IMAP/POP3 移行

    ConnectIMAPServerTimeout IMAP サーバーに接続する際のタイムアウト期間を定義します。既定では、Fly Server 30 分以内に IMAP サーバーに接続できない場合、Fly Server IMAP サーバーの接続がタイムアウトしたとみなされます。

タイムアウト期間を更新する場合、ConnectIMAPServerTimeout=" " 文字列を追加し、目的の期間を値として入力します。単位は です。例: ConnectIMAPServerTimeout=40

    DisableAutoAssignLicense Microsoft 365 ライセンスを移行先ユーザーに自動的に割り当てるかどうかを定義します。既定では、Microsoft 365 ライセンスを移行先ユーザーに自動的に割り当てます。

Microsoft 365 ライセンスを移行先ユーザーに自動的に割り当てたくない場合、DisableAutoAssignLicense=true 文字列を追加します。すべての移行先ユーザーが Microsoft 365 ライセンスを持っていることを確認してください。Microsoft 365 ライセンスを持っていない移行先ユーザーが存在する場合、移行ジョブは失敗します。この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。

    DisableImapSubjectCheck IMAP で移行元メールの件名を確認するかどうかを定義します。既定では、移行元メールの件名が IMAP で有効であるかどうかを確認します。無効な件名が存在する場合、Fly Server は件名を再度取得します。

IMAP で移行元メールの件名を確認しない場合、DisableImapSubjectCheck=true 文字列を追加します。この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。

    HierarchyDelimiter フォルダー パス内の親フォルダーとそのサブフォルダーの間の文字を定義します。既定では、フォルダー パス内の文字は \ です。Fly Server は、\ に基づいて親フォルダーとサブフォルダーを区別し、移行元のフォルダー構造を移行先に保持します。

移行元フォルダー パス内の文字が \ ではなく、移行元のフォルダー構造を移行先に保持する場合、HierarchyDelimiter=" " 文字列を追加し、移行元フォルダー パス内の文字を値として入力します。例えば、移行元フォルダー パス内の文字が / である場合、HierarchyDelimiter=/ を入力する必要があります。

    MessageDownloadTimeout IMAP サーバーからデータをダウンロードする際のタイムアウト期間を定義します。既定では、データを 5 分以内にダウンロードできなかった場合、ダウンロードがタイムアウトしたとみなされます。

タイムアウト期間を更新する場合、MessageDownloadTimeout=" " 文字列を追加し、目的の期間を値として入力します。単位は です。例: MessageDownloadTimeout=10

    MigrateFromLotusNotes 移行元サーバーが Lotus Notes である場合、移行元フォルダー構造を移行先に保持するかどうか、移行元フォルダーのサブフォルダー内のアイテムを移行するかどうかを定義します。既定では、移行元フォルダーを移行できますが、移行元フォルダー構造を移行先に保持せず、移行元フォルダーのサブフォルダー内のアイテムも移行しません。

移行元フォルダー構造を保持してアイテムを移行する場合、MigrateFromLotusNotes=true 文字列を追加します。この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。

    PauseJobTime 移行を中断する時間範囲を定義します。

PauseJobTime=" " 文字列を追加して、希望する時間範囲を値として入力することができます。時間は 24 時間表示です。例: PauseJobTime=9-17 移行ジョブは毎日の午前 9 時から午後 17 時まで中断され、午後 17 時から翌日の午前 9 時まで実行されます。

    Pop3ServerHostList 特別な POP3 サーバー名を定義します。既定では、POP3 サーバー名は pop で始まります。移行元の POP3 サーバー名が pop で始まっていない場合、移行プランに追加さされたマッピングの検証と移行ジョブの両方は失敗します。

移行ジョブ正常に実行できることを保障するには、Pop3ServerHostList=" " 文字列を追加し、移行元 POP3 サーバー名を値として入力することができます。例: Pop3ServerHostList=partner.outlook.cn複数の POP3 サーバー名を追加するには、セミコロン (;) で区切ってください。例: Pop3ServerHostList=partner.outlook.cn;partner.outlook.office365.com

*注意: カスタム機能を有効にしても、移行プランに追加されたマッピングの検証は失敗します。マッピングが検証を合格できることを保障するには、移行元 POP3 サーバー名を値として Fly Server マネージャーの \FLY\Manager\Control\bin\TimerService.exe.config ファイルの <add key="Pop3ServerHostList" value="" /> ノードに入力することができます。例: <add key="Pop3ServerHostList" value="partner.outlook.cn" />複数の POP3 サーバー名を追加するには、セミコロン (;) で区切ってください。例: <add key="Pop3ServerHostList" value="partner.outlook.cn;partner.outlook.office365.com" />構成後FLY Timer Service を再起動します。

    systemFolderMappings 移行元および移行先の削除済みアイテム、下書き、迷惑メール、送信済みアイテム フォルダーのマッピングを定義します。移行元のこれらのシステム フォルダーの名前が移行先と異なる場合、移行後に移行元のフォルダー構造が保持されない可能性があります。

移行先でフォルダー構造を保持する場合、systemFolderMappings=<Source Deleted Items Name=TRASH><Source Drafts Name=DRAFT><Source Junk Email Name=SPAM><Source Sent Items Name=SENT> 文字列を追加し、移行元システム フォルダー名を値として入力します。例: systemFolderMappings=<Deleted Items=TRASH><Drafts=DRAFT><Junk Email=SPAM><Sent Items=SENT>

    virtualFolders 移行元フォルダーの親フォルダーを定義します。移行元フォルダーの親フォルダーが IMAP API によって取得できない場合、移行元のサブフォルダーのみが移行先に移行され、そのフォルダーは 移行元親フォルダー名\移行元フォルダー名 の形式で命名されます。

移行元のフォルダー構造を保持する場合、virtualFolders=<Source Parent Folder Name=VirtualFolder> 文字列を追加して、移行元の親フォルダー名を値として入力します。例えば、移行元親フォルダー名が FolderA の場合、virtualFolders=<FolderA=VirtualFolder> を入力する必要があります。

    WaitingAssignedLicenseSyncTimeout 移行先ユーザーにライセンスを割り当てた後にメールボックスを作成するまでの待機時間を定義します。既定では、移行先ユーザーのメールボックスが 30 分以内に作成されなかった場合、メールボックスの移行は失敗します。

待機時間を更新する場合、WaitingAssignedLicenseSyncTimeout=" " 文字列を追加し、目的の時間を値として入力します。単位は です。例: WaitingAssignedLicenseSyncTimeout=50