6.(カットオーバー) 移行元と移行先が共存する場合のメール転送を構成する

移行する追加のウェーブが存在する場合、メール転送が必要です。

移行元と移行先の両方でメールの転送を有効にする必要があります。

    双方向の転送を設定する

移行先へ移行されたすべての移行元ユーザーの場合、メールを移行元から移行先へ転送します。 

移行先へ移行する予定のすべての移行元ユーザーの場合、メールを移行先から移行元へ転送します。 

§ 各ウェーブでは、このウェーブで移行されたユーザーの転送を変更する必要があります。  

§ 必要に応じて、この転送はウェーブの開始前に設定することができます。  

    グローバル連絡先を設定します。

移行先で、移行元テナントのグローバル連絡先として移行されたすべてのユーザーの新しいメール アドレスを設定します。 

これは、既に移行先テナントに移行された開催者からの予定表更新を許可するためです。

すべての移行元ユーザーを移行先テナントのグローバル連絡先として設定します。 

これは、移行元に残っている開催者から、既に移行先テナントに移行された出席者への予定表更新を許可するためです。

詳細については、Exchange 移行の準備 を参照してください。

Microsoft 365 側での転送の設定

既定では、Microsoft 365 が組織外への転送をブロックしています。転送が動作できることを確認するには、スパム対策の設定で送信スパム フィルター ポリシーを変更し、自動転送を オン にして、組織外へのメッセージの自動転送を許可します。https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/security/office-365-security/external-email-forwarding?view=o365-worldwide を参照してください。

メール転送を設定するには、Fly Server プラン ページの 事後移行 メール転送を構成する を選択するか、次の PowerShell コマンドを使用します。

Set-Mailbox -Identity user@contoso.com -DeliverToMailboxAndForward $false -ForwardingSMTPAddress "user@anothercontoso.com"

https://docs.microsoft.com/ja-jp/Exchange/recipients/user-mailboxes/email-forwarding?view=exchserver-2019 を参照してください。