2.SharePoint 移行ポリシーを構成する

SharePoint 移行ポリシーでは、競合解決、フィルター ポリシー、ユーザー マッピング、列マッピング、コンテンツ タイプ マッピング、テンプレート マッピング、SharePoint 移行用の他のオプションを構成することができます。詳細については、SharePoint 移行ポリシーの構成 を参照してください。

移行ポリシーで SharePoint オンプレミス ワークフロー定義を Microsoft 365 Power Automate フローに変換する オプションを選択しており、一部のユーザーをフローの共同所有者として共有している場合、移行後、移行先の共同所有者にメール通知が送信されます。

移行元のデータを最大限に保持するため、コンテナー レベルの競合解決として マージする を使用し、コンテンツ レベルの競合解決として 最終更新日時に従って上書きする を使用することをお勧めします。以下の競合条件および競合アクション表を参照して、移行の適切な競合解決ポリシーを決定することもできます。

コンテナー レベルの競合解決

コンテナー

関連データ

競合条件

マージ アクション

スキップ アクション

サイト コレクション

サイト コレクションの管理設定

移行元と移行先のサイト コレクションの URL が同じです。

移行元サイト コレクションの管理設定およびすべてのサイト ユーザーを移行先にマージします。

移行元関連データの移行をスキップし、移行先の設定および権限を保持します。

すべてのサイト ユーザー

サイト

サイトの設定

移行元と移行先のサイトの URL が同じです。

サイトの設定およびサイトの権限を移行先にマージします。

移行元関連データの移行をスキップし、移行先の設定および権限を保持します。

サイトの権限

リスト / ライブラリ

リスト / ライブラリの設定

移行元と移行先のリスト / ライブラリの名前が同じです。

移行先リスト / ライブラリの設定を移行元で上書きします。

移行元リスト / ライブラリの権限を移行先にマージします。

移行元関連データの移行をスキップし、移行先の設定および権限を保持します。

リスト / ライブラリの権限

 

コンテンツ レベルの競合解決

コンテンツ

競合条件

スキップ アクション

上書きアクション

追加アクション

最終更新日時に従って上書きするアクション

フォルダー

(関連データ: フォルダーのメタデータおよび権限)

移行元と移行先のフォルダー名が同じです。

移行元関連データの移行をスキップし、移行先の設定および権限を保持します。

移行先で競合するフォルダーを削除し、移行元のフォルダーを移行先に移行します。

追加する 競合解決はフォルダーをサポートしていないため、Fly Server はフォルダーに対して スキップする を使用します。

移行元更新日時が移行先更新日時より後である場合、移行先の競合フォルダーを削除して、移行元フォルダーを移行先に移行します。

ドキュメント

移行元と移行先ファイルの名前・固有 ID が同じです。

移行元ファイルの移行をスキップします。

移行先で競合ファイルを削除し、移行元のファイルを移行先に移行します。

移行先の競合ファイルを保持し、移行元ファイルを、サフィックス (_1_2...) が追加された新しいファイル名で移行します。

移行元更新日時が移行先更新日時より後である場合、移行先の競合ファイルを削除して、移行元ファイルを移行先に移行します。

リスト アイテム

移行元と移行先アイテムの tp_GUID または固有 ID が同じです。

移行元アイテムの移行をスキップします。

移行先の競合アイテムを削除し、移行元のアイテムを移行先に移行します。

移行先の競合アイテムを保持し、移行元のアイテムを、新しいランダムな固有 ID を持つ重複のアイテムとして移行します。

移行元更新日時が移行先更新日時より後である場合、移行先の競合アイテムを削除して、移行元アイテムを移行先に移行します。