2.OneDrive 移行ポリシーを構成する

OneDrive 移行ポリシーでは、競合解決、フィルター ポリシー、ユーザー マッピング、コンテンツ タイプ マッピング、テンプレート マッピング、OneDrive 移行用の他のオプションを構成することができます。詳細については、OneDrive 移行ポリシーの構成 を参照してください。

移行元のデータを最大限に保持するため、コンテナー レベルの競合解決として マージする を使用し、コンテンツ レベルの競合解決として 最終更新日時に従って上書きする を使用することをお勧めします。以下の競合条件および競合アクション表を参照して、移行の適切な競合解決ポリシーを決定することもできます。

コンテナー レベルの競合解決

コンテナー

関連データ

競合条件

マージ アクション

スキップ アクション

OneDrive

サイト コレクションの管理設定

移行先ユーザーが OneDrive サイトを持っています。

移行元サイト コレクションの管理設定およびすべてのサイト ユーザーを移行先にマージします。

移行元関連データの移行をスキップし、移行先の権限を保持します。

すべてのサイト ユーザー

サイト

サイトの権限

移行元と移行先のサイトの URL が同じです。 

サイトの権限を移行先にマージします。 

移行元関連データの移行をスキップし、移行先の権限を保持します。 

リスト / ライブラリ

リスト / ライブラリの設定

移行元と移行先のリスト / ライブラリ名 / URL が同じです。

移行先リスト / ライブラリの設定を移行元で上書きします。

移行元リスト / ライブラリの権限を移行先にマージします。

移行元関連データの移行をスキップし、移行先の設定および権限を保持します。

リスト / ライブラリの権限

 

コンテンツ レベルの競合解決

コンテンツ

競合条件

スキップ アクション

上書きアクション

追加アクション

最終更新日時に従って上書きするアクション

フォルダー

(関連データ: フォルダーのメタデータおよび権限)

移行元と移行先のフォルダー名が同じです。

移行元関連データの移行をスキップし、移行先の設定および権限を保持します。

移行先で競合するフォルダーを削除し、移行元のフォルダーを移行先に移行します。

追加する 競合解決はフォルダーをサポートしていないため、Fly Server はフォルダーに対して スキップする を使用します。

移行元更新日時が移行先更新日時より後で指定されている場合、移行先の競合フォルダーを削除して、移行元フォルダーを移行先に移行します。

ドキュメント

移行元と移行先ファイルの名前・固有 ID が同じです。

移行元ファイルの移行をスキップします。

移行先で競合ファイルを削除し、移行元のファイルを移行先に移行します。

移行先の競合ファイルを保持し、移行元ファイルを、サフィックス (_1_2...) が追加された新しいファイル名で移行します。

移行元更新日時が移行先更新日時より後で指定されている場合、移行先の競合ファイルを削除して、移行元ファイルを移行先に移行します。

リスト アイテム

移行元と移行先アイテムの tp_GUID または固有 ID が同じです。

移行元アイテムの移行をスキップします。

移行先の競合アイテムを削除し、移行元のアイテムを移行先に移行します。

移行先の競合アイテムを保持し、移行元のアイテムを、新しいランダムな固有 ID を持つ重複のアイテムとして移行します。

移行元更新日時が移行先更新日時より後で指定されている場合、移行先の競合アイテムを削除して、移行元アイテムを移行先に移行します。