Gmail メール転送の有効化

移行元 Gmail メールボックスのメール転送を有効にする Gmail Post Migration ツールの使用方法については、以下の手順を参照してください。

^*注意: Gmail メール転送を有効化するには、作成されたサービス アカウントが存在するプロジェクトで Gmail APIが有効になっており、サービス アカウントに https://www.googleapis.com/auth/gmail.readonly および https://www.googleapis.com/auth/gmail.settings.sharing OAuth スコープが設定されていることを確認してください。詳細については、Gmail における権限 を参照してください。

Gmail メール転送を有効化するため、各転送先メールボックスにリンクと認証コードを含むメールが送信されます。リンクをクリックするか、受信した認証コードを使用して、Gmail メール転送の認証を完了する必要があります。ただし、転送先メールボックスのドメインが移行元 Google Workspace に存在する場合、または移行元 Google Workspace 内の既存ドメインのサブドメインである場合、認証がスキップされる場合があります。以下のステップ 1 - 2 を参照して、移行元 Google Workspace に既存のドメインを追加するか、既存のドメインのサブドメインを追加することができます。

1.   Google Admin プラットフォーム に移動して、移行元 Google Workspace にドメイン (contoso.com) を追加します。

^*注意: ドメインを追加するユーザーは、特権管理者 である必要があります。

2.   Microsoft 365 管理センター に移動して、移行先 Microsoft 365 テナントに手順 1 (sub.contoso.com) のドメインのサブドメインを追加します。

移行元メールボックスに送信されたメールが移行先メールボックスにリダイレクトできるようにするには、移行元メールボックスに関連するすべての移行先ユーザーに対して、サブドメインのエイリアスを追加する必要があります。詳細については、ユーザー用サブドメインのエイリアスの追加 セクションを参照してください。

3.   Fly Server マネージャー サーバー上の ...\APElements\FLY\Agent\bin\GoogleTools ディレクトリに移動します。

4.   GmailPostMigrationTool.exe.config ファイルをメモ帳で開きます。

5.   <add key="JobType" value= " " />  ノードの value=" " 属性値を forwarding に変更します。

6.   Gmail Post Migration ツールが移行元 Google Workspace に接続できるようにするには、移行元サービス アカウントの .json ファイルを作成・ダウンロードし、ファイル名を Credentials.json に変更して、そのファイルを ...\APElementsFLYAgentGoogleTools ディレクトリにコピーする必要があります。

JSON ファイルを作成・ダウンロードするには、以下の手順を参照してください。

^*注意: サービス アカウントを管理するユーザーはプロジェクトの所有者である必要があります。

a.   Google サービス アカウント に移動します。

b.   プロジェクトを選択します。プロジェクト内のアカウントが表示されます。

c.    サービス アカウントのリスト ページでは、既存サービス アカウントの アクション () ボタンをクリックして、[鍵を管理] をクリックし、[鍵を追加] をクリックして [新しい鍵を作成] をクリックします。JSON タイプを選択し、[作成] をクリックして秘密鍵を含むファイルをダウンロードします。

7.   ...\APElements\FLY\Agent\bin\GoogleTools ディレクトリの ForwardUserList.csv ファイルを開いて、.csv ファイルで移行元メールボックスの以下の列値を構成します。

•    Source Email Address – メール転送を有効にする移行元メールボックスのメール アドレスを入力します。

•    Destination Email Address – 移行元メールボックスの該当する移行先メールボックスのメール アドレスを入力します。手順 2 のサブドメインが移行先メールボックスのエイリアスとして追加されていることを確認します。

•    Enable Forwarding – 移行元メールボックスのメール転送を有効にする場合は、True を入力します。移行元メールボックスに送信される新規メールは、移行先メールボックスに転送されます。  メール転送を無効にする場合、False を入力します。

•    Keep Mail’s copy in the inbox – 転送するメールのコピーを移行元のメールボックスに保持する場合は、True を入力します。メール転送を無効にする場合、False を入力します。

8.   ForwardUserList.csv ファイルに構成を保存します。

9.   GmailPostMigrationTool.exe ファイルを右クリックし、[管理者として実行] をクリックしてツールを実行します。ツールの実行後、ForwardReport-(TimeStmap).csv 名前のレポート ファイルおよび GmailPostMigrationTool_Forwarding_(TimeStmap).log 名前のログ ファイルは、...\APElements\FLY\Agent\bin\GoogleTools ディレクトリの レポート または ログ フォルダーに生成されます。

ジョブの完了後、移行元メールボックスに対してメール転送が有効になります。

^*注意: 移行元 Google Workspace にドメインを追加する際に多少の遅延があります。これにより、メール転送ジョブが失敗になる可能性があります。この問題が発生した場合、後で再試行してください。