推奨のオペレーティング システム: Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022、Windows 10、Windows 11
推奨のセットアップ:
•エージェントがインストールされている 1 件の Fly Server マネージャーが、最大 5 件の Fly Server エージェントを管理します。
•エージェントがインストールされていない 1 件の Fly Server マネージャーが、最大 10 件の Fly Server エージェントを管理します。
Fly Server マネージャーの要件:
•4 コア・8 GB メモリ以上
•1 TB データ以下の移行プロジェクトに対しては、100 GB 以上のディスク容量をお勧めします。
•1 TB データを超える大規模な移行プロジェクトに対しては、500 GB 以上のディスク容量をお勧めします。
Fly Server エージェントの要件:
•4 コア・8 GB メモリ以上
•1 TB データ以下の移行プロジェクトに対しては、40 GB 以上のディスク容量をお勧めします。
•1 TB データを超える大規模な移行プロジェクトに対しては、500 GB 以上のディスク容量をお勧めします。
帯域幅:
•パフォーマンス最適化に向けたマシンの推奨ネットワーク帯域幅は 100 Mbps 以上です。
Slack から Teams への移行では、先にファイルを移行し、その後会話を移行します。移行の合計期間は、ファイルの移行期間と会話の移行期間の合計です。移行ジョブの速度は会話の数とファイルのサイズに依存しています。
•ファイルの場合
セットアップされると、平均移行速度が 10 GB/時間/マッピングで、一般的には各エージェントが同時に 3 件のマッピングを実行します。
•会話の場合
会話を投稿メッセージまたは HTML ファイルとして移行することができます。以下のデータは、会話を投稿メッセージとして移行する場合の速度です。
o クラシック移行方法:
セットアップされると、クラシック方法の平均移行速度が 1150 件の会話/時間/マッピングで、一般的には各エージェントが同時に 3 件のマッピングを実行します。
o 詳細移行方法:
セットアップされると、詳細方法の平均移行速度が 12500 件の会話/時間/マッピングで、一般的には各エージェントが同時に 3 件のマッピングを実行します。
上記のインフラストラクチャを使用して、移行できるコンテンツ量を計算することができます。
*注意: テナントのスロットリングはテナントによって異なるため、この速度は参考程度に留めておいてください。複数のエージェントを追加し、1 回に複数のマッピングを実行する場合、Slack によるスロットリングは増加し、移行速度は遅くなる可能性があります。
クラシック移行方法のスループット
合理的なクラシック移行速度は約 1150 件の会話/時間/マッピングです。マッピングの数が多いと、スロットリングも多くなるため、実際の速度は計算された速度よりはるかに遅くなる可能性があります。詳細については、以下の説明を参照してください。
•1150 件の会話/時間/マッピング*エージェント毎 3 件のマッピング*エージェント数*1 日の移行時間数
上記の 10 件のエージェント / 1 件のマネージャー、1 日 12 時間の移行を例とする場合:
1150*3*10*12=14000 件の会話/日
詳細移行方法のスループット
合理的な詳細移行速度は約 12500 件の会話/時間/マッピングです。マッピングの数が多いと、スロットリングも多くなるため、実際の速度は計算された速度よりはるかに遅くなる可能性があります。詳細については、以下の説明を参照してください。
•12500 件の会話/時間/マッピング*エージェント毎 3 件のマッピング*エージェント数*1 日の移行時間数
上記の 10 件のエージェント / 1 件のマネージャー、1 日 12 時間の移行を例とする場合:
12500*3*10*12=4500000 件の会話/日
ファイル移行のスループット
一般的には、ファイルの合理的な移行速度は 10 GB/時間/マッピングです。上記の 1 件のマネージャー / 5 件のエージェントの構造で、1 日 12 時間の移行を例とする場合、実際の移行パフォーマンスは以下の通りです。
平均移行速度/時間/マッピング*エージェントあたりのマッピング*エージェント数* 1日あたりの移行時間数=10*3*5*12≈1.8 TB/日
上記の計算はあくまでも一例です。移行パフォーマンスに影響する可能性のある要因が多数あることに注意してください。
•上記のスループット数は完全移行を対象としています。一般的には、増分移行の場合、スループットが低くなる可能性があります。Fly Server は増分移行の移行済みアイテムの状態を確認するために時間を費やす必要があります。
•上記の結果は、多くのテストに基づいた理想的な値です。移行速度は移行先テナントによって異なる場合があります。パイロット ジョブの結果と同じ方法で日毎のスループットを見積もることをお勧めします。
•Fly Server インフラストラクチャの送信・受信のネットワーク帯域幅
•移行元と移行先のスロットリング問題
•Fly Server エージェント マシン / SQL Server の仕様およびパフォーマンス
•その他
より高いスループットが必要である場合は、2 セット目の Fly Server 移行インフラストラクチャを設定する必要がある場合があります。スループットを向上させるために、異なるプランで異なる移行元アプリおよび移行先サービス アカウントを使用することもできます。
エージェント マシンが 4 コア以上であり、メモリが 8 GB 以上の場合、最高 のパフォーマンス レベルを選択することをお勧めします。
ただし、ボトルネックが移行元または移行先にある場合、Fly Server インフラストラクチャを増やしても、スループットをさらに向上させることはできません。
本番の SQL Server への影響を避けるために、移行データベース専用の SQL Server インスタンスを設定することをお勧めします。サーバーの仕様は、4 コア CPU、16 GB RAM を搭載したマシンで、SQL メモリの使用量を最大 12 GB に制限する必要があります。大規模な移行の場合、空きディスク容量は 1 TB 以上である必要があります。
大規模な移行の場合、複数の移行データベースが必要となる場合があります。
Fly Server インフラストラクチャを設定する際に、より厳しいファイアウォール ルールが存在する場合、Fly Server で使用するポート を参照してください。
Slack 移行の必須エンドポイントについては、Slack 移行の必須エンドポイント を参照してください。
一般的には、各プランに 500 GB 未満の移行元コンテンツおよび 200 件未満のマッピングを含める必要があります。
サイズの大きいチャンネルが存在する場合、各プランに 1 件のチャネルの 1 件のマッピングのみを含めることをお勧めします。