1.Fly Server でマッピングおよびプランを構成する

Fly Server でファイル システムの移行を実行する方法の詳細については、ファイル システム移行の実行 を参照してください。PowerShell を使用して移行プランを作成し、移行を実行することもできます。詳細については、PowerShell での Fly Server の使用 を参照してください。

ガイドラインは以下の通りです。

    大量のアイテムでのフォルダーの分割

大量のアイテムを処理する場合、プロジェクト スケジュールに合わせて、検出ジョブによって生成された移行元データの評価に従って、移行元フォルダーを複数のマッピングに分割することができます。

    Fly Server では、標準最高 3 件の既定パフォーマンス レベルをカスタマイズすることができます。1 件の Fly Server エージェントで 1 回につき処理できる移行マッピング数は選択したパフォーマンス レベルによって異なります。1 回につき処理可能なマッピングが多いほど、移行パフォーマンスが向上します。

ファイル システムの高速移行で、既定のマッピング数は 5 です。これは、1 件のエージェントで 5 件のマッピングを並行して実行できることを意味します。

プロジェクトの経験から、より良いパフォーマンスを得る場合は、以下のルールに従ってください。

1 件のマッピングのサイズは約 100 GB です。

1 件のプランで約 100 件のマッピングが存在します。

1 件のマッピング内のファイル数は 100 万未満である必要があります。

    移行ポリシーで あなたと共有 オプションが選択された場合、移行結果の正確性を確保するために、...\FLY\Manager\Control\Config\Configuration\FS_Preference.config 構成ファイルで <add key="UsePlaceholder" value=" "/> ノードの value=" " 属性値を False に設定することをお勧めします。

    Fly Server のファイル システム移行では、ドラッグ & ドロップ モードとインポート モードが提供されています。

プラン構成は以下の例を参照してください。

事例1: 大量のデータを含むフォルダーを移行します。

移行元フォルダー構造:

トップレベル フォルダー A

--フォルダー 1、フォルダー 2、フォルダー 3、フォルダー 4、フォルダー 5、フォルダー 6、フォルダー 7、フォルダー 8、フォルダー 9、フォルダー 10 (各フォルダーには大量のデータが含まれています。)

ソリューション 1 - インポート モードの CSV ファイル

移行元

オブジェクト レベル

移行先

オブジェクト レベル

方法

\\\****\folder1

フォルダー

https://contoso.sharepoint.com/sites/FileSystem/library1

ライブラリ

結合する

\\\****\folder2

フォルダー

https://contoso.sharepoint.com/sites/FileSystem/library2

ライブラリ

結合する

\\\****\folder3

フォルダー

https://contoso.sharepoint.com/sites/FileSystem/library3

ライブラリ

結合する

\\\****\folder4

フォルダー

https://contoso.sharepoint.com/sites/FileSystem/library4

ライブラリ

結合する

\\\****\folder5

フォルダー

https://contoso.sharepoint.com/sites/FileSystem/library5

ライブラリ

結合する

\\\****\folder6

フォルダー

https://contoso.sharepoint.com/sites/FileSystem/library6

ライブラリ

結合する

\\\****\folder7

フォルダー

https://contoso.sharepoint.com/sites/FileSystem/library7

ライブラリ

結合する

\\\****\folder8

フォルダー

https://contoso.sharepoint.com/sites/FileSystem/library8

ライブラリ

結合する

\\\****\folder9

フォルダー

https://contoso.sharepoint.com/sites/FileSystem/library9

ライブラリ

結合する

\\\****\folder10

フォルダー

https://contoso.sharepoint.com/sites/FileSystem/library10

ライブラリ

結合する

 

ソリューション 2 ドラッグ & ドロップ モード

フォルダー 1 ~ 10 をそれぞれ移行先のライブラリ 1 ~ 10 にドラッグ ドロップします。

方法: 結合する

移行の結果: フォルダー 1 ~ 10 のコンテンツは、それぞれ移行先のライブラリ 1 ~ 10 に移行されます。

 

事例 2: 比較的少量のデータのトップレベル フォルダーを移行し、フォルダー 1 を除外する

移行元フォルダー構造:

トップレベル フォルダー

--フォルダー 1、フォルダー 2、フォルダー 3、フォルダー

ソリューション: インポート モード

移行元: フォルダー B

移行先: https://contoso-my.sharepoint.com/personal/userA_contoso_onmicrosoft_com/Documents/File System

方法: 添付する 

フィルター ポリシー: フォルダー >名前 がフォルダー 1 と異なる 

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション, メール

自動的に生成された説明

移行の結果: トップレベル フォルダー B を移行先フォルダーに移行します。フォルダー B とフォルダー 2/3/4 内のすべてのドキュメントが移行され、フォルダー 1 にデータは含まれません。移行ジョブ レポートで、フォルダー 1 配下のすべてのデータが除外済みと表示されます。 

    ファイル システムの移行用にメタデータ ファイルを構成してメタデータを移行する場合は、プラン設定を構成する際に、詳細設定 セクションの メタデータをカスタマイズする チェックボックスを選択します。

A screenshot of a computer

Description automatically generated

移行元フォルダー / ファイルのメタデータ ファイルを生成するには、メタデータ ファイルを生成する オプションを選択します。その後、ファイル システム移行プランの 完全メタデータ ファイルを生成する ジョブまたは 増分メタデータ ファイルを生成する ジョブを実行することができます。

完全データ セット用のメタデータ ファイルを生成する 完全メタデータ ファイルを生成する ジョブを実行して、すべての移行元フォルダー / ファイルのメタデータ ファイルを生成します。

増分変更用のメタデータ ファイルを生成する 増分メタデータ ファイルを生成する ジョブを実行して、前回のメタデータ ファイル生成ジョブ以降に新規追加・更新されたフォルダー / ファイルのメタデータ ファイルを生成します。

以下のことに注意してください。   

完全メタデータ ファイルを生成する ジョブは、完全移行ジョブの実行前に実行する必要があります。増分メタデータ ファイルを生成する ジョブは、増分移行ジョブの実行前に実行する必要があります。

メタデータ ファイルの生成ジョブを再実行することはできません。