移行先テナントでパブリック フォルダー メールボックスとパブリック フォルダーを作成するには、ユーザーは Exchange 管理者 である必要があります。
*注意: パブリック フォルダー メールボックスの記憶域制限は最大100 GB ですが、個別のパブリック フォルダーの記憶域制限は最大 25 GB で、スタンドアロン プランとは異なります。詳細については、Exchange Online の制限 セクションのスタンドアロン プラン間の記憶域制限と記憶域制限を参照してください。ただし、パブリック フォルダーのサイズが 20 GB に近づくと、Microsoft 365 は別のパブリック フォルダー メールボックスを自動作成して、自動分割操作ジョブを実行する可能性があり、時間がかかる場合があります。これを回避するには、パブリック フォルダーに異なるパブリック フォルダー メールボックスを構成し、各フォルダーのサイズが 20 GB 未満であることを確認することをお勧めします。
移行の移行先として使用されるパブリック フォルダー メールボックスおよびパブリック フォルダーを作成するには、以下の説明を参照してください。
1. Exchange 管理センターでパブリック フォルダー メールボックスを作成します。
2. フォルダーを作成するには、パブリック フォルダーを作成するには 2 種類の方法があります。
•Exchange 管理センターでパブリック フォルダーを手動で作成します。
•CreatePublicFolder.ps1 ファイルを実行して、Exchange 管理センターでパブリック フォルダーを一括で自動作成します。PS1 ファイルを実行するには、以下の説明を参照してください。
i. CreatePublicFolder.ps1 ファイルをダウンロードします。
ii. CSV ファイルを準備します。CSV ファイルで、作成するパブリック フォルダーを構成し、コンテンツを保存するパブリック フォルダーの既存パブリック フォルダー メールボックスも構成します。
*注意: CSV ファイルでトップレベル パブリック フォルダーのサブフォルダーを構成し、PS1 ファイルを使用してサブフォルダーを作成する場合は、トップレベル フォルダーからサブフォルダーまでの各行でフォルダー階層を構成してください。
以下の構成例として、フォルダー パス PF01\A\B\C でサブフォルダー C を作成する場合、各行にそれぞれ PF01、PF01\A、PF01\A\B、PF01\A\B\C を構成する必要があります。
CSV ファイルに構成を保存します。CSV ファイルの取得するために、CreatePublicFolder.ps1 ファイルに CSV ファイル パスを構成する必要があります。
iii. Windows PowerShell を移行先 Exchange サーバーに接続します。詳細については、リモート PowerShell を使用した Exchange サーバーへの接続 および Exchange Online PowerShell V2 モジュールのバージョン情報 を参照してください。
iv. Windows PowerShell で CreatePublicFolder.ps1 ファイルを実行し、移行先のパブリック フォルダーを作成します。
ジョブ完了後、パブリック フォルダーの作成結果を報告する CreatePublicFolder_Report_(TimeStamp).csv ファイルが自動生成されます。