パフォーマンス設定の構成

Fly では、標準最高 の 3 件の Built-in パフォーマンス レベルが提供されています。1 件のエージェントで 1 回につき処理できる移行マッピング数は選択したパフォーマンスレベルによって異なります。カスタム を選択し、希望の数値を入力して、パフォーマンスレベルを定義することもできます。1 回につき処理可能なマッピングが多いほど、移行パフォーマンスが向上します。

Fly エージェントのマッピングの処理方法

パフォーマンス設定を構成する前に、Fly エージェントのマッピングの処理方法については、以下の説明を参照してください。

2 つのプランがあると仮定します (プラン A と プラン B)。各プランには 5 つのマッピングがあります: A1、A2、A3、A4、A5; B1、B2、B3、B4、B5 これらのプランには 2 つのエージェントを共有しており、各エージェントは同時に 3 つのマッピングを実行できます。

    SharePoint/OneDrive、Exchange、Microsoft 365 Groups、Microsoft Teams、Slack、PST ファイル、IMAP/POP3、Gmail、Google ドライブ、ファイル システム、Box、Dropbox 移行のプランを実行する場合、エージェント 1 とエージェント 2 は同時に A1、A2、A3、A4、A5、B1 を実行して、次に B2、B3、B4、B5 を実行します。

プランをプラン グループに追加する場合:

プランを並行して実行する – エージェント 1 とエージェント 2 は同時に A1、A2、A3、A4、A5、B1 を実行して、次に B2、B3、B4、B5 を実行します。

プランを順番で実行する – エージェント 1 とエージェント 2 は同時に A1、A2、A3、A4、A5 を実行します。プラン A の完了後、B1、B2、B3、B4、B5 を実行します。

    Exchange パブリック フォルダー移行のプランを実行する場合、 エージェント 1 とエージェント 2 は同時に A1、A2、B1、B2 を実行し、次に A3、A4、B3、B4 を実行して、最後に A5、B5 を実行します。 

プランをプラン グループに追加する場合:

プランを並行して実行する – エージェント 1 とエージェント 2 は同時に A1、A2、B1、B2 を実行し、次に A3、A4、B3、B4 を実行して、最後に A5、B5 を実行します。

プランを順番で実行する – エージェント 1 とエージェント 2 は同時に A1、A2 を実行し、次に A3、A4、その後 A5 を実行します。プラン A の完了後、B1、B2、B3 を実行して、最後に A5、B5 を実行します。

パフォーマンス設定の構成

パフォーマンス設定を構成する方法については、以下の説明を参照してください。

1.  Fly にログインします。

2.  画面左側の 管理 をクリックし、全般設定 を選択して、全般設定 ページが表示されます。

3.  パフォーマンス タブをクリックします。

4.  指定のパフォーマンス レベル オプションを選択します。

各タイプの移行で 1 回につき処理できる移行マッピング数については、以下の表を参照してください。

移行タイプ

標準レベルのマッピング数

高レベルのマッピング数

最高レベルのマッピング数

SharePoint

3

5

7

Exchange

3

5

7

Exchange パブリック フォルダー

3

5

7

Microsoft 365 Groups

3

5

7

Microsoft Teams

3

5

7

Slack

1

3

5

PST ファイル

3

5

7

IMAP または POP3

1

3

5

Gmail

1

3

5

Google ドライブ

1

3

5

ファイル システム

3

5

7

Box

1

3

5

Dropbox

1

3

5

 

お使いのエージェント マシンが 4 コア以上であり、メモリが 8 GB 以上の場合、移行パフォーマンス レベルは 最高 を選択することをお勧めします。

5.  [適用] をクリックして設定を保存します。