します。

o  OneDriveUrl – ワークスペース メンバーのダイレクト メッセージをアップロードする移行先 OneDrive for Business の URL を入力します。

c.    CSV ファイルに構成を保存します。

構成の例については以下のスクリーンショットを参照してください。

CSV ファイルは、すべてのローカル場所に保存でき、SlackDirectMessageTool によって使用されます。

4.   ツールが解凍済みダイレクト メッセージ フォルダーおよび上記で構成された CSV ファイルを確実に取得できるためには、...\FLY\Agent\bin\SlackDirectMessageTool.exe.config ファイルで以下のノードを構成します。

•    <add key="ExportedDataFolder" value=" "/> – 解凍済みダイレクト メッセージ フォルダーの完全パスを入力します。

•    <add key="UserMappingFile" value=" "/> – ステップ 3 で構成された CSV ファイルの完全パスを入力します。

•    <add key="usersCsvPath" value="Users that need to be migrated"/> – ステップ 2 で構成された CSV ファイルの完全パスを入力します。

•    <add key="ResultPath" value=" "/> – ダイレクト メッセージ、ダイレクト メッセージに添付されたファイル、ジョブ レポートの変換された HTML ファイルを保存するフォルダーを定義します。

o  フォルダー名を直接入力することができます。上記のオブジェクトを保存するため、フォルダーはツールと同一ディレクトリに作成されます。

o  上記のオブジェクトを保存するため、フォルダーの完全パスを入力することもできます。

•    <add key="WorkSpaceName" value=" "/> – フォルダー名サフィックスのワークスペース名を入力します。

ツールは、ワークスペース メンバー毎に 2 つのフォルダーを作成し、ダイレクト メッセージが変換された HTML ファイル、およびダイレクト メッセージ内のファイルをそれぞれのフォルダーに保存します。

構成を SlackDirectMessageTool.exe.config ファイルに保存します。

5.   ツールを実行するには、...\FLY\Agent\bin ディレクトリで SlackDirectMessageTool.exe アプリケーション ファイルをダブルクリックします。

ジョブの完了後、ワークスペース メンバーのダイレクト メッセージは HTML ファイルに変換されます。また、変換された HTML ファイルおよび添付ファイルを保存するフォルダーが作成され、ダイレクト メッセージおよび添付ファイルのジョブ レポートが作成されます。<add key="ResultPath" value=" "/> ノードの定義されたフォルダーでオブジェクトを検索することができます。

変換された HTML ファイルおよび添付されたファイルを保存しているフォルダーを OneDrive for Business にアップロードすることができます。