Fly は、移行元データの移行方法を定義するために、Slack 移行用の複数のカスタム機能を提供します。機能を使用するには、以下の情報を参照してください。
•ChannelMessagePageCount – 1 ウェーブで移行元チャネルメッセージの取得回数を定義します。既定の数値は 1000 です。移行中に予期しないエラーが発生しないように、この数値を変更しないことをお勧めします。
•ConversationTimeZone – 移行された会話にどの移行先タイム ゾーンを使用するかを定義します。
*注意: 構成したタイム ゾーンのシステム言語は、Fly エージェント サーバーのシステム言語と同じである必要があります。
o 既定では、クラシック方法を使用した移行の場合、移行先で移行された会話の投稿時間は UTC タイム ゾーンを使用します。
ConversationTimeZone=timezone 文字列を追加し、timezone を目的のタイム ゾーンに置き換えることで、移行先のタイム ゾーンをカスタマイズすることができます。
o 詳細方法を使用した移行では、移行先チャネルが標準チャネルである場合、移行先に投稿されたメッセージの移行先タイムゾーンは、移行先チームにアクセスするマシンと同じになり、この文字列はそれらのメッセージに適用されません。
移行先 HTML ファイルとして移行されたメッセージ、または移行先チャネルがプライベート チャネルである場合は、ロジックはクラシック方法を使用した移行と同じです。
•DateTimeStringFormat – 移行された会話の移行先の時間形式を定義します。既定では、時間形式が yyyy-MM-dd hh:mm:ss です。
DateTimeStringFormat=" " 文字列を追加し、カスタム時間形式を文字列値として構成することで (例: mm-dd-yyyy hh:mm:ss)、移行先の時間形式をカスタマイズすることができます。
•GroupRequestRetryCount – 移行における移行先チームを取得するための再試行回数を定義します。既定では、移行先チームを最初に取得できない場合、10 回再試行します。
既定の 10 回の取得回数が要求を満たさない場合、GroupRequestRetryCount=" " 文字列を追加し、カスタムの整数を文字列値として構成します。
また、Fly は毎回、既定間隔に従って、移行先のチームを取得します。1 回目の間隔は 10 秒、2 回目の間隔は 20 秒、その後の各間隔は 10 秒ずつ増加します。取得間隔をカスタマイズするには、RetryIntervalTime=" " 文字列を追加し、カスタムの整数を文字列値として構成します。たとえば、文字列の値として 20 に設定する場合、1 回目の間隔は 20 秒になり、2 回目の間隔は 40 秒になり、その後の各間隔は 20 秒ずつ増加します。
•HSMJobTimeoutMinutes – チャネル内のファイルの移行期間を定義します。既定では、ファイルの移行期間が 900 分を超過すると、そのファイルの移行は失敗します。既定の期間を変更しないことをお勧めします。
•MaxItemFailedCountToFailedJob – 移行ジョブで失敗したファイルの数を定義します。既定では、移行ジョブで 100 ファイルが失敗した場合、移行ジョブは失敗します。
MaxItemFailedCountToFailedJob=" " 文字列を追加し、目的の正の整数を文字列値として構成することで、数値をカスタマイズすることができます。
•MergeReplysInMessage – 移行におけるチャネル会話メッセージおよびその返信メッセージを 1 つのメッセージにマージするかどうかを定義します。既定では、Fly は移行元会話メッセージおよびその返信メッセージを個別のメッセージとして移行します。
スロットリングを軽減するために、MergeReplysInMessage=True 文字列を追加し、移行におけるそれらのメッセージを 1 つのメッセージにマージすることを選択できます。(詳細方法を使用してプライベート / 標準チャネルを標準チャネルに移行する場合、マージ機能は使用できません。Fly は移行元会話メッセージとその返信メッセージを個別のメッセージとして移行します)。
•MessageLengthLimitation – チャネル会話メッセージの文字数制限を定義します。既定では、メッセージの長さが 28,000 文字を超過すると、メッセージは HTML ファイルとして移行されます。
MessageLengthLimitation=" " 文字列を追加し、目的の正の整数を文字列値として構成することで、許可する文字数をカスタマイズすることができます。
•SlackChannelCreatorAsTeamOwner – 移行元のチャネル作成者を移行先のチーム所有者として移行するかどうかを定義します。既定では、移行元のチャネル作成者を移行先のチームメンバーとして移行します。
移行元のチャネル作成者を移行先のチーム所有者として移行する場合、SlackChannelCreatorAsTeamOwner=True 文字列を追加します。この機能を無効化するには、文字列の値を false に変更するか、機能文字列を削除します。
•SlackRequestRetryCount – 移行における移行元オブジェクトを取得するための再試行回数を定義します。既定では、移行元オブジェクトを最初に取得できない場合、5 回再試行します。
既定の5 回の取得回数が要求を満たさない場合、SlackRequestRetryCount=" " 文字列を追加し、より大きい整数を文字列の値として構成します。
また、Fly は毎回、30,000 ミリ秒の既定間隔に従って、移行元のオブジェクトを取得します。SlackRequestSleepInterval=" " 文字列を追加し、より大きい正の整数を文字列値として構成することで、取得間隔をカスタマイズすることができます。
•PackageCountCapacity – 移行元チャネル内のファイルのパッケージ サイズ上限を定義します (アイテム数で計算します)。既定のパッケージ サイズの上限 (100 件のファイル) は、変更しないことをお勧めします。
•PackageSizeCapacity – 移行元チャネル内のファイルのパッケージ サイズ上限を定義します (アイテム サイズで計算します)。既定のパッケージ サイズの上限 (100 MB) は、変更しないことをお勧めします。
(移行ジョブは、SlackFileHSMBatchCount と SlackFileHSMBatchSize のどちらが先に使用するかに依存します。)
•UsePlaceHolder – 移行元チャネル内のファイルに対し、どのアカウントを所持アカウントとして使用し、どのアカウントが移行先の更新者 / 作成者メタデータとして表示するかを定義します。既定では、ユーザー マッピングが構成されていない場合、または移行先ユーザーが移行先に存在しない場合、移行元ユーザーの表示名が移行先で更新者 / 作成者メタデータとして表示されます。
UsePlaceHolder=False 文字列を追加することで、システム アカウント を移行先で更新者 / 作成者メタデータとして表示することを選択できます。